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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

AMPEX #515 可搬モニターの素晴らしさ

2010年07月07日 | ピュアオーディオ

Bc2

アンプのRCA端子を交換して昨日はBC‐Ⅱの事を書きました。今日はその横の小さなSP「AMPEX 可搬モニターSP」のサウンドについて述べます。

Ampex6

BC‐Ⅱのサウンドも悪くないのですが、こちらの「AMPEX」は上の写真の様に楕円形のWコーン型のユニットです。カーステレオに使えそうなSPですがこれが素晴らしい音質を持って鳴るのです。ダイヤトーンP-610やJBL LE8T、ALTEC#409、フォステクスの8cm~20cmのユニット他色々なユニットを聴いて来ましたが、このチンケなSPユニットのサウンドが特に良いと思います。音のヌケがスカッとしていてみずみずしい質感なのです。

Ampex4

元々は上の写真の様にSPケーブルがユニット直結で、ショボイ配線でされていましたが、SP端子を付けて内部配線を「ルシファー化」して一般的な使い方が出来る様にしています。

Ampex11

ユニットも至ってシンプルでそう重量感も有りません。何処のメーカーにOEMしたのか判りませんがジェンセンぽいです。古いユニットは底知れぬ魅力が有る様だと感じています。

今回、アンプの「伝送ロス」が減少して「音数」や「質感」が向上した結果がSPの再生音から出ています。そして更にSPの潜在能力を高めています。


全てのシステムが「馴らし込み」状態へ

2010年07月07日 | ピュアオーディオ

梅雨の大雨と晴れ間の猛暑の時期にかかって来ました。気候が悪い時期はひたすら聴きまくる体制に入ります。

今年の5月から6月にかけて「正規品パワータップの水平展開」、「ツィーター用ネットワークの端子交換」(707JandRCA箱システム)、620AのTrail仕様化、612AのTrail仕様化+ユニットの追加、612Aネットワークの16Ω化及びルシファー化、ターンテーブルマットの純毛マット化等々の対策を実施して来ました。

パワータップも正規品に交換した事でパワーアップしており、馴染ませるのには約3ヶ月~半年は必要と推測していますので、全てのシステムが「馴らし込み」の期間に入っています。

5・6月に対策した項目も本当の真価を出してくるのはこの秋ごろと思っていますので、とにかく鳴らしてやることだけが現在の仕事です。何事も一度落ち着かせてやらないと先が読めません。

現在の各システムのサウンドは着実に「グレードアップ」しています。オリンパスシステムのアナログラインは純毛マットで素晴らしい質感になりました。CDラインも音の厚みが増し、シルキーな艶やかな音色を更に高めています。オペラ等は目の前にステージが再現された様な空気感が素晴らしいです。

自宅のSP-707Jシステムも艶やかな弦楽器の音色が更に音数が増加して、より艶やかで「音が面で出てくる」様になりました。いやなサウンド・耳障りな音が殆どしません。毎日音楽を聴くのが楽しみで仕方が有りません。聴く音楽も室内楽やJAZZのピアノトリオが多くなりました。お酒を飲みたくなるような雰囲気のサウンドです。

RCA箱システムも更にスケール感と音の厚みが増し、ホールで音楽を聴いている様な雰囲気が更に高まっています。

612Aシステムも一応合格ラインまで来ました。ここから先は現在の対策を完全に固定してから進める時期に入っています。604Eの中高音が実にまろやかになって来ました。ウーハーとの繋がりも良く、中高音が飛び出してくる事もなくなりました。ネットワークがまだ十分に「活眼」していない様に感じますので、しばらくはのんびりと音楽を楽しみながら待ちましょう。