スマホを使うようになってから今日で四週間目。私にとっては必ず持たなければならない必需品でも無く、過ぎたる道具のようにも思えるが、使い出したからには一端のスマホマンになりたいと努力しているが、この道具、憶えれば憶えるほど、次から次へと判らないことがあって私の脳細胞を刺激している。
だが新しい道具を使う時にはそれは避けて通れないはずだから、その一つ一つを超えて行くとまた楽しみも増えてくるから面白味もある。
判らないことは傍にいる嫁さんに尋ねれば教えてくれるが、最近気付いたのはその判らないことをネットで検索するとほぼ全部、何らかの回答があること。
ネット検索の説明で多いに助けられたが、私が最初から不満だった 「文字入力中、カーソルを左に動かせないこと」 も、検索でいくつかの方法があることが判り、入力速度も多いに順調になった。
「不明なことはネット検索で」 は本当に便利な方法である。
スマホを持つようになってから、それを落とさないようにと注意しているが、もし落とした時に少しでもショックを和らげるためにケースを取り付けようと、これはネット通販で物色してみた。
ケースはたくさんの出品があって驚いたが、好きな飛行機絡みのケースも見つかった。ただ、JALやANAでのグッズコーナーでは欲しいが高額のケースだから諦めたが、やっと見付けたのが航空自衛隊・百里基地所属の 「F4EJ 改 Phantom Ⅱ」 の図柄を模したケース (写真・右) だった。値段も手頃だったからこれに決めた。
ネット上で買ったら翌日には届いたが、残念ながら 「iPhone 5」 用が誤送されてきた。このケースは小さいので私の 「iPhone 8」 には使えないハプニングがあったが、電話するとすぐに交換となり、その二日後にはもう配送されてきた。私がネット通販を利用するようになったのは、このように対応が早く、現物が手に入るのが早いことに便利さを感じたからだった。
買ったケースの図柄にある 「F4EJ 改 Phantom Ⅱ」 を選んだのは、私がこの機体に搭載されている 「J79-IHI-I7」 エンジンを 1940 年代には毎日のようにテストした経験があるからだった。
このエンジンでの想い出は多いが、圧巻だったのは 「アイドル・ポジション」 から 「フル・アフターバーナー・ポジション」 までスロットルレバーを急加速したときの躍動的な推力 (エンジン出力) の変化だった。フルアフターバーナーでは可変式の排気ノズルが全開となり、ダイアモンドコーンを伴った長い炎が綺麗に排出されていた。
そんな想い出に浸るような感覚をこのスマホケースから受けたが、アフターバーナー作動時の緊張感は未だに私の心の中に残っている。
それと現在、世界中で 「F4 Phantom Ⅱ」 を使っているのは航空自衛隊だけのようだ。勿論、改修して機体寿命の延命を図ったのだろうが、もしかしたら私がテストした 「J79-IHI-I7」 エンジンがまだ使われている可能性もある。
スマホケースから思いがけず、若かった頃にタイムスリップしてしまった。丁度その頃、アメリカ軍・横田基地では2飛行隊の 「F4D Phantom Ⅱ」 (写真・左) が常駐していた。ベトナムではまだ熾烈な戦いが続いていた頃でもあった。
当時はモノクロ写真だったが、古いネガをデジタル化したので鮮明度は少し我慢することにしました。
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