JBL#4311コンパクトモニターSPの箱内配線を、オリジナルで開発した「特殊銀線」(SuperTrail化)に交換を開始しました。この交換する配線は「自分で作ったオリジナル」ですので他には存在しません。既にメインシステム(オリンパス・SP-707J・RCA箱システム)は4年程前に交換済みです。その音質の高さは自分なりに納得しています。その練習版に作ったJBL L-26や213PROの小型SPもユーザー様に気に入られ、SPサイズからは信じられないスケール感や、音数の多さ、音のヌケ・キレ・ノビの素晴らしさ、そしてSN比が高く澄んだ音色も独得の雰囲気が有ります。
4311のユニットを外してネットワークを取りだした状態です。三つのユニット共にエンクロージャーに強固にくっついているので外すのは大変な状況です。何とか外してもエンクロージャーのパーティクルボードの欠けが多く、目も当てられない悲惨な状況(色的に)になりました。そのままでは写真でお見せする事は出来ません。一通り「再お化粧」をして写真を撮りました。
中域(13cmコーン型)は#4343と同じ様に「個室」になっています。低域の影響を受けない様に工夫されていますね。配線も接着剤で固定されています。
取り外したネットワーク。残念ながら板材を折ってしまいました。板材を自作して奇麗にしたいと考えています。このネットワークには高域をカットするコイルが使って有りません。8μと3μのコンデンサーで低域をカットさせているだけです。シンプルな作りです。ネットワーク基板はサイズを取り、既に作って有ります。
初めて内部をバラす時は気を使います。それでもネットワーク基板を割ってしまいました。紙質のボードですので強度は有りません。タッカーで止めて有ると思っていたのですが、2個のネジ止めになっていました。この辺がSP毎に違うので大変な思いをする処です。一度要領を掴めば(構造が判れば)次からはスムーズにやれます。来週一杯の予定で1セットを終わる予定です。