今日も朝からどんよりとした曇り空。沖縄では梅雨明けも近いようだが、関東地方の梅雨明けはそれから一ヶ月後が例年のようだから、まだまだ梅雨と付合わなければならない。
予報では午後三時頃からは傘マークが並んでいる。午前中はまだ雨の心配は無さそうだ。
9時半前、日課である妻との散歩が終って家に着くと、境界フェンスのブロック上に大きなクワガタがいる。だが、私はもう永年クワガタを見たことはなかった。
この辺りには野生のクワガタなどはいないはずだ。世の中には趣味でクワガタを飼っている人もいるとのことだから、そこから脱走してきたクワガタだろうか?
それにしても大型のクワガタだ。ネットで調べてみたが、何と言う種類のクワガタなのかは判らなかった。
昭和30年代頃までは、この辺りでは夏にはたくさんの昆虫がいて、子供の頃には朝早く雑木林に行けば、何匹も採ることができた時代もあった。
カブトムシやカナブン、クワガタ、そしてコガネムシといろいろな種類の昆虫がいたなんて、今では夢物語のような昆虫の宝庫だった。
でも人気があったのは雄のカブトムシだったが、写真のような大きなクワガタなどは見たことはなかった。もっと小型のクワガタだった。
今のように昆虫を入れるプラスチック製の容器などは無かったが、私は祖母が麦わらで編んだ虫かごが定番の入れ物だった。
その宝庫だった雑木林も宅地化されて、今はその面影すらもない。私のような高齢者は 「昔は良かった」 と、懐かしむが、実際に自然豊かな環境だった。
この大型のクワガタ、子供たちに見つかれば途端に捕まって友達にされてしまうだろうが、私も心配になって30分後に見に行ったが、もうそのブロック上には姿は無かった。食べる餌もない環境だから生きるためには苦労するだろう、と少し心配になったが、何処へ行ったのであろうか?
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