Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

サプライズ!!!のシステム

2010年07月16日 | ピュアオーディオ

前にも「一番サプライズなシステム」として紹介しました「AMPEX#515可搬型モニターSP」システムのサウンドが激変しています。

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激変の理由はドライブしているサトリアンプのRCA端子とSP端子を交換したからです。交換前の状態でも十分サプライズだったのですが、交換後はもっとびっくりするくらいのサウンドになっています。

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まず「スケール感」がこのサイズからは信じられないほど大きくなりました。中型SPだと錯覚するでしょう。音数(分解能)は大型システムと渡り合える程です。

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その上にこのSPが持っていた「みずみずしい質感」が更に生きて来ました。空間表現や余韻の多さを十分感じる事が出来ます。このサイズで「オリンパスクラス」の奥行き表現(前後感)や横方向への拡がりも見事です。中級クラスでは十分メインとして使えるグレードです。

導入当初はオリンパスを聴いてからは相当我慢して聴く状況でしたが、今日の状況では違和感なくスルーっと聴けます。聴き応えが落ちません。むしろ小型SPの軽さと音色の魅力で「こちらを聴きたい」と言う思いさえ抱かせるようになりました。

やって見ないと判らない事ですが正直ビックリしています。古いユニットにはこんなサプライズが有ります。


RCA箱システムが「激変!!!」

2010年07月16日 | ピュアオーディオ

昨日、入荷したDECCAのリボンツィーターをオリンパスや707Jシステムと同じように高域に接続しました。これで「オリンパスシステム」、「SP-707Jシステム」とまったく同じユニット構成になりました。

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出て来たサウンドは「激変」でした。音の厚みがオリンパスや707Jシステムと同じようになりました。上の写真ではビクターリボンの上に少し見えるぐらいですが、出て来たサウンドは大きく変わっています。今まで少し物足りなく感じていた「音の厚み」と「音色」が充足しました。

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リボンツィーター自体はHL90(お化けホーン)の裏に隠れて殆ど前からは見えませんが、「音の厚み」と「音色」を決定づけています。他の2セットと同じ変化です。

元々「鳴っているか判らない領域」のお話ですが、これほど強烈にサウンドが変化しますと「唖然!?」とするしか有りません。

前から云っている様に「音変換ロス」対策の一部なのです。一つのSPユニットでは出せない「音」が有ります。このRCAシステムの高域もJBL 175DLH+#2405+ビクターリボンの3種類のツィーターを使っていましたが、更にデッカのユニットを加える事で「音が埋まる」現象になったのだと思います。

このデッカリボンを追加した事で「弦楽器」や「ヴォーカル」の再現がより艶やかに、しなやかに、なめらかに、厚みを持って鳴ってくれます。減るモノがなくて表現力が増えます。素晴らしい変化です。

これでSPの作成作業は完全に完了になると思います。後は「維持管理」と「奇麗に仕上げていく」事だと思います。

今回のデッカリボンツィーターは子供に「いたずらされた」跡が有り、片側のリボンにキズが付いています。それが音にも若干出ています。しばらく鳴らし込んでも消えないようなら「リボン交換」をしないといけません。幸いにも予備を持っていますので復元は出来ると思っています。