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でびるち 1巻/むすあき

2016-12-21 | 単行本感想
本巻で一番好きなコマ。

相川さんイケメンっすねー(女の子だけど)
これ初めて読んだ時、散々カーディガンを自慢するシーンが描かれてたんで
イジメられたヨミちゃんに掛けてあげるシーンを見た時は正直「おっ・・・!」と感じてしまいました
ただ上着を着せるならどんな作品でもよくありますけど、
この場面この漫画の場合、お洒落の為に買ったお気に入りの新品じゃないですか?
それを惜しげもなく掛けてもらえて当人も本当に救われたんじゃないかなー
この複線の使い方はホントに上手いと思った。
感情移入も出来るし。

そして、上記のシーンも実に感動しました
迷惑を掛け合うのが友達・・・正にその通りじゃないかと
ヨミちゃんは確か不確かは別として、不幸体質の前例があり
その所為で他人に迷惑を掛けた、、、けれど
だからといってヨミちゃん「だけが」迷惑を掛けるわけじゃない
一般人の相川さんだって時には健康的な迷惑を掛けてヨミちゃんに助けを乞うでしょう
つまり、誰だって普通に生きてりゃ迷惑だって掛けるし、掛けられるもんなんです
その圧倒的な大人の視点に正直またしても「おっ・・・」と思ってしまった
ある意味主人公以上に相川さんがイケメンな漫画でしたね(笑


とはいえ、主人公も主人公で噂や不確かなジンクスに加担しない、
素直にヨミちゃんと触れ合って相川さんともルートを繋いで・・・と実に良いヤツだなあ。って思う
この漫画はコミュ障気味のヨミちゃんがみんなと触れ合って仲良くなって満たされて、
その過程で主人公に惹かれていく、、、と過程も目的もはっきりしている印象なので
かなり読みやすかったですし、
存外に面白かったかなあ。って思いますね
相川さんが主人公を好いてる理由が少し弱いと感じましたが、
まあいつもくっちゃべって楽しく仲良くしてりゃそうなるのかな。って気もしました
同じハンド部の友人が男の娘気味だったのも気になりましたけど(笑
取り敢えず1巻の時点では感触良好、小気味良く読める秀逸なラブコメディに感じましたね。

何より、ヨミちゃんのキャラが凄く良かったです
照れ屋で、クール系に見えて結構良い子で、尚且つ素直な可愛さもあって・・・と
この手の王道ラブコメのヒロインとしては満点の出来栄えだと感じました
表紙からして結構エロスに期待した部分も大きかったんですけど笑
意外とエロスは抑えめ、、、っていうか、ぶっちゃけ少なかったですね
でもまあ、正直ヨミちゃんは物凄く可愛かったし、作劇的にも頷ける箇所の多い漫画に感じたので
不穏な新キャラの顛末含めて次巻以降の展開も楽しみにしています

「ヨミちゃんが満たされて行く物語」という物語の根幹が早めに提示されてるので
読み方に戸惑わなかった、シンプルに満たされていく相様を楽しめたのが大きかったですね
疑似デート風のおまけ漫画が12Pも(!)描き下ろされてるサービス精神含めて満足の行く1巻目でした
ちなみに、主人公のふーちゃんが夢の中で見たヨミちゃんのえっちぃカットは本気でニヤける出来栄えなので推し、です・・・笑










表紙でライトなノリのえっちラブコメかと思って期待して買ったんですけど、
相川さんとヨミちゃんの友情シーンに大きなカタルシスを感じた、、、という想定外の「面白さ」があって
なんか意外と得した気分でしたね・・・笑 ある意味百合漫画でも許されたんじゃないでしょうか?
だけど、主人公も主人公でちゃんと仕事してて色々な意味で抜け目のない漫画だなー、と。
ヨミちゃんが嫉妬するシーンなんかも読んでみたいです。
夕陽のシーンもまた美しくて素敵でした。

しかしこの作家さんの描くおっぱいは本当に柔らかそうで好きだなあ。イイなあ(笑)。




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