サブカルチャーマシンガン

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mogg「ガールズ・トーク」 感想

2014-10-26 | 快楽天
快楽天2014年8月号より。








140文字がトレンドの昨今に(結果的に)10000字の感想を書いてしまった私ですが
「肉体コミュニケーション」をここまでガッツリと語ったならば、この作品も語っておきたいとふと思い立ち
これもまた前身ブログで一度語っている作品ではありますがどうしてももう一度単独で語りたい想いが強くてですね
めちゃくちゃ・・・っていうか今もお世話になりまくっている漫画なので愛情を込めて語りたいと思います
ある種リビドーの極みのような、官能性を存分に出し切った感覚のある大傑作だと個人的には感じている作品です。


その10000字の感想でも散々書いたのですが、
moggさんの魅力は一見純朴でウブそうでそういう事とは無縁そうな可愛い女の子が
意外と官能的だったり脱いだら凄かったりするそのバランスが絶妙で
今作のヒロイン兼主人公でもあるカオリちゃんも普通に純情可憐そうな女の子であるにも関わらず
実は裏ではスゴいっちゅうか大胆なプレイにいそしんでいるという、そういう部分が最高なんですよね
要するにめちゃめちゃ官能的でリビドーに溢れた作品でありながらある種の可愛さっていうか普遍的な美しさも保たれている
逆に言えばそういう純朴でウブっぽい彼女が大胆に乱れるからこそ読み手としても興奮しちゃうんでしょうね
もっと別の言い方をすれば「絵柄に安っぽさがない」とかそういう言い方になります。

カオリちゃんは元々そういう事(性的クラブ)をしたい訳じゃなかったのに
流されて段々と気持ち良くなっていく過程が非常に男性的にグッと来ますし
ちょっと恥ずかしそうな表情や心情も保ったままそういう行為にハマっていく姿が読み手の興奮を更に煽ってくれます
そういうキャラのバックボーン、つまりは背景をしっかり提示していたからこそそれは生まれた訳で
やはり成年漫画に於いてバックボーンっていうのは本当に重要だなと個人的に感じました
だからこそ後半の乱れも益々その差異でお世話になりたくなるクオリティに仕上がっているんだと思える
官能やリビドーを追求されている類の作品ですけど、その細部だったり構成はとても丁寧でいい仕事してるなあ、と
そんな風にも感じられる隙の無さというか抜け目の無さを感じる作品に仕上がっていますね

またカオリちゃんが表情豊かで単純に見ていて飽きないですし
キャラクターとしてもウブさを持ちつつも快感に素直な様がとっても可愛くてお気に入りのキャラクターです
正直官能的なら何でもいい、とか節操のない人間ではないので官能は官能でもその前にキャラを気に入れなければそれまで、です
その点で言えばカオリちゃんはもう合格ラインを余裕でぶっちぎってる感じというか(笑
確かに感情移入出来る隙間のあるキャラクターに仕上がっていて素晴らしいなあ、と思いますね


ちなみにこの漫画、ギミックも面白くて「ガールズ・トーク」って題名に偽りなく
自称ビッチの娘とカオリちゃんが語らい合う内容になってるんですけど
自称ビッチの娘の方が実はしっかりしてる上に全然まともな日常を送っていて
逆にカオリちゃんの方が大人しそう、ウブそうな顔してるのに破廉恥な日常に興じているという
その落差っちゅうか、対比がめちゃくちゃ面白くてそういった意味でも楽しめる作品だと思います
京子ちゃんが「そう簡単に~」って冒頭発言してるのに対してカオリちゃんはそう簡単に行為させちゃってますから(笑
そういうアイディアが斬新で楽しかったのもこの作品が成功している一要因だと感じます
というかぶっちゃけ京子ちゃんのがピュアっちゃあピュアなんだよなあ(笑

行為のシーンははっきり言って最高にお世話になれる出来栄えです
これまたカオリちゃんが良い具合のスタイルっちゅうか適度にふくよかな胸とセクシーなふともも、そして意外と大きなおしりと
三拍子揃った最高のボディの持ち主なんですよね 同時に非常にmoggさんらしいスタイルでもあります
胸を大きく描き過ぎない、どっちかっていえばちょっとリアリティ重視っていか
現実にあってもおかしくないサイズ・・・だと感じるからこそ
妙な生々しさが気持ち良かったりするのかもしれません

相変わらずむにむにと形を変えているとっても柔らかそうなおっぱいに
お尻にバイブ注入と共に男性自身も一緒に挿入するダイナミックな行為描写
抜いたと共に潮を吹いたと思ったらまたバイブとしっぽ型のおもちゃを同時に挿してうさぎさん状態にしたり、
またそのおやじの言い方がいちいちエロティックさを演出してるのでそれもまた素敵ですね(笑
クラスメイトの父親とそういう関係性を持っているのがバレて痴態を晒したり、
その後W挿入をぶちかまされたりと兎角あの手この手で読者を世話しようと画策してくるような“頼もしさ”のある漫画ですね
問答無用、理屈を吹っ飛ばしてお世話になりたくなるクオリティの官能シーンの連発にはある意味感動します
最後は複数プレイで締めなんですが男性器の名前を口にしながらあっさり挿入するカットに一番お世話になりました(不要な情報ですね)
まるで性母のように男性自身を何度も受け入れ両手で男性自身をいじくり白濁液をぶっかけられ
濃厚なFのカットあり女性自身が前面に出るカットあり、ラストはゴムの中に入った精液を身につけながら
沢山ぶっかけられて中にも出されて、でも美しい表情で果てる姿に仕上がっていて正にリビドーの化身にまで成長した彼女が伺えます
興奮しつつも前述のように官能的な美しさがあるなあ・・・って思ってしまうあたりがこの作品の芸術性ですね
どんどんとタガが外れておもちゃやプレイの虜になっていく感覚を疑似体験出来る最高の作品です
ちなみにFしてる時の「むーむ!」ってセリフが個人的に大好き(笑
正しく興奮出来て、正しくキャラを可愛いと思えて、更にオリジナリティも備わっている単行本発売後の一発目としてはベストな作品であると
もう既にバックナンバー作品ですが単行本が出れば必ず収録されるでしょうしこの作品の為にバックナンバー買う価値あるって言い切れる大傑作ですね。











行為の描写がイイのは勿論ですが
土台であるキャラ、バックボーンがしっかりとしてるのはやっぱり強いと思いましたね。
それでいて独特のギミックも備わっているのを含めて新境地を味わえて幸せでした!





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