サブカルチャーマシンガン

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特別な夏。/楝蛙「なつあそび」

2020-08-17 | 快楽天








楝蛙さんの漫画がちょっと前から好きです
何で知ったかというと、本誌の広告であります(ありふれた入り口・・・笑)、
そこから単行本を買って、単行本を買ったタイミングで快楽天本誌に載るようになったんで
色々な意味合いで都合が良い感じですが・・・この作品もストレスフリーな作りで大分良い感じでした。

ツイッターをやってるのを知ったのはそれから更に後だったんですが、
ツイッターの内容が想像以上に素敵で作家さん自身のファンにもなりましたね
なんというか、他人を不快にさせる言動を一切言わないので凄く安心して見れるというか、
ある意味この漫画みたいというか、まあ非常に癒される感じなんですよね(笑
個人的にはツイッタラーの理想形の一つ、とすら思ってます。







この作品、
言葉数は少な目で
物語としても画面としてもシンプルな作品なんですが、
だからこそ想像で補えるというか、余韻の深い漫画に仕上がっててそこがとても好みでした
序盤の、真面目に片付けさせようとする親に対して無言でまさとを連れて行く
その時表情だけでセリフが無いのがまたリアルっぽくて良いですね
リアルっぽいって言葉は語弊があるかも、ですが
個人的には粋な演出に感じました。

その後は、おねショタの情事に続くんですけど
ここでも物凄く直球というか、
兎に角余計なセリフや仕掛けを省いて真っ直ぐに千夏のえっちな目配せと
少年のドキドキ感を描いているので完全にストレスフリーで世界観にのめり込める良さがあります
何よりも、心情をセリフで説明してないので、読者の好きな様に解釈出来る良さがあるんですね
千夏もただ単にまさとをからかって面白がってるというよりは、
表情から察するにそれなりに好意もありそうな感じにも映る
だからこそ、
より情事のシーンに熱中出来るのが素晴らしいな、と思いました
それと、最後、まさとの方が所謂アへ顔になってるのも逆にリアルというか、
まあ、「頑張ったね。。」って感じで、非常に良かったんじゃないでしょうか(笑
まさとの「それだけじゃない」というセリフが男心をきれいに表現していて、
そこもまた秀逸な作品に感じられましたね。







結構、
こういうおねショタの作品って、
おねの方がめちゃくちゃ余裕だったりするんですが、
千夏、
割とドキドキしてる表情だったのが読んでて気持ち良かった、というか、
一方的じゃなくて「なんかいいな。」って感じたりもしましたね。
最後の表情、
笑顔だけで無言なのもまたイイんだよな。
割と説明を最小にしてそういう表情とか行間優先で魅せる作中観が読んでて心地良い新作でした。
それにしても千夏はどっからどう見ても、どの角度から見てもスタイル良くて最高っす(笑




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