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いつでも死は隣に。/DINER 第59話「Reminiscence&Remodeling②」感想(ヤングジャンプ2019年1号)

2018-12-06 | DINER
                                
                                生き抜くために。









先週の予想通り、少年はボンベロでした
ボンベロは、本当は入りたくてこの世界に入って来た訳じゃない
むしろ「入らざるを得なかった」のだと思う
ろくでもない両親、
汚い大人、
誰も助けてくれない世界・・・
自分で強くなるしか術がなかったから、形式的には望んだ形になってるけど、
本来なら普通の家庭のように「当たり前の生活」を送りたかったんじゃないかなあ・・・。って思いました
殺し屋なんて金目当てかイカれたヤツばっかだと思ってたけど、ボンベロの場合それしか逃げ道がなかったんですよね
誰も守ってくれないのなら、手前で自分の身を守るしかない、、、という苦肉の決断だったのだと
顔の傷はその“覚悟”の証し・・・という事で気持ち的にグッと来るお話でもありました。







ただ・・・
ボンベロは元々冷徹な性格だった訳じゃなく、
本当は優しい男だとも思うんです
両親の扱いに耐え、
バスの中で有り体な親子に憧憬を感じていた・・・
それが彼の元来持っていた本懐なのでは?って思うんですよね
決して、残忍や殺伐を望んでこの世界に入って来た訳ではない。。考えると、
今までのカナコに対する扱いも納得出来るような気がする
心の中では、
ある意味「家族」のような何かを望んでるのかもしれない・・・?って思ってしまったんですが、
それと同時にカナコを守り抜く事で「強くなりたい」というあの日の誓いを間接的に叶えてたのかもしれないですね
一度は失いかけた命、家庭にも社会にも未練も居場所もない、ボンベロのルーツが正しく描かれていた良回でした。







しかしまあ、
このタイミングでとなジャンに移籍とは・・・(泣)。
引きがショッキングなものである分、本誌で読めなくなるという事実と併せて二重に落ち込みましたね
ただ、物語自体が終わる訳ではないので・・・素直に来年1月17日を楽しみに待ちたいと思います
勿論、また感想も書いていくつもりなので、引き続きお好きな方は宜しくお願いします!
本誌連載、約1年半もの間お疲れさまでした!!





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