RCAケーブルが使えるぐらいまで完成しました、今回はサブシステムへの「自家用」と言う事でスリーブは被せませんが、プラグ内に樹脂を封止する作業だけが残っています。落ち着いたら樹脂を入れて行きたいと思っています。
早速、今回作った4セットのブルーカラーケーブルを使ったRCAケーブルとW線仕様のSPケーブルの組合せで音出しをして見ました。MD機DM-7080・CD機CDP-D500・チューナーKT-8300とプリアンプ間、プリ(自作管球プリCR-1000)とパワーアンプ(SONY SRP-P2070)間、パワーアンプからSP(JBL:#4311B)に繋いで音出し確認です。プラグ類が馴染むのに5時間程かかりますので、それぞれのソース機器を馴染ませてやる必要が有ります。
昨日から先行してMD~プリ間は鳴らしていましたので、こちらは馴染みも十分です。プリ~パワー間の馴染みの時間が3時間程来ましたので、印象を述べて見たいと思います。
今回のブルーカラーケーブルの材質は、芯線は銅単線に銀メッキして有ります。外側のメッシュ線も銅線に銀メッキして、2重シールドになっています。今回は芯線+シールド線を1本にして使っています。その為「断面積」は非常に大きくなっています。芯線はφ0.8㎜の単線ですのでしっかりとした低域が出てくれるだろうと予想していました。
実際に出てきたサウンドは、中域のシッカリした音で、音の密度が非常に濃いし、銅線の「しなやかさ」も有ります。自分の最高級クラスのケーブルと比較すると低域端と高域端はそれほど伸びていない。しかし必要な帯域の音の密度が非常に高く嫌な音が無い。安心して音楽に浸れるサウンドですね。際立った特徴は特になさそうだが、弦楽器群の密度が高くしなやかな表現力は魅力的です。この質感ならJAZZもロックも十分満足できますね。ボーカルと弦楽器が特に良さそうです。ジェットストリームのナレーションは非常に良いです。
これでJBL:#4311Bの内部配線も高性能なモノに交換していたらもっと素晴らしいサウンドになったでしょう。次はこの辺に手を加える事になるでしょう。現状ではSPとパワーアンプで「ふん詰まり」している可能性が高いです。内部配線よりはるかに多い情報量を送っています。現状でもPA用のパワーアンプ(SRP-P2070)を使ったサウンドとはとても思えません。今回は「試作」ですので「自家用」になります。