ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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「シン・ウルトラマン」を見て

2022-05-13 14:31:19 | ウルトラシリーズ
 本日公開の映画「シン・ウルトラマン」を見ました。極力ネタバレ無しの感想です。

 ……一言で言うと「もう一声!」といった感じの映画でした。

 間違いなく面白い部分もあります。開始直後で情報の塊をぶん投げられた私のテンションの上がりようは尋常じゃなかったですし、ド迫力のネロンガやガボラとの戦闘、「ウルトラマン」本編を彷彿とさせるシーンもあれば「その話を拾うの!?」という衝撃の展開もあり、ウルトラマンが正体を明かさない理由、ウルトラマンと人間との関係性など、見どころは色々とありました。「カラータイマーが無いウルトラマン」ならではの演出も見られましたね。「シン・ゴジラ」のように、「シン」に込められた意味を考えながら見るのも楽しいと思います。

 ……ただ、ですね。どうにも物足りなさを覚えてしまったのも事実です。特にガボラ戦以降。理由はハッキリとしないのですが、恐らく「登場人物の個性が薄い」と感じてしまったためかなと。
 禍特隊の一人である浅見は同僚の神永を「相棒(バディ)」と呼びますが、正直この2人が「バディ」とは思えませんでした。面白い関係性ではあるものの、状況が状況なだけに「バディ」であることが生かされることはあまり無いまま終わってしまったように思えます。物語を動かすウルトラマンや外星人の魅力は伝わるけれども、人間は彼らに振り回されっぱなしでイマイチ魅力的には見えませんでした。「色々試したけどダメだった」「何も出来ない」状況が目立つような……それも重要な要素ではありますが、登場人物の誰もが必死で足掻いて魅力的だった「シン・ゴジラ」を見た後だとやはり物足りない…
 本作がもしも1クールの連続ドラマなら、また評価は変わってきたと思います。浅見と神永のバディを中心とした禍特隊やウルトラマンの活躍とか、面白そうなんだけどな…

 つまるところ「ウルトラマン」を中心に見れば面白いものの、人間に目を向けると物足りなさを覚える。そんな映画でした。何回も見たいかと問われると……うーん…
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機動新世紀ガンダムX 第1話「月は出ているか?」

2022-05-13 07:13:15 | アニメ・ゲーム
機動新世紀ガンダムX 第1話「月は出ているか?」

 無料で見せてもらっている身で言うのもなんですが、出来れば1作品を配信し終えてから次の作品を配信していただけると助かります……私はいつになったらサンライズチャンネルでザンボット3の続きを見られるので…?

 それはそれとして、ガンダムチャンネルでガンダムXの配信が始まりました。ガンダムシリーズに馴染みが薄い私ですが、本作に関しては「ガンダムビルドファイターズ」放送当時におススメされ、全話視聴済みです。とはいっても9年近く前の話であり、うろ覚えなところもあるので、これを機会に感想を書いていこうかと。で、この配信が一区切りつく頃にGガンダムの配信が再開してくれたら嬉しいなって。
 なお、Vガンダム1話も見ましたが、会話が独特で少々ついていき辛く…(汗。


 さて本作の舞台はコロニー落としにより甚大な被害を受けた戦後15年の地球。ニュータイプを名乗って職探しをする者、野党に身を落とすもの、「バルチャー(ハゲタカ)」として軍事施設の残骸を売りさばくものなど、それぞれが必死に生き抜こうとしている世界です。
 それは子供も例外ではなく、第1話では野盗相手に応戦する女性に、子供が銃弾を渡す様、「徹甲弾だろ!」と母親が子を叱責する様が描かれていました。いつ何時、一人で暮らさなければならなくなるか分からない時代とあっては、幼い時分から身の守り方を教えておかざるを得ないのでしょう。

 主人公ガロード・ランもその一人。15歳ながらモビルスーツに熟知している彼が頼まれた「仕事」は、バルチャーの一つ「フリーデン」に捕らわれた少女ティファ・アディールの救出でした。本作はガロードとティファの成長、関係性の変化が見所ですね。最初はガロードがティファを意識していますが、これが徐々に……あぁ、早くあの甘ったるい夢の話が見たいですね!あとキッドを交えての買い物シーンも好き。
 また、彼らを取り巻く大人たちがカッコいいのも魅力の一つです。特にテクス先生の落ち着いた口調から放たれる言葉は心に染みました…


 どうにかティファを救い出したガロードですが、依頼主を見たティファの反応から状況を察することに。ここら辺の察しの良さと判断の早さは非常に頼もしいですね。ガロードに限らず、戦後世界においてはこうした生き延びるための才覚が必然的に求められるのかもしれません。
 そしてガンダムXとの運命の出会い。Xのサテライトキャノンも好きですし、汎用性の高いディバイダ―も大好きだし、頑丈さが極まってるうえダブルエックスも好きなので、それぞれの機体の活躍が待ち遠しいです。

 …しかし、てっきり1話ラストでサテライトキャノン使って、あたり一面が更地になって終わり!だと思ってましたが、1話では追ってきたフリーデンと対峙して終わり…早くも記憶に怪しいところが出始めました(汗。

 偽ニュータイプと、ジャミルの「月は出ているか?」から始まり、あの最終回に繋がっていくガンダムX。再び楽しませてもらいます。しかし、本編を見た後だとOPの「凍り付いた記憶」でジャミルとガンダムX、「始まる未来」でガロードが映ることの良さが分かりますね…
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