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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

今一番気に入っているシステム

2010年07月18日 | ピュアオーディオ

SPシステムは沢山持っているけれど、この暑い時期はこのSPシステムが一番。

Ampex

AMPEXの可搬型モニターSPを使ったシステムです。

Ampex4

外形サイズ W:230 H:370 D:185mm の小型SPです。

Ampex6

内部ユニットは「楕円型ダブルコーン」になっています。

Ampex12

非常にシンプルなユニットですが、ビックリするくらいの「音数」が出ます。
加えて「みずみずしい」質感が有り聴き疲れしません。
「漂う様な音の出方」が特にお気に入りです。
スケール感もサイズからはビックリするくらいに大きく一般の中型SPと錯覚します。
もちろんアンプやケーブル、SPにオリジナルな改善をしています。
CDPにSD-9500、アンプはサトリを使っています。
殆ど発熱を気にしないで済みます。

他のシステムでは管球アンプが多いので、この夏場は「クーラー」なしでは使えません。

612a

暑い夏場はこの小さなSPシステムで乗り切って行きたいものです。


私の「自作SPの出来映え」評価方法

2010年07月18日 | ピュアオーディオ

今までに沢山の自作SPシステムを使って来ましたが、その「出来映え評価」を必ずします。ユニットやネットワーク・箱を購入して組み上げる訳ですが、「これで行けるかな?」と思っても3ヶ月はそのまま我慢して鳴らし続けます。各配線や機器の「馴染み」の時間を取るのです。

A) 最初は「ヴォーカル」のCDで確認します。しなやかにひと肌の温みの有る「声」が出ているかを確認します。出来るだけ「日本語」の歌を使います。「美空ひばり」さんなんか特に良いですね。発音がしっかり聴き取れる事が出来映え評価です。

B) ボーカルが一応満足できれば次は「JAZZ」のCDです。JAZZトリオぐらいで良いと思います。ピアノやドラムスとベースぐらいの組み合わせで、ピアノの音色や打鍵音とベースの弾み具合、ドラムスのパンチ力等をチェックします。そ0の結果、ユニットの追加や調整を行います。

C)  JAZZが一応満足のいくサウンドになったら次は「クラシックのストリングス」をかけます。「弦楽器」の質感が「タンノイのさざ波の弦楽器の音色」を出せるかがキーポイントです。

大概はボーカルとJAZZはクリアー出来ますが最後の「さざめく弦楽器」でつまづきます。これがなかなか難しいのです。「叩く・つま弾く」音と「こする音」では正反対ぐらいの質感の差が有ります。

これら一連のA)~C)を何回も繰り返して完成度を高めて行きます。非常に根気のいる作業です。作業と思わず「音楽を楽しむ」ぐらいの気楽さでのぞむとそう大して苦にはなりません。

最後にA)~C)で合格をした時のサウンドは「音楽」を選びません。ソプラノもピアノもドラムスもオーケストラも楽々とこなします。