Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自分がSPユニットに求めるモノ

2016年06月26日 | ピュアオーディオ
昨日のウーハーの話で、1960年以前に生産されたものを使っていると書きましたが、それは何故か?

ウーハーにしろスコーカ―・ツィーターにしても、同じサウンドを求めています。それは「自然な音」のするモノで有る事。LE15Aを初めとする「超低域」(30Hz以下)を再生する為には、ある程度のコーン紙の厚みと重量(質量)が要ります。その重いコーン紙をドライブさせるには非常に大きなマグネットが必要になります。そして大出力のパワーアンプ。



でもこうやって出した音って「人間が作り出した音」なんだと思う。自分が欲しいのは「その場の空気感」を持ったユニット。以前自宅のSP-707J+αシステムをどなたかに聴いていただいた折発せられた「自然な音(録音されたその場に居る様な感じ)がする」と云われた。まさに自分が目指していた音・言葉が櫛来して出て来た。



オリンパスシステムと自宅のシステムのどちらが好きか?と云われれば、迷わず「自宅システム」と云うだろう。但し現在は「未完成な状態」で有る事を自覚している。オーディオ的な完成度で云えば「オリンパスシステム」だろうと思うが好みは違うのだ。現在オリンパスシステムで使っているパーツ類を自宅システムに移植すれば、自分の満足出来る境地に出来る事は判っている。(実験済み)さりとて同じものを2セット買うのもどうかな?とも思えるし、そのうち1セットに集約する時も来るだろうと思っているので、現状のままもう5年近くほったらかしにしている。「自然な音」のするユニットを現在も探している。

ウーハーの箱もバスレフ型・フロントロードホーン型・バックロードホーン型を使っているが、どれにも「特有の音」(付帯音)が有る。出来るだけその特有の音を出さないようにするには「小音量」で使うのが良いが、ある程度の音量を出さないと音楽にならない。箱(エンクロージャー)は型式や作り、材料等で写真では同じに見えても1台1台違う音がする。雑誌の写真を見てうのみにしない事だ。