快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第49話「快盗として、警察として」
ゴーシュとの決戦以降、行方をくらましていた魁利たちだが、魁利は1人になった圭一郎の前に姿を現した。だが圭一郎から魁利に怒りが向けられることはなく、圭一郎は自分自身の不甲斐なさに怒り、自分たちに出来ることはないのかと問いかける。
「警察官に頼らないやつが快盗になるんだよ・・・」そう言って去っていく魁利に対し、圭一郎は大量失踪事件の被害者が化けの皮にされている事実を伝える。
その事実に衝撃を受ける中、ザミーゴに触発されたドグラニオが再び街で暴れ始めた。加えてその近くには、氷漬けになった魁利の兄、透真の恋人、初美花の友人を連れたザミーゴまで現れて・・・
感想
ノエルが初美花たちが快盗だと知っていて尚、仲良くさせようとしたことに対し、珍しく苛立ちを顕にした咲也。
「本当に、仲良くなれたら素敵だと思ったんだ」。失ったものを取り戻すこと、平和な世界を取り戻すこと。ノエルにとってはどちらも大事で、快盗と警察のどちらも大切な仲間。快盗と警察を両立しているノエルならではの願いだなと感心させられました。
以前のどこか怪しい感じがあったノエルなら「裏があるんじゃないか」と思ってしまっていたかもしれませんが、今のノエルの言葉であれば、本心であると信じられます。
ドグラニオの金庫は「ステイタス・ゴールド・フィジカル・プロテクト」。単に物理的に守られた金庫かと思いきや、金庫の中は無限の空間であり、金庫に入っている全てを同時に使えるという破格の能力。
ビクトリールパンカイザー&エックスエンペラーとの戦いにおいても、物体を浮かせ、鋭い形に練成し、火焔を纏わせて攻撃するという攻撃を披露し、更には極大範囲の攻撃の際には自分自身を守れるようにバリアを張ることも可能。いきなりの巨大戦で、恐ろしい規模の被害を撒き散らして去っていく様はまさしくボスの風格でした。
そんな危機的状況の中、魁利は圭一郎の前に姿を現していました。てっきり「俺たちを騙していたのか・・・!」と怒るものだと私も思ってましたが、圭一郎が怒ったのは何と自分自身の不甲斐なさに対してでした。
「俺はなぜもっと早く気づけなかったんだ!俺がもっと・・・頼れる警察官だったら、苦しんでいる君たちを救えたかもしれないのに」・・・もう、本当にこの人はどこまで立派な警察官なんでしょうか。1年間騙され続けてきて、そ知らぬ顔でジュレで出迎えたり、時には戦いで出し抜かれたりもしていたというのに、それらに怒るでもなく、ただただこれまで魁利たちの苦しみに気づけなかったことを嘆く。そんな中でも、自分に向けられた笑顔が幾分本心だったかもしれないことに安堵する・・・良いなぁ・・・この警察官として、魁利たちの友人として本気で喜んで、本気で悔しがっている感じが良いなぁ・・・
その後、ドグラニオとの戦いで重傷を負ってなおザミーゴを探す魁利に対しても「俺がいる。前に言っただろう。君の力になりたいと」「もし警察という立場ゆえに目の前の君を救えないというのなら、俺は警察を辞める」とまで言ってのけるとは思いもしませんでした。国際警察でなければ困っている人を助けられないというわけではないですからね・・・にしてもこの言葉は心に来るものがあります。良いねぇ、良いねぇ!この一年間積み上げてきたものが、最終回に向かって全てつぎ込まれていく感じ!
残念ながらそこに巨大ポーダマンが出てきてしまったがために、ザミーゴとの決戦は魁利1人で臨むことに。
魁利は「こんな快盗じゃなくて、もっとたくさんの人助けなよ」「俺が圭ちゃんになれないみたいに、圭ちゃんは俺みたいになれない」と圭一郎を送り出していました。平常時ならいざ知らず、今の魁利は兄たちを救うことを優先するでしょうから、巨大ポーダマンと戦っている時間は無い。一方で圭一郎も、戦う力の無い街の人々を放っておくことができない。
わき目も振らずにたった一つの目的をひたすらに遂行しようとする快盗と、多くのものから今優先して守るべきものを選ばざるを得ない国際警察。その違いが描かれていたと思います。魁利の力になりたい、でも街の人々を放っておくことはできない。そんな圭一郎の葛藤が、あの叫び声には込められていたように感じました。
にしても、まさかトカゲイルの顔に見覚えがあった件に関しては、透真の恋人・彩の近くで凍っていた男のものだったとはなぁ・・・そんなとこにまで伏線を張っていたとは思いもしませんでした。
次回「永遠にアデュー」。ザミーゴとの最終決戦の時は近い。
ゴーシュとの決戦以降、行方をくらましていた魁利たちだが、魁利は1人になった圭一郎の前に姿を現した。だが圭一郎から魁利に怒りが向けられることはなく、圭一郎は自分自身の不甲斐なさに怒り、自分たちに出来ることはないのかと問いかける。
「警察官に頼らないやつが快盗になるんだよ・・・」そう言って去っていく魁利に対し、圭一郎は大量失踪事件の被害者が化けの皮にされている事実を伝える。
その事実に衝撃を受ける中、ザミーゴに触発されたドグラニオが再び街で暴れ始めた。加えてその近くには、氷漬けになった魁利の兄、透真の恋人、初美花の友人を連れたザミーゴまで現れて・・・
感想
ノエルが初美花たちが快盗だと知っていて尚、仲良くさせようとしたことに対し、珍しく苛立ちを顕にした咲也。
「本当に、仲良くなれたら素敵だと思ったんだ」。失ったものを取り戻すこと、平和な世界を取り戻すこと。ノエルにとってはどちらも大事で、快盗と警察のどちらも大切な仲間。快盗と警察を両立しているノエルならではの願いだなと感心させられました。
以前のどこか怪しい感じがあったノエルなら「裏があるんじゃないか」と思ってしまっていたかもしれませんが、今のノエルの言葉であれば、本心であると信じられます。
ドグラニオの金庫は「ステイタス・ゴールド・フィジカル・プロテクト」。単に物理的に守られた金庫かと思いきや、金庫の中は無限の空間であり、金庫に入っている全てを同時に使えるという破格の能力。
ビクトリールパンカイザー&エックスエンペラーとの戦いにおいても、物体を浮かせ、鋭い形に練成し、火焔を纏わせて攻撃するという攻撃を披露し、更には極大範囲の攻撃の際には自分自身を守れるようにバリアを張ることも可能。いきなりの巨大戦で、恐ろしい規模の被害を撒き散らして去っていく様はまさしくボスの風格でした。
そんな危機的状況の中、魁利は圭一郎の前に姿を現していました。てっきり「俺たちを騙していたのか・・・!」と怒るものだと私も思ってましたが、圭一郎が怒ったのは何と自分自身の不甲斐なさに対してでした。
「俺はなぜもっと早く気づけなかったんだ!俺がもっと・・・頼れる警察官だったら、苦しんでいる君たちを救えたかもしれないのに」・・・もう、本当にこの人はどこまで立派な警察官なんでしょうか。1年間騙され続けてきて、そ知らぬ顔でジュレで出迎えたり、時には戦いで出し抜かれたりもしていたというのに、それらに怒るでもなく、ただただこれまで魁利たちの苦しみに気づけなかったことを嘆く。そんな中でも、自分に向けられた笑顔が幾分本心だったかもしれないことに安堵する・・・良いなぁ・・・この警察官として、魁利たちの友人として本気で喜んで、本気で悔しがっている感じが良いなぁ・・・
その後、ドグラニオとの戦いで重傷を負ってなおザミーゴを探す魁利に対しても「俺がいる。前に言っただろう。君の力になりたいと」「もし警察という立場ゆえに目の前の君を救えないというのなら、俺は警察を辞める」とまで言ってのけるとは思いもしませんでした。国際警察でなければ困っている人を助けられないというわけではないですからね・・・にしてもこの言葉は心に来るものがあります。良いねぇ、良いねぇ!この一年間積み上げてきたものが、最終回に向かって全てつぎ込まれていく感じ!
残念ながらそこに巨大ポーダマンが出てきてしまったがために、ザミーゴとの決戦は魁利1人で臨むことに。
魁利は「こんな快盗じゃなくて、もっとたくさんの人助けなよ」「俺が圭ちゃんになれないみたいに、圭ちゃんは俺みたいになれない」と圭一郎を送り出していました。平常時ならいざ知らず、今の魁利は兄たちを救うことを優先するでしょうから、巨大ポーダマンと戦っている時間は無い。一方で圭一郎も、戦う力の無い街の人々を放っておくことができない。
わき目も振らずにたった一つの目的をひたすらに遂行しようとする快盗と、多くのものから今優先して守るべきものを選ばざるを得ない国際警察。その違いが描かれていたと思います。魁利の力になりたい、でも街の人々を放っておくことはできない。そんな圭一郎の葛藤が、あの叫び声には込められていたように感じました。
にしても、まさかトカゲイルの顔に見覚えがあった件に関しては、透真の恋人・彩の近くで凍っていた男のものだったとはなぁ・・・そんなとこにまで伏線を張っていたとは思いもしませんでした。
次回「永遠にアデュー」。ザミーゴとの最終決戦の時は近い。