サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

Chilli Beans.「open my mind Live house tour」@豊洲PIT 24.6.14

2024-06-26 | LIVE










先々週の金曜日にチリビことChilli Beans.のライブを観ました。










最高だった武道館以来約4ヶ月ぶりのチリビライブ参加でした。
そして久々のライブハウスツアー。
ちなみに、
管理人が初めてチリビを観たのもこのハコだったので
そういう意味では中々に感慨深い"凱旋公演"でございました
更に言うと、
武道館がレコ発だと思ってましたが
このライブハウスツアーもまたアルバムのリリース公演だったみたいで
終わったから記述しますがセカンドの楽曲全曲演奏してました
このブログを読んでる人なら分かってるかもしれませんが、
昨年のベストアルバム企画であの作品は高く評価させてもらったので
そういう意味でもとっても笑顔になれるような一夜でしたね
ますます新曲群が心地良く馴染んでいる感覚もあり、
また一つの進化を感じられた夜でもありました。
では、以下。














今年初の豊洲PIT
通い始めたのはコロナ禍以降ですが、
もう既にこの場所で何度も名演を観て来たので
自分も去年ぶりに帰ってこれて嬉しい。
そういう場所が多くなるのが、
人生の楽しさでもある。
ちなみに、
暑さを考慮してか水霧が撒かれていた。

そう言えば、
このハコはホール級のデカ箱にも関わらず
かなりパンパンの状態だった
整理番号がケツの方だったので、
入った時既にスペースが無さげでそこは大変でしたな
あ、更に言うとこの日は腰が痛かったんだな笑
様々な不安を抱えつつ、
ライブは「Welcome」にてそのタイトル通り始まってゆきました。


ライブハウスで聴くと、
そのベースサウンドがよりグイグイ来て気持ち良い。
ゆらゆらした踊れるアレンジに陶酔しつつ、
コンサート感たっぷり
歓迎感たっぷりのノリノリのパーティチューンで早速盛り上がるオーディエンス
さっきまで腰痛ぇ〜ってなってたのに
この曲で「あっ、楽しい!」と既に痛みを失念していた(笑

飛び跳ねるリズムと、観客のシンガロングの高揚感にノセられた「rose」
「ちょっと待って」の部分で合唱したり、
「シャリラ」の大合唱があったり
いつの間にかライブには欠かせないキラーチューンになってた印象
というか客のテンションも仕上がっててホントすげぇな、と圧倒される。
 後半のギターの爆発っぷりも際立っていたダウナーなロックナンバー「See C Love」
ザラついたギターサウンドとBメロの美しさに聴き惚れた「neck」
そして、
ダークで不敵なヒップホップナンバー「My life is saikooo」をほぼMotoのソロスタイルで痛快に叩き付ける。

好調だった序盤、
その流れに一つハイライトを刻んだのは管理人も大好きな「aaa」
イントロのギターの重なりからして堪らなかった淡いオルタナティブロックナンバー
個人的に、
サビの「わからない わからない誰の事も」ってフレーズに感化されたのと、
「どーでもいい事ばかりね」ってフレーズに感情移入して
サウンドに心地良さを受けつつ、
その切なさも重なって軽いトリップ状態になっていました
やっぱり、
この曲の冷め切った絶望感をポップに聴かせるセンスは凄い・・・!
益々この曲のファンになりつつ
今後もこの曲ちょくちょく演奏して欲しいな〜と切に想ったのでした。。
 一転して、
ベースのMaikaがメインで歌う温かいロックナンバー「spark」
光が差し込むようなそのスケール感にじっくり浸りながら、
滑らかなベースラインに惹かれた「Vacance」
そして、
緑黄色社会も対バンライブでカバーしたという代名詞の一つ「lemonade」もドロップ。
観客の一体感もさる事ながら「いやいやいやいやいや」の部分が個人的には堪らない
踊ったりジャンプしたりとっても興奮出来た時間でした。


90年代のオルタナちっくなイントロが流れてこれまた大好きな「School」
サビの開放感と「I can not be doll」というフレーズに感化されつつ、
不気味なBGMと悲鳴が響き、
冷徹に鳴らした「Hello bad boy」
そして退廃的な低音ダンスビート「doll」とこの辺のゾクゾクする様なクールな流れもまた素晴らしかった
この曲は、
生で聴くと「I likeをころして」って歌詞がとても響いた
例えば、他人と話してると本当はそう思ってないのに相槌打ったり空気読んだり・・・
でもはっきり言ってそれやる度に自分の心が削れていくだけだから。
だから自分は一人の方がノーストレスで好きなんだよな。

更に、
ダークモードは続き
直立不動気味にシリアスに歌唱した「stressed」
儚げなボーカルとバンドサウンドの一体感に気持ち良さも覚えつつ、
サビで跳ねるビートに魅了された「アンドロン」
そして、
ミニマムなロックチューン「wonderland」は
武道館の時よりもメロディが頭に入ってくる印象に変化していた
 音源と同じく、
「ママー!」の声が入っていた「105☺︎」
ライブでは…というかこの日はそこも観客全員でコールしててそれにも「すげぇな。」と感じましたね
グイグイ来るベースラインに、 
ベースだけで最高!と思えるくらい心酔したこの曲
非常にダークで、どこか歌謡曲的なエッセンスも感じる
この闇のパーティチューンに完全に骨抜きにされました
無我夢中で踊って時にヘドバンもして完全に楽しみ切っていましたね
なんでしょう、
どこか絶望感なんだけど、
それがポップにも昇華されてる感じ・・・が素晴らしかった
「憎しみのオンパレード ダメよ 逃げちゃダメ 約束でしよ」という歌詞も印象に残った。
時を忘れるくらいに陶酔した後、
ジャングル感みたいなものも感じたこれまた代名詞の一つである「Raise」
「こけてみな 楽になるでしょ?」の部分を「楽になるでしょ!?」とエモーショナルに歌っていたこの曲
大サビの「Try」の部分の大合唱もスゴくてまるで全員で決意表明をしてるかのような素晴らしい一体感だった
勿論人それぞれ目標は違うでしょうけど、
お互い日々頑張って生き抜いてまたここに帰って来る〜とか実にエモいですよね。。
別に誰とも話してないけど、話さなくても全然良い。同じ音楽が好き〜という最大の会話があったのだから。
それだけで十分だ。


ライブもクライマックスへ!
クールなAメロの気持ち良さにも酔い痴れた「Tremolo」
ムーディなダンスチューンに気分を高揚させられつつ、
ただただひたすらに楽しかった「シェキララ」
あのデカいハコの中で、
音楽で踊りながら
天井に向かってジャンプして
みんなと「シェキララしようぜ!!」と儚く叫んでいる
この時だけは、
本当に楽しかったし
この時だけは、
みんな世界一キラキラしてるんじゃないか
・・・そう思える様な最高の空間でした
まるで自分自身も音の一部になってしまったかの様な凄まじい一体感に痺れました。。
 そんなサイコーだった瞬間も終わりを告げる
冒頭でoi!oi!コールも巻き起こった名曲「you n me」
背景の空のグラフィックも素敵だった
この曲は、
ホール的なハコという事もあり
以前聴いた時よりもこのライブ自体を、
もっと言えば音楽に陶酔する〜という行為自体を俯瞰してる様なスケールのデカさを感じました
それもまた一つの進化だったのかもしれない。間奏の美しさも光った。
Motoのアコギ、Maikaが奏でるキーボードの音の重なりも良かった「I like you」で本編はフィニッシュ
どこか優しい空気をじんわりと伝えながら充実感と楽曲の成長を多々感じたこの夜はひとまずの終わりを告げたのでした。
ありがとうございました!!!












1.Welcome
2.rose
3.See C Love
4.neck
5.My life is saikooo
6.aaa
7.spark
8.Vacance
9.lemonade
10.School
11.Hello bad boy
12.doll
13.stressed
14.アンドロン
15.wonderland
16.105☺︎
17.Raise
18.Tremolo
19.シェキララ
20.you n me
21.I like you

22.This way
23.Mum
















アンコールでは、
よりグルーヴィに進化した「This Way」を披露
イントロのギターサウンドからして格好良かったこの曲、
攻撃的なベースラインも光り、時にはシャウトしたり
ますますロッキンな仕上がりに変化していてその躍動感が良かったのと
赤青のビビッドな照明がまたセンスよくてその演出との一体感も素敵でしたね
最後は、
大声で「That’s My Way」とシャウトし、
その揺るぎない意志をステージに叩き付けるChilli Beans.
アンコールラストは新曲「Mum」で〆
Motoがエレキギターを持つタイプの楽曲で
イントロから勇ましいギターサウンドが鳴る90年代っぽさも光るロックナンバーでした。
歌詞も良くて、よく「クレイジー」ってフレーズが出て来た気がする
全体的に解放感のある曲でもあって、実は配信されたばかりでもあるので管理人も早速聴こうと思ってます
既存の曲はより進化してたし観客の反応も変化してたし色々と興味深くとても新鮮な一夜でした!
ライブハウスの力を感じた公演でもあったので、改めて感謝したくもなりました。
その一瞬だけで生きてゆけるから。




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