Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「伝送ロス」の見分け方 その②

2010年07月11日 | ピュアオーディオ

どんな時に「伝送ロス」を意識するか?、「音数」の少なさや「音場の奥まり方」で感じると前回書きましたがそれに加えて「サ行」や「タ行」の子音のキツサでも判断する事が出来ます。

こう云う「発音」で子音が強調されると云う事は「音数」が少ないから出てくる現象で、「音数」が十分に出ていれば強調される事は無いようです。

ステレオは二つのSPの間に「音場が出来る」と云われていますが、「音数」が十分に出て来ますと「部屋の外」に「音場」が出来て来ます。SP間ではなく両サイドのSPの外側まで広がって行きます。当然奥行き方向は壁の向こう側まで広がります。

ボーカルならば録音にも依りますが一般的に「眼前に立って歌っている」アーチストが居て、奥には伴奏者の配置が広がるはずです。

CDやレコードに入っている情報量はすごいものが有ります。そのソースの何パーセントを引き出しているのかと考えた事がお有りだろうか?


将来自宅のSPをどれにしようか?

2010年07月11日 | ピュアオーディオ

現在自宅にはサンスイ SP-707J箱システムをセットしています。純粋なメーカーオリジナルではなくて自分でユニットを購入して「作り上げた」SPシステムです。音質的には「オリンパスシステム」の次に完成度の高いサウンドを出して来ます。

707j1

その特徴は「音の太さ」が有り、それでいて繊細な弦楽器のゴーイングと胴鳴りの余韻を出して来ます。JAZZの強いアタック音やピアノのタッチの強打音をほぼ満足出来るレベルで再生します。メーカー製のSPでは絶対に出せないサウンドだと思います。

707j3

問題はSPBOXの上に#375+ゴールドウィング、デッカリボン、ビクターリボン、ネットワーク2種がのっかっている事です。SPユニットを7個も使っていますのでその配線の維持管理も大変です。

最大の問題点は「掃除が大変」なのです。いつでも奇麗にして置きたいのですがこれだけ複雑だと手を付ける事さえ躊躇われます。

Sony4

その点最後に作り上げたALTEC#612Aシステムは全てのユニットが箱の中に入っていますので、見てくれ的にはシンプルそのものです。当然「掃除も簡単」です。

最後は「音質勝負」になると思っています。612Aシステムで707Jシステムのサウンドを超えさせなければなりません。その為にはまだまだ手を入れて行かなければならない様です。