サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

モノブライト「LIVE 2016 bright eyes」@渋谷CLUB QUATTRO 16.1.17

2016-01-19 | LIVE
                                   
一昨日は新生モノブライトを観に渋谷へ。










いきなり個人的な話になるんですけど、
ここ数本ずっと椅子有りのハコやホールでライブを観てたので
ライブハウスで観るのが実に約1ヶ月ぶり・・・だったんですよね
1ヶ月なら別に久々でもないじゃん?と思われそうですが(笑
ただ、数本椅子有りというのは体感的には「あ、ライブハウス久々」って感覚を作りだしちゃうものなんですね
だから、その意味でも新鮮でしたし普段よりも始まる前の心のテンションも高くて
実際に狂騒的なフロアでもみくちゃになってたら「ああ、こういうのもこういうのでいいなあ・・・」って実直に思えて(笑
やっぱり渋谷クアトロはああいう風にどしゃめしゃな光景が凄く似合うハコだなあ、って改めて感じました
アラサーなんでホールのが楽かな?とか感じつつ、これはこれで必要っていう(笑)。

ライブ自体は、もう完璧だったんじゃないですかね
ぶっちゃけドラマーの瀧谷さんが抜けて最初のライブだし
初めはもっとリズムがぎこちなかったり、加えて最近ライブの本数も激減してたんで
もうちょっと「手探り」的な要素の強いライブになるのかな・・・とか思ってたら
〇〇コーナーを作ったり演出の面で優れてて、
構成もバッチリで
尚且つ桃野さんのMCやアジテーションも凄く上手くて
何より各々の表現力自体が確実に進化されてる印象を受けたんですね
この新生モノブライトの初ワンマンツアーを成功させる為に相当努力したんだろうなあ、、、ってのが如実に伝わって来るライブで
そういうところからもこのバンドが佇まいや言動からは感じさせない(ようにしてる?)ストイックさがフルに出ていて素晴らしいなあ、と感じたのでした。

中でも後半の「大盛り上がり」を越えて「狂騒」とまで表現したいレヴェルのピーク感は凄まじいものがありました
元々かなり演奏技術が高いライブバンドだとは思ってましたけど、あそこまで盛り上がったのは
モノブライトライブ参加歴約6年でも初めてだった気がする、、、
臨界点突き破るくらいの狂騒っぷりで
だけど、
アーティスティックな一面はとことんアーティスティックに表現して・・・と
ある意味(お客さんのノリの良さ、モノブライトを待望してた感を含めて)ベストパフォーマンスだったのでは。。とか書きたくなるくらい素晴らしい公演でした
有り体に「最高でした!」の一言で済ませたくなるくらいにただただエネルギッシュで、尚且つ音楽愛たっぷりのモノブライトの“誠実さ”だらけの夜
そんな素敵な一夜を体験出来てとっても幸せでした。ありがとうございました。














この日は生憎の雨・・・だったんですが
この日は雨にまつわる曲もセットリストに入ってたので今振り返るとちょうど良かった気もする(笑
会場に着くと既に満員の客・客・客、、、ちょっとスシ詰めに近い状態だったので
「こりゃキツい」と思いつつ内心は結構嬉しい気持ちもあったり(笑
渋谷クアトロも約10ヵ月ぶりくらいに来たなあ・・・とかしみじみ感じながら
ライブは5人編成(!)で新曲からスタート この時点ではまだお客さんもチームモノブライトも手探り感覚だった気がする
ちなみにサポートとしてキーボードにWONDERVERの村上奈津子さんとドラムにSISTER JETのケンスケアオキさんが参加されてました
どっちも相当上手くてかなり豪華なサポートメンツだったなあ、って振り返って思います。

都会的な風と憂いの表現を迸らせた「デイドリームネイション」からパッと会場の空気も変わり
初期の代表曲注入で雰囲気をほぐす配慮もイイなあ・・・と思いつつさり気に音の分厚さにも気持ち良さを感じてました
心地良い疾走感に酔い痴れながら、ここで始まりのMC「あけましておめでとうございます!」

「今日はピッチリ七三分けで・・・」「編成について色々言いたい事もあるでしょうが・・・」とちょいちょい笑いを取りつつ(笑
ここで“四季のコーナー”と称してモノブライトの楽曲の中から春夏秋冬を歌ったものを一曲ずつ披露するコーナーへ
こういう試みは中々無い上に「夏はあの曲かな?」とか、そういう予想する楽しみもあったりして中々粋な演出だったと思う
 生で聴くとよりメロディの良さが光っていた「旅立ちと少年2」から始まり、
桃野さんがタンバリンを鳴らしながら軽快に響かせた「夏メロマンティック」は本当に初夏の匂いがする出来栄えになっていて
そういう表現力の向上だったり、以前よりもシックにまとめた歌もすこぶる良いなー、と
純朴で心地良い“夏っぽさ”が実に最高でした
そこから個人的に大好きな「雨にうたえば」!
最近もよく「ADVENTURE」聴いてて、聴く度にこの曲のアンニュイで物悲しいメロディにウットリしてたのでこれは相当に嬉しい選曲でした
この曲が秋のイメージだっていうのもよく分かるし・・・スロウダンス出来るような縦ノリの気持ち良さ
芸術的な“憂い”の表現の素晴らしさ、そしてちょっとヘドバンも出来るんじゃね?ってくらいビートが効きまくってて、手放しで絶賛したいくらいの好演でした
この曲はバラードながら結構反応も良かったし、演出も盛り上がったしで演者的にも手応えあったのでは?とか思った
すっごく聴いてて気持ち良かったなあ、、、とウットリしつつ(この曲好き過ぎてごめんなさい笑)
最後は新曲の、グッドメロディが光る「冬、今日、タワー」でポップに締め。
この曲終演の際にも掛ってたけどきっちりポップス然としている振り切れ感も含めて良かったです。冬にはよく似合うあったかいメロディ。


去年はライブの本数が5本(!)だったとか
ツアーも全然組まれなかったしね・・・でも、活動はしてなかった訳ではなく
ずっと新曲を作り続けていたそうで、そこで出来た新曲を披露します、って事で・・・
「この曲をゲスの極み乙女。とベッキーに捧げます!」という前置きで(爆笑)新曲「心(表記適当)」をドロップ
ちなみに歌詞の内容が“真実”だったんでそんな曲紹介をしたんだと思いますが、会場はバカウケで凄かったですね
なのに桃野さん一つも笑わずシリアスな表情を貫き通す、という徹底っぷり笑。 毒であり、エールでもあったんでしょうね。

曲自体は、ちょっと憂いの効いた、それとささくれだったギターフレーズも実直に格好良いかなりイイ具合の楽曲でした
松下さんが歌う箇所や桃野さんと松下さん二人で歌う箇所もあったりそういうトコもまた楽しかった
新曲と言っても9年前くらい(だったかな)からある曲をようやく形にした曲だそう
沁みる歌詞でもあったので、この曲もまたリリースが楽しみです

そこから、大好きなアルバム「ACME」からまさかの「スロウダイヴ」!!
決して盛り上がるタイプの曲ではないし、楽曲自体もディープなバラッドなのに
新生モノブライト初のワンマンツアーでセトリに組み込んでくれたのが嬉しすぎましたね~
会場に着くまでずっと「ACME」聴いてたのも手伝ってやたら感動してしまいました
モノブライトは桃野さんの存在が目立つバンドではありますが、
この曲のパフォーマンス見てたら松下さんのギターも相当キてる・・・!と感じざるを得なかった
それくらいの轟音をステージに叩き付けつつ、ケンスケさんの繊細なドラミングもまた聴き応え抜群で
正直この辺から「ケンスケさんのドラム、“合う”なあ」って密かに感じてました

逆に桃野さんの鳴らす「ジャーン!」というギターフレーズと地に足が付いた歌が兎角格好良かった「孤独の太陽」も素晴らしかった
いぶし銀な雰囲気でありながらきっちりメロディの良さも光らせてる好演に陶酔しつつ、
「Are you ready!?」と桃野さんが何度も煽る、という最高の前置きを経て
カルメラ(バンド)のホーン隊もゲストに迎えてここからいよいよライブも終盤、大盛り上がりの熱狂を迎えて行きました。


まず初っ端からキラーチューン「頭の中のSOS」を投入
疾走感と共にちょびっと切なさも滲むビートと歌がやっぱり良いなあ、と感じながら
この曲もまた以前よりも音が厚くなっている、それは編成云々とかではなく
表現力の向上によるものをまざまざと感じながら盤石の盛り上がりを体感していました
そこから再びメロディのパンチ力の高い新曲を混ぜて
新旧織り交ぜた質の高いステージを展開
この新曲は「簡単に好きとか言わないで」みたいな歌詞が個人的に印象に残ってますね
そんなひねくれロックを展開しつつ、その2曲が潤滑油となって続く「踊る脳」では・・・なんというか、爆発してしましたね、色々(笑

もうイントロの段階から会場の熱量と声援が凄くて
その後はもうフロアの誰もが踊り狂う、軽い狂騒状態にまでなってました
もう何やっても盛り上がるというか、
もう何聴いてても気持ちが良いというか、
完全に音楽的オルガズムそのまんまの凄まじい熱演と熱狂がそこには生まれてました
自由にカオティックに人々が音楽に、パフォーマンスに陶酔している様は、渋谷クアトロがどしゃめしゃになっている様は
正にライブハウスの旨味、醍醐味そのままで実直に「楽しいなあ!」って思える好演になってましたね
いやはや、凄かった・・・とか思う間もなく
続く「JOY JOYエクスぺリエンス」では「こんなの初めて!?」って感じるくらいの強烈なオイオイコールが発生!!
自分ももう完全に興奮して何を考える暇もなくオイオイ!って拳突き上げてコールしちゃいましたけど、
あんな風に自然にイカされるのがやっぱり一番気持ち良いんだよなあ・・・と聴きながら思っていました
また音源にもホーンが入っているのでその意味でもこの曲をホーン有りで聴けて良かったです
尚1番のサビでマイクの調子が悪く?声が聴こえなかったのはご愛嬌(笑
 あんなに昂ぶった気持ちで、自然にオイオイコールやって気持ち良かった、というのは中々なかったかも分かりません
それくらいこの日のモノブライトのライブは盤石であり、またここまでモノブライトの表現、ライブ構成力は進化したんだなあ、、、と思わざるを得ませんでした
この日の「JOY JOYエクスぺリエンス」は俺アラサーなのに完全にキッズのマインドに戻されてしまいましたね・・・
それくらい鍛え抜かれたアンサンブルと桃野さんのアジテーション力に乾杯!です
お客さんの「これを待ってたんだよ!」感も凄くて、
正(ただ)しくお互いが愛情を持って求め合う、
正にSEXのようなライブだったんじゃ・・・と今振り返って思います
そんな“お客さんのモノブライトに対する愛情や求めてる感”にも胸打たれた公演でした。
凄まじい一体感を作り上げ、
最後に心地良い新曲をプレゼントしてこの日の本編は終了
音楽に対する誠実さも、(良い意味で)グダグダのMCを卒業したちょっと大人になった手さばきもとても素晴らしく思える
新生モノブライト初の東京ワンマンにして早速ピークを刻んでしまったかのような名演でした。ありがとうございました。










1.新曲
2.デイドリームネイション
3.旅立ちと少年2
4.夏メロマンティック
5.雨にうたえば
6.冬、今日、タワー
7.新曲(心)
8.スロウダイヴ
9.孤独な太陽
10.FUNKTOPIA
11.頭の中のSOS
12.新曲
13.踊る脳
14.JOY JOYエクスぺリエンス
15.ビューティフルモーニング(新曲)

16.あの透明感と少年
17.アナタMAGIC









アンコールでは新曲の配信と新ツアーを行うこと、
これからは「チームモノブライト」として音楽として活動を継続していく、という事(多分形態にはこだわらない、という意味合いかな)
それからツアーの東京の日程を発表する時に「どこだと思う?」と観客に問い掛けたら「武道館!」って答えが返って来て
「そんな簡単に取れる訳ないだろ!」「フラカンが何年かかったと思ってるんだ!?」とキレてたのもめちゃくちゃ爆笑してしまった(笑
素直な表情で「ライブっていいよね・・・。」と語ってたのも印象的で
それまでの歩みの苦労や、今の嬉しさなんかも何となく感じながら・・・
きっとお客さんも同じ気持ちだったに違いない。

そして、人気曲2曲を惜しげもなくサービスしてこの日のライブは幕を閉じました
「アナタMAGIC」では曲間にメンバー紹介も挟んで来て、またいちいちお客さんを煽って来るので
余計に盛り上がって、自分もぴょんぴょん飛び跳ねてまたしてもイカされてしまった、という印象(笑
とびっきりのアンセムで、最高の多幸感で締める、という構成も見事で
この日のモノブライトのライブは、
新生モノブライト初のワンマンツアーとして
最善を尽くし切った・・・という印象の先述のように完璧に近いライブ運びだった気がします
初っ端でこのクオリティなら、今後の、2016年のモノブライトにも期待しちゃいますね。
取り敢えず久々のロングツアーをおねだりしたい気持ちなんですが(笑
ひとまずはあまりにも最高過ぎたこの夜の記憶を反芻しながらモノブライトの音楽に酔っていたい気持ちです
メンバー、サポートメンバーの方々、スタッフ、ハコのスタッフ、そして一緒に盛り上がった同士の皆様ありがとう&お疲れさまでした。
丁寧な前戯の後できちんとイカされた挙句、更にイカされてしまったようなとんでもなく素晴らしいワンマンでしたね。 それが、個人的な本音です。


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。