Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL L-26 SYSTEMの鳴らし込み

2013年12月28日 | ピュアオーディオ

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ほぼ40年前のSP、JBL L-26 ディヶード。テストルームに来て5日が経ちます。その間毎日「鳴らし込み」をしています。

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どうもこのSPは「眠っていた」個体の様で、音自体は何とか低域も高域も出るのですが、鳴らし初めは「ビビり」まくっていました。アッテネーターの酸化膜やウーハーやツィーターの振動板も、久しぶりに鳴らした為か動きがおかしい?処が有り、ユニットがおかしいのか?とも疑いましたが、「鳴らし込む」に付けて「ビビり」音も少なくなって来ました。

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L-26の能率は89dbです。これをサトリのミニアンプ(プリ・パワーSuperTrail仕様)の10W/chで鳴らしています。ボリューム9時の方向から10時の方向辺りで、十分すぎる音量が出ます。

L-26はJAZZを聴く為に購入しました。シンバルの音色など非常に良い質感で鳴ります。3.6cmリングラジエーター(コーン型)ですが、なかなかどうして立派なシンバルの音がします。国産やヨーロッパ系のSPでは出ないサウンドです。コーン型だからと甘く見ていましたが、これならL-100でも良かったのかな?と気に入りました。40年前はこんな質感は出せなかったなと・・・。

設置しているのは和室の畳の上ですが、低域も出過ぎる位スケール感が大きくたっぷりと出ています。設置方法は「秘密」です。SPをそのまま畳の上に置いては低域が死んでしまいます。トレールを作って上げれれば良いのですが、予算の関係上もっと簡易なセッティングで行っています。原理が判っていますので馴れたものです。

約1ヶ月ほどはこうやって毎日、1日中鳴らし込みます。そうすれば生き返ってくるでしょう。(ビビりが取れれば一安心)