サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

Chilli Beans.「for you TOUR」@Zepp Divercity TOKYO 23.9.28

2023-10-03 | LIVE











先週の木曜日、チリビーンズのライブに行きました。









リーガルリリーとの対バン以来3ヶ月ぶり、
単独公演としては去年の12月以来に行きました。
チリビーンズは最近のバンドの中だとオールディーズ寄りというか、
良い意味で時代にそこまで寄せてない気がするので結構自分の肌に合う感じがします
特に、
最近出した新曲群がどれもかなり素晴らしいので、
その新曲群を生で聴けるのもまた楽しみにしていた公演でありました。以下。














Zepp Divercity TOKYOは去年の7月以来約1年2か月ぶりだった。
デパート?みたいな場所の中に普通に存在しているある意味変わってるハコで、
周辺のお店でチケット見せると割引になるサービスをやっている事をこの日に知った。
近々また行く予定あるので利用しちゃおうかな(笑
ちなみに、
チケットの発券忘れてて、
お台場のコンビニ探したらちょうどこの施設内にセブンがあったのでギリギリ発券
この日は何とかなったものの、自分の先延ばし癖は直すべきだな~と。

チケットの番号はよろしくなかったが、
意外と肉眼でハッキリ確認出来る位置まで行けたので良かった。
ライブは「絶対に生で聴きたい。」と感じていた「aaa」からスタート(!)。
この曲、
NHKのラジオで初めて聴いた時から大好きな曲で、
浮遊感のあるボーカルとインディーロック全開なアレンジ、
そしてどこか憂いのある歌詞・・・と自分の好きな要素しか詰まって無いお気に入りの一曲
なんですよね
シャーベットみたいな心地良いギターサウンドと更に太くなったバンドの音に浸りつつ、
ツインギターの新鮮さや迫力にも心酔していました
音源以上に、
幻想的な空気感にも魅了されて一曲目からニッコニコでしたね。
続けて、
今度はダークに振り切った「neck」
「嘘っぱちレイディ」というフレーズが不穏に響くゾクゾクする一曲でした。
そこから、今年の代表曲と言って良い「rose」でファンキーに攻める。
この曲ではステージの上に更に2階?みたいな部分があって
そこで思い切り歌ったり中々特別感ありました。
POPな「HAPPY END」そして、
個人的に2022年のアンセムの一つであった「School」をまたまた聴けて管理人的にもニッコリ
Motoは基本ハンドマイクだけど一曲目とかこの曲などでギターボーカルになるのでその変化も面白い。
この曲は令和の不良賛歌みたいな楽曲で良い意味で時代錯誤な感覚が聴いていて恍惚的。

「負けならもう認めてるから 追い越してって」と歌う「L.I.B」は
いつの間にか大盛り上がりする様な楽曲にまで進化していた
あの渋いリフもいっぱい聴けて大満足。
Motoがタンバリンを叩いて歌っていたシリアスな「アンドロン」、
そして最新バラード「you said」と❝聴かせる❞流れが続き、
チリビーンズの幅広い部分を見せていく。
そこから、
逆にアッパーなアレンジで聴かせた「Vacance」は
ダンスビートっぽい響き方と後半のテンポUPが実に気持ち良かったですね。
MCを挟んで、バッキバキの間奏に魅せられた「See C Love」~からの、
全員で集まってドラムを叩く(!!)という演出にブチ上がった「duri-dade」
ああ、チリビーンズって、こういう前衛的な事もするんだ。とちょっと嬉しくもなった一幕でした
この曲では、コール&レスポンスも取り入れていて正直音源で聴いた時よりもずっと盛り上がっててスゴかった
歌詞もロックバンドらしく「I Don't Need Your LOVE」と高らかに歌っててかなり格好良かったですね。
この曲は色々な意味でライブならではの❝化けっぷり❞が際立っていました。


ライブも後半戦に突入。
限りなくクールに低い声で歌い切った「This Way」、
対バンの時には聴けなかったので大好きなこの曲を聴けて嬉しかった
最後の「That's My Way」のシャウトも完璧にキマっててこの曲も以前生で聴いた時より迫力を感じた
何を言われても自身が信じる道を往こう。という強い意志が垣間見れる楽曲。
更に、
「最低な気持ちで笑う」って歌詞が好き過ぎる「blue berry」も披露
かなりダークな楽曲なのでこういうのが聴けるのはワンマンならではの旨味~って感じもする
まず、ニューウェイブみたいなギターリフ、若干スパルタローカルズっぽくもあるあのギターリフの
時点で堪らず、
令和にああいうリフ弾いてくれるバンドも正直早々居ないのでなんか嬉しかった
演出で煙が出たり、「Let's go stupid」の部分を2階でMotoが怒号みたいにシャウトかましたり、
ある種後半のハイライトとも呼ぶべき一曲に仕上がっててそれも衝撃的で良かった
ですね
内在するフラストレーションが大爆発するロックンロールは最高の出来栄えでした。
1stでも特に好きな曲なので大事なワンマンにチョイスしてくれた事自体が感謝の極みだったなあ。

逆に、
希望のアンセムとして鳴り響いていたアニメのEDにも起用されている「Raise」
この曲では奇妙な一体感...というか、みんなで希望に向かって進んでいくぞ!って感覚があって
今までのチリビーンズには無かった類の楽曲として響いていたのが印象的かつ気持ち良かった
ですね。
その良い流れに続くのは「Tremolo」、
キラキラPOPなダンスミュージックで今度は❝踊れるチリビ❞を表現
気分はまるでディスコ~って感じで心地良く音に乗って同化出来た感覚が素晴らしかった
この曲では三人が中央に集まって無邪気にはしゃぎながらプレイしてる絵面もあり、
それもまたロックバンドらしくて良かったです。
再びMotoがギターを持って「マイボーイ」
この曲も6月の対バンでは演らなかったので随分久々に聴いた気がした。80'sっぽいアレンジ、
流れるようなビート感、サビのメロディアスさが聴いてて気持ち良くてgood...と
改めてこの曲の良さを再確認出来た。し、
照れ隠しの様なMotoの「なんちゃって」も可愛かった笑
一部、Motoの歌とギターだけの箇所もあってそれも新鮮だったなあ。
 鉄板曲「シェキララ」
そして、
「you n me」という外さない選曲で本編はフィニッシュ。
「you n me」に関しては、恋愛ドラマのタイアップらしいんですが、
「幻想に瞬きして 飛び込みたいのcrazy night」「ビリビリで遊び回る」など
個人的にはどう考えてもライブ賛歌及びライブハウス賛歌にしか聴こえなくて
それが実に良かったですよ。
まあお金払ってるんで聴き方は自由って事で・・・笑
ただ、
あのキラキラしたブライトなロックンロールの中で
サビメロに合わせて踊ったり飛んだりしていたあのクレイジーな瞬間は
確かに尊かったし、瞬間に煌く喜びやライブハウス(ホール)という空間を
真正面から肯定して抱き合っている楽曲に本気で想えた。

ある意味、この曲でイキました
ライブ及びライブハウス愛好家としても本当に嬉しくなってしまった一曲
また、音源で聴いた時から大好きだったのでこんな大事な位置に置かれてるのも喜ばしかったですね。
ライブハウスは、音楽は、日常では決して辿り着けない領域に我々を誘(いざな)ってくれる。
そう信じている自分にとってはそのフレーズ自体に深く頷いてしまう最新の名曲に感じました
素晴らしい空間と演出でした
ありがとうございました!!!














1.aaa
2.neck
3.rose
4.HAPPY END
5.School
6.L.I.B
7.アンドロン
8.you said
9.Vacance
10.See C Love
11.duri-dade
12.This Way
13.blue berry
14.Raise
15.Tremolo
16.マイボーイ
17.シェキララ
18.you n me

19.call my name
20.lemonade















アンコールでは、
アコギで「call my name」を披露
去年の年末ワンマンでも演ってたのでちょっと懐かしい
他の楽曲と違って音数も極端に少なくてセンチメンタルな楽曲なので、
盛り上がる~というよりもその哀愁に浸る様に聴けてこの曲もまた引き出しの一つに感じた。
ちょっと寂しげに歌うMotoの歌声がもう会えないであろう人達への淡い想いを彷彿とさせました。。
 最後は、
大きな会場だとポップでキュートにも聴こえた「lemonade」で締め
この曲は何度聴いても「いやいやいやいやいや」の連呼が意味深かつ気持ち良い。
2ndアルバムの発表もあり多幸感溢れる雰囲気の中でハッピーにライブは終了
これまでのキラーチューンに加えて、
今後のライブで鉄板化していくだろうな~って新曲群もあり、
また一つバンドがレベルアップしたのを如実に感じられた手ごたえに満ちた会心のワンマンでした。
「you n me」で全力でライブ文化を肯定してくれた気がするので、今後も今まで以上に
自信と確信を持ってロックバンドや歌手のライブに行こう!
とも思えました。
来年2月には初の武道館公演も決定しているのでそちらも楽しみです♬



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