サブカルチャーマシンガン

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奥田民生「ラビットツアー~MTR&Y~」@市原市市民会館 23.1.28

2023-04-05 | LIVE











1月の終わりに奥田民生のライブを市内で観ました。。








先述のように、
この公演は今自分が住んでいる市原市にて鑑賞したものです
なので、この会場には自転車で行って自転車で帰宅しましたし、
よく「全国ツアーであなたの町に行く。」と言いますけど、
本当に来たな。というか、
マジでおらが町に有名なロック・ミュージシャンが来たんでテンション上がりましたし、
それだけでも嬉しいというかこれは市民として是非参加したいというか...
市原市民が、
市原市民会館を利用するのって、
正にTHE市原市民ですよね!という感じでしたね(笑
正直言って自分の好きな歌手が来る事も少ないのでそういう意味ではちょっと浮かれてた冬の日でした。

で、
民生さんのライブを観るのは都合2回目で、
しかも以前も同じ市原市市民会館で実はこのブログで当時レポも書いています
奥田民生さんはちょいちょい市原に来てくれるから実に素晴らしい人格者ですね笑←←
その時とはセトリも結構変わっててその時聴けなかった楽曲も多くて非常に楽しいライブでした
ぶっちゃけ、
都心部などと比べると市原って相当田舎だと思うんですけど、
ただ、
それでも自分が生きて暮らしてる町な訳で・・・
そこで聴くロックは(自分にとっては)特別なものとして響いてました
よく〇〇市民会館、〇〇市民ホールとか聞くけど、実際にその市の市民である確率はほぼ無いですから笑
そういう意味ではとってもレアリティがあってこの夜もまた忘れられない一夜になったのでした。
では、以下。















「いかにも」な入り口。。





ライブは、
「THE FIRST TAKE」でも披露している「太陽が見ている」からスタート。
早速市原の地に民生さんの重厚でどこか温かい歌が響き渡る。
この曲では、
「俺たちを待っている誰かがいるかもしれないぜ」というフレーズがあって、
それが・・・聴いていて凄くグッと来たしロマンチックな歌詞だなあ。と感じました。
何かを想像しながら生きていくのも一つの人生の楽しみ方だとは思いますね。
更に、
爽やかさもあった「無限の風」と正に掴みはOK.な相様で公演は進んで行く。
そしたら、
20年以上前のヒット曲「月を超えろ」を披露!!
この曲では威勢の良いロックサウンドに乗せて民生さんが「市原~!!」と強めのシャウト
この時、すごくブルっと震える感覚があったというか、無性に背中を押された気分になっていました
その上、
歌唱や演奏自体も力強く豪快で、
年齢を感じさせない若々しさと共に前のめりな音像に浸れて非常にブチ上がった序盤の一幕でした。。
というか、「市原」というシャウトの後に「ゴー」ってフレーズが来たならば、
もうホント聴き手を鼓舞してる風にしか聴こえない~というか。
そういう意味ではとっても胸アツな一曲でした...!


その雄々しい流れに乗って「ライオンはトラより美しい」
この曲も格好良かったしTHEロックショウという雰囲気も心地良くてスムーズに陶酔出来ました
そこから、
初期の名曲「カヌー」で民生さんの純朴な歌声を中心に聴かせ、
更に「音のない音」でワンダフルなムードを拡張していく流れも良かったですね
始まりはロックンロール・モードでしたがポップでカラフルな面も魅せていったイメージ。

バッキバキの演奏にもテンションが上がった「愛のボート」、
この曲はリリース時によく聴いてたのもあって正直嬉しかったです(笑
リズミカルなアンサンブルに浸りつつ、
間奏ではトリップ感もあったりして初日とは思えない熟練度に感動。。
その後も、
「白から黒」
「明日はどうだ」と
民生印のロックンロールを展開。
中でも、スピード感のある演奏と共に披露された「KYAISUIYOKUMASTER」という曲、
この曲は特に良かったですしアッパーな雰囲気も最高でバリバリに盛り上がってた記憶です。
「倍の倍」というフレーズの痛快さと若手か!ってくらい勢いたっぷりの演奏が実に恍惚的でした♪
多少狂ってるような部分もあってその非日常的な危うさもまたステキに感じましたね。。


中盤のハイライトは、
個人的には「トリッパー」という曲でした。
この曲では民生さんの❝歌❞が際立っていて・・・とにかく全部良かったんですね
「もうあちこちだめんなった」
「だけどそのエンジンはまわりつづけていた」
「まっさおな空はまだまっさおではない」
「きっとすごいあれを見たい」

等々、
名フレーズのオンパレードで歌詞がいちいち胸に突き刺さってた気がする。
それをあの声と表現力で歌われるので説得力というか色の付け方が上手というか、、、
改めて奥田民生さんのボーカリストとしての凄味を垣間見ましたが、
更に凄かったのはサビの部分なんですよね。
「一本の光」のところで、
お客さんが一本指を掲げてみんなで同じポーズを取っていて.....
その光景と、縋りつく様に自分の中の❝何か❞を信じる懸命さの様なもの・・・がとってもステキで、
大げさかもしれませんが忘れられないくらいキラキラした瞬間のように思えました。

想えば想うほど感動的な一曲でこの日以降一番聴いてる民生さんの曲がこれになっちゃいましたね(笑


ライブも終盤戦へ。
「チャンスはあるからネ」と歌う「フリー」では、
白熱のギターソロも炸裂し実にロックンロールな雰囲気が痛快でした
そこからその流れに沿うように「イナビカリ」、
そして、
この日随一に重厚なロックを響かせた「手紙」・・・と同じロックと言っても様々なアプローチで鳴らしていく。
逆に、ポップなメロディラインが気持ち良かった「御免ライダー」は前回のライブでも聴いた曲です
本編最後は明るくてどこか希望を感じさせる雰囲気でもって終了。
 アンコールでは、、、
ここまで、
往年のヒット曲というよりは、
多分今民生さんが演奏したい曲を中心にセットリストを組んでたと思うんですけど、
ここに来て90年代のヒット曲「さすらい」も披露・・・!
ベタかもですが、これは正直嬉しかった笑
自分が小学生の頃に出た楽曲でよくTVで流れてたしクラスでも話題になってた記憶もあるし、
今でも旅番組などで使われてたりしますよね。
何より、
生で聴くとあの「さ~すらお~おぅ」の部分の解放感が想像以上に半端なかったですね...!
改めて美メロだと感じたし、アンサンブルの迫力も凄かった記憶があります
後半では声出し解禁の影響でシンガロングパートもあって嬉しく、
またTHEロックバンド!って感じの終わり方が格好良くて。
 実は、
前回の市原公演でもちょっと期待してたけどその時は歌わなかったんですよね
なので、余計に感慨深かったというか.....うん、単純かもですが、さすらいたくなりましたし、
それは直接的な意味だけじゃなく精神的な意味でも・・・転がり続けたいな。って感じた一幕でした。

そんな、言葉には成らない類の感動を受け取りつつ(言葉にしたけどね笑)、
最後は笑顔で元気に「快楽ギター」を鳴らして終了!!
シンプルにゴキゲンなロックンロール・サウンドに踊って酔い痴れてこの日のライブは堂々の完結。
一見王道からちょっと逸れてるようで、時にひょこっと王道の一撃をかましてくれる。
そんなある意味民生さんらしい独自のバランス感覚も小気味良かった名演でした。
ありがとうございました!!!!













太陽が見ている
無限の風
月を超えろ
ライオンはトラより美しい
カヌー
音のない音
愛のボート
マイカントリーロード
白から黒
明日はどうだ
KYAISUIYOKUMASTER
トリッパー
フリー
イナビカリ
手紙
御免ライダー

さすらい
快楽ギター










そういう訳で、
市原の地に民生さんのシャウトとロックンロールが鳴り響いた伝説的な夜のレポートでした。
ぶっちゃけ、
全部の楽曲を知っていた訳では無く、
ライブ終わってから歌詞検索で正式なタイトルを知った楽曲もそこそこあるんですが、
それでも案の定気にならないくらい楽しくて盛り上がれた・・・のがまたこの日の良さを物語ってました。
奥田民生さんは昔から好きな歌手の一人ですし、
そんな民生さんの音楽を、
リアル市原市民としてもう一度味わい自分の糧に出来たのは実直に嬉しい出来事でした。
また、大好きなこの会場で他の誰かの公演を観れたら嬉しいですし、
それこそ民生さんにもまた是非来て貰いたいですね・・・!
その時まで頑張って生きねば、ね。



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