Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

管球プリ1号と2号の不具合

2013年12月21日 | ピュアオーディオ

完成したと思っていた管球プリ1号と2号。しかし、私の耳にはまだ何処かおかしい処が有ると思えた。そう思って内部配線を確認していたら「不具合点」を発見した。

サウンド的におかしい処は①高域が少ない(出ていそうで出ていない) ②音にキレを感じない が主な点で、その為低音のキレもおかしいと思う。

まだ不具合点を発見したに過ぎず、修正し、再度サウンドを確認しないと直っているとは云えない。来週には2台とも修正し確認したいと思います。以前3B252Bシングルアンプも足掛け2年程して使えるようにしましたので、こちらも諦めずに使える様になるまで徹底的に追い込んで行きたいと思います。良い音はそう簡単には手に入らないと云うことです。


c-290の馴らし込み開始

2013年12月20日 | ピュアオーディオ

C2902

整備点検を11月に終えたC-290を入手しました。中古品を買う時は「程度」を気にします。出来るだけ「整備点検済」を少々高くても買う様にしています。未点検の場合は点検に出してから使っています。初期性能が出ていない状態(内部の電子部品パーツの劣化)ではその機器の本領発揮は難しいのでそうしています。

鳴らし出して、今までの管球プリと大きく違う点は、①低域の音のキレが凄く良い ②高域の伸びを感じられ、シンバルの繊細な響きが感じられる ③反面音の厚みが薄い と云う事。これから鳴らし込んで行けばもう少し音の厚みやキレも出て来るでしょう。

「鳴らし込み」も一応半年を目途にしていますので、良かれと思ってやった事でも悪ければ元の位置に戻す事で、「音質アップの階段」を踏み外さないで継続できます。ベンチマークの所以です。

何事にもメリットとデメリットが有りますし、機器全体として合う合わないの問題。自分の好みや目指すサウンドのトレンドも有ります。自分の場合#375を使ったシステムを3セット持っていますので、同じ様な音を作る気は有りません。それぞれに目指すサウンド(世界)を決めています。


C-290がやって来た

2013年12月19日 | ピュアオーディオ

本日アキュフェーズC-290が入荷しました。今年初めに、5年も鳴らし込んだ2台のC-290を手放し、管球プリに移行しましたが、またベンチマークに戻ってきました。出たり入ったりの無駄な事ですが、やってみないと判らないので仕方がありません。管球プリ1号や2号のグレードは良いのですが、狙ったサウンドに出来そうもないと判断して原点回帰しました。

接続の前に「一仕事」。チャンデバF-25VとプリアンプC-290の内部を開け、「秘密兵器」に交換。そしてラックに設置し、ケーブル類を何とか交換して接続を完了しました。

早速鳴らし始めました。CD1枚目では、左右のバランスが取れてなく右chに寄っていましたが、最後の曲になる頃には左右のバランスが取れてきました。ケーブル類の接続の「馴染み」を取るのに累積5時間は掛かります。明日いっぱいは「馴染ませる」為に使います。その後プリの活性化の為の「鳴らし込み」に入ります。約半年を予定しています。

今回はチャンデバが半年先行してかなり活性化していますので、今度の活性化対象はプリアンプ(C-290)になります。プリの活性化がシステム全体のサウンドを決定します。イニシャルとしても結構グレードの高いサウンドを聴かせてくれます。低域のキレの有る音はやはり半導体デバイスでないと出てこないですね。その分音の厚みは幾分減少しています。

交替させた管球プリ1号は、チョッと手を加えて自宅専用にします。


管球プリ1号の交替

2013年12月17日 | ピュアオーディオ

6月から「鳴らし込み」を始めたオリンパスも、約半年経ちました。管球プリ1号も使い始めて約4ヶ月、ようやくクラシックが満足できるレベルになり、JAZZも鳴り出し始めた今になってプリアンプを交替させる準備に入っています。

管球プリ1号の特徴は、音色の良さと情報量の多さです。この音色の良さや情報量の多さをチャンデバを通す事で減らしてしまっています。本領発揮させるにはまだまだ2~3年掛かると思います。ただ低域の質感的にキレの有るサウンドには向いていないと思います。この管球プリの音は自宅システムに求めている質感です。

以前の様なキレ・ヌケ・ノビを感じさせるサウンドに戻すには、ベンチマークのC-290に戻すのが順序だと思います。既にC-290の手配をしています。今週中には入荷するでしょう。ただそのまま使ったのでは面白く有りません。更なる音質アップをさせたいので、C-290とF-25V用に「秘密兵器」も発注しています。

また新しい機器(プリ)になりますので、最低3ヶ月、だいたい半年程はまた「鳴らし込み」が必要になります。これで最後にしたいですね。


オリンパスシステムのプリアンプ

2013年12月16日 | ピュアオーディオ

旧事務所時代はアキュフェーズのC-290が不動の位置にありました。それを鳴らしに鳴らし込んで使っていました。音質対策はオーディオグレードヒューズとゴールドスターシリーズのケーブル達。たったこれだけで素晴らしい音質を獲得していました。これが今の私のベンチマークです。

現在の音楽部屋に引越しして、プリアンプをSuperTrail仕様のプリアンプに、チャンデバをF-25Vに交換して、更なる音質アップを狙ったのですが、クラシック系のオーケストラには非常に有効なのですが、JAZZが殆ど全滅になりました。SuperTrail仕様の管球プリは自宅システムで求めているサウンドだと思います。それなら管球プリは自宅に戻して、オリンパスシステムは一度後退してでも「ベンチマーク」に戻して見るべきだと考えます。

もう一度C-290プリに戻して見ようと思います。程度の良い物を捜してみようと思います。ついでに「秘密兵器」も合わせて、旧事務所時代よりも更に上のサウンドにしたいと考えています。


オリンパスシステムの4ch化の続き

2013年12月15日 | ピュアオーディオ

昨日からオリンパスをフロントのみ4ch化して聴き出しています。JAZZやクラシック、ピアノやバイオリン曲・・・と色々なスタイルの曲をかけて相性を見ています。

2chに+2chで4個のSPを使っている様な使い方です。プラスしたSPにはDSPをかけて時間軸を少し遅らせています。音量もかなり絞って「残響」を得るような使い方です。部屋が和室で残響が少ないので補っています。

使う上での注意点は、写真で云う「2線ボケ」の音にならない様に、一体感を持たせる事が大切だと思います。「云うは易く、行うは難しい」テーマです。現状でもズレを時々感じます。質感は同じJBLのSPを合わせましたので、大差はないと言いたい所ですが、高域の輝き方や低域の強さに違いが有ります。

色々な曲をかけて見て思うのは、ソロ楽器よりもストリングスやオーケストラの演奏に合うと思います。多人数が演奏する曲では「2線ボケが、演奏者の人数を増やしてくれる」効果に繋がります。非常に音の厚みが付いてくれます。

今日は試しにブルックナーのシンフォニー9番(ワルター/コロンビア響)を聴いて見ました。狙い通り、非常に柔らかく重厚に、そして金管楽器が響き渡ります。これくらい良くなると聴くのも楽しくなります。


オリンパスシステムの4ch実験

2013年12月14日 | ピュアオーディオ

昨日導入したオリンパスの4ch化。追加したSPはJBL #213 PRO。このSPを蜂の巣の横にセットして定位を合わせました。

追加したアンプはYAMAHA DSP-3000+MX-55を2ch仕様にして鳴らし出しました。今更DSPかと思われるかも知れないが、個人としてはDSPは初めて使います。要は「結果」的に良ければ良いと云う事。

昨日から鳴らし出して、ケーブルの馴染みも出て来た様なので軽く使って見ました。メインシステムのプリからチャンデバ間でオーバーフローしている音数を拾えないか?の実験です。プリのOUTPUTが1系統しかないのでCDPから分岐しています。

サブシステムのケーブル類は一般市販のケーブルを使い、音量は相当少なめにしてバランスが取れる様です。「音の厚み」が非常に増しました。半導体のアンプを使っていますので、今まで暗かった高域が非常に明るくなり、好ましい変化をしました。まだ鳴らし始めたばかりですので音量やパターンを探っています。

来週にはリアchにもSPを追加して、6chを完成したいと思っています。


新しい実験

2013年12月13日 | ピュアオーディオ

サブシステム用にSPセットを4セット手に入れました。JBLが3種とオンキョウが1種。現在サブシステムは6ch仕様で鳴らし出しています。ただサブシステムのメインSPが決まっていません。現在はマークオーディオの10cmユニットを使った自作SPをメインに置いて使っています。

現在使っていないSPが2セット有ります。これをまず1セット、オリンパスシステムに導入しました。プリ+パワーアンプを追加しています。つまり4chで鳴らし出しました。追加のSPもアンプ類もまだ馴染みさえ出ていないので、しばらくは一緒に鳴らし込みます。

オリンパスシステムは、電源ラインの壁コンを新規に作って、2系統にした効果で9段目の活性化をしました。音が「面」で出て来る感じが強くなりました。市販のプリアンプを使えばもう「活眼」していると思います。特別仕様の管球プリですので、チャンデバがまだ「活眼」している状況ではないと判断しています。

お遊びで6chシステムをオリンパスでも作って見ようとしています。


最近聴きたいと思う曲

2013年12月12日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムもクラシックなら十分楽しめる音質になっています。40年ほど前に知って居ながらまだ未購入の曲が有りましたので、この頃やっとCDを手に入れました。

ラフマニノフのP協3番。イントロのピアノの旋律が哀愁を帯びて流れて行く・・・なんて美しい曲でしょうか?ラフマニノフの曲に外れはないと聞いています。

最近買ったCDは
①ベルシュタイン/アバード Photo_3
②ホロビッツ/オーマンディ Photo_4
③ワイセンベルク/バーンスタインPhoto_5
④アシュケナージ/プレビンPhoto_6

 の4枚。どれも一昔前の録音です。

自分の耳の中に残っているピアノの音がどの盤か?探す為に4枚程購入しました。探していたのはアシュケナージの様でした。まだどれも来たばかりですのでじっくりと楽しみます。


自宅システムには一応満足

2013年12月11日 | ピュアオーディオ

自宅システムには管球プリ2号を使っています。パワーアンプのWE101Dppアンプとの組み合わせでほぼ満足しています。決して「現代的」なサウンドではないけれど、現在の機器達では出せない「質感」が有ります。

Sp707j41

自宅ではクラシックやイージーリスニングを「極端な小音量」で聴きます。特に弦楽器の質感が良くないと聴きたくなくなります。日曜日21時からのNHK教育テレビでのクラシックの演奏を毎週楽しんでいます。先週の番組の最後にブラームスの弦楽四重奏が有ったのですが、素晴らしい質感で聞惚れてしまいました。このサウンドが出れば十分だと云える。(自己満足です)

「極端な小音量」はTVの音量よりも小さい音量で、これでオーケストラや室内楽を「真夜中」に楽しんでいます。JBLのユニットとは思えない弦楽器の質感です。以前はBC-Ⅱを夜間専用として置いていたのですが、全ての面で現在のメインシステム(SP-707Jシステム)の方が良いのでBC-Ⅱは自宅から放出しました。もう3年ほど前の事です。