Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

RCAケーブルの作り方(その4)

2017年08月23日 | ピュアオーディオ


昨日までは「樹脂を入れる」と言う処まで進みました。今日はこの件も含めて「音質」に効いて来るノウハウを述べて見たいと思います。



1)何故半田付け部を樹脂封止するか?・・・酸化防止・半田剥がれ防止・質量の確保が目的です。



2)プラグの根元にも樹脂封止・・・ケーブルの振動対策及び半田剥がれ対策をします。RCAケーブルは機器の入れ替えやレイアウト変更等で抜き差しが多くなるので、その時のケーブルの「曲がり応力」に強くないといけません。



3)+極と-極の振動を一つにする事。これは1本のケーブルでもそうであるし、1セットのケーブルでも同じ対策が必要です。各々のケーブルが極性毎に振動を異にすると「音のまとまり)(集中力)が無くなってしまいます。その為にしっかりと一体化させる事が必要になります。ただ全ての箇所でやるとなると熱収縮チューブでやる事になります。そうすると柔軟性が失われますので、センター及び両端で固定します。



以上で「音質対策」をする部分と具体的な対策方法の一例を終わります。なお当該ベルデン#88760のW線仕様のケーブルは手持ち数のみの限定で某オクで販売しています。興味のある方は「ベルデン#88760 W線 RCAケーブル」で検索して見てください。売り切れ次第終了します。