Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

スーナー製ブルーケーブル SPケーブルW線化

2017年08月25日 | ピュアオーディオ
折角手持ちに100mものスーナーケーブルが有るので、SPケーブルの試作をして見ました。今回使っているのは、一般に「ブルースーナー」と言われている「硬い」ケーブル材では有りません。同じ構造で材質が変わっているものです。



私の持っているノウハウでは、一般的にケーブル材を2倍にすると「スケール感・音数・音の厚み」が大幅にアップしてくれます。例えてスピーカーで言うなら、「シングルウーハーをWウーハーにした時の変化」に似ています。



SPケーブルに仕上げる為の「端末加工」中の写真です。この先にまたノウハウが有ります。色々と実験をして来て、自分の耳で確認してノウハウを獲得します。お決まりの端末加工では進歩は有りません。



今回は、前回作った1本仕様とW線(2本仕様)の端末を同じ仕様にして音質の比較をしようと思っています。今まで約2ヶ月程1本仕様で聴いて来たので音の雰囲気は掴んでいます。



SP本体のSP端子がYラグに対応していませんが、Yラグの先端の片方をSPプラグに差し込んで使います。1本仕様から2本仕様(W線)に交換して見て、「もう戻れません」・・・と言う状態になりました。空気感が全く変わりましたね。音数や音の厚み、空間表現等「音質アップ」を実感します。「実態感」もより出て来ました。JBL#4311Bもそのままでもかなり良いサウンドを出してくれますが、このW線仕様にしたら「スケール感」がもっと大きなサイズのSPに変わったかの様なサウンドになりました。もう戻れませんね。



今回、丸一日かけてこのSPケーブルを作成しました。作業場がお座敷ですので気を使います。ゴミを散らかさない事が一番です。作業しながら片付けをしていくのが私の作業スタイルですが、よりそれを徹底させます。同軸線の外側のメッシュ線をカットすると「針」になります。これを散らかしてしまうと後の掃除が大変です。日頃素足でいますから、突き刺さったら痛い思いもしますが、それよりも、小さい針が知らないうちに身体に入り込まない様に注意しなければなりません。磁石につかない性質のケーブルでは回収できません。