Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オリンパスの中音部配線接続変更

2016年06月12日 | ピュアオーディオ


久し振りにオリンパスシステムを触って見ました。触った処は「中音域」。上の写真は従来の配線。オリンパスシステムの中音部には、JBL#375+ESS グレートハイルドライバーを組み合わせています。配線接続は「並列接続」にしていました。



#375とハイルドライバーの接続を「直列」に変更しました。たったこれだけで随分と「音の感じ方」が変わりました。「音のキレ」や「リアル感」が非常に上がりました。聴きなれたオリンパスシステムが別物みたいに感じます。従来の音の出方は「クラシック向き」みたいな大人しい鳴り方でしたが、JAZZ向きでシャープな音に変わった様に感じます。



「なぜ直列接続にしたか?」と云うと、中域用パワーアンプが無理している様な感覚を受けたから。#375のインピは16Ω、これに対してハイルドライバーは8Ω。並列の場合、12Ωぐらいになってアンプの負荷は問題ないと考えていた。直列にすれば、16Ω+8Ω=24Ωとやや高めのインピとなる。アンプはどちらかと云うとハイインピの方が安定化の方向になるので、直列接続にして見たのです。



写真では、従来の配線が「宙に浮いている」のが判るだろう。この接続にして「音のバランス」が変わった。並列の場合は、#375とハイルドライバーが50%:50%の出音の様に聴こえたが、直列接続にしたら、能率の良い#375の音が強くなって、こちらの音が「メイン」として出て来る様になった。その分コンプレッションドライバー特有のサウンドの傾向になった。

これはこれでなかなかいい感じで、何よりも中域用アンプが安定化している様に感じる。(パイロットランプの半点滅が無くなった) 並列様の配線は半田付けで取り付けているのでまだ取り外していない。(いつでも元に戻せる様に・・・)