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転んだら自分では起き上がることが出来ない・・・それでも働かざるを得ない現実・・・

2016-03-30 | 梅肉エキス
梅肉エキスカプセル





先日の夕食時の妻との会話の中で・・・

職場の別の部署で働いている、妻より一つか二つ年上の女性が

仕事中に転ぶと自分では起き上がることが出来ないらしく、

同僚が後ろから抱きかかえて起こしてあげるらしい・・・と


その後に、当の本人は「会社には言わんといて!」と懇願するらしいんですね・・・

常に足を引きずりながらの日常らしいのですが・・・

事実、仕事の能率も悪く、他の人の足を引っ張ってしまうらしいのです・・・

それでも、働き続けていかなくてはならない現実があるんですよね。


一億総活躍社会!?

そこまでして働かなくては、暮らしていけない世の中なんて

やはり、間違っているように感じます。

何かが違う・・・捨て去られていることがあるように感じます。


今朝は、80歳超えても職探しという現実記事を紹介してみようと思います。

~以下、3月30日読売新聞朝刊より抜粋~

老い 2016

孤立
闘う
 大阪府茨木市の賃貸し住宅で独り暮らしする正造(83)(仮名)は、水曜日に商店街のスーパーで買い物をするのを習慣にしている。
 その日、レジかごに入れたのは、ちくわ(95円)、セロリ(108円)、第3のビール1本(159円)……マグロの刺し身(753円)の前でしばらく足を止め、「見るだけや」と自嘲気味にこぼした。

 飲食業の会社や自営で働いてきた正造は、約30年前に妻を亡くし、子供には恵まれなかった。現在の月収は、厚生年金と国民年金の計約12万円。ぎりぎりで生活保護の対象外だ。

80歳超えても職探し

年金生活「寂しいなぁ」
高齢者の就業者数の推移

 2013年の厚生労働省の国民生活基礎調査によると、65歳以上の高齢者の世帯では、総所得に占める公的年金の割合はほぼ7割を占めた。年金しか収入がない世帯は6割に上った。
 但し、サラリーマンが加入する厚生年金では、14年度末の平均月額は約14万7000円なのに対し、自営業など定年とは関係なく働ける人を想定した国民年金では、3分の1程度の約5万4000円にとどまる。年金だけでは余裕を持って暮らすのが難しいこともあって、15年の高齢者の就業者数は過去最多の730万人(前年比49万人増)と、12年連続で増えた。
買い物を終え帰宅する正造さん
買い物を終え、帰宅する正造さん。第3のビールとおつまみのセロリを手に提げ、「一人酒はわびしいわ」とつぶやいた(大阪府茨木市で)=長沖真未撮影
 生活保護の場合、医療費の自己負担はない。持病での通院を迫られる正造の生活は実質的に、生活保護を受けるよりも厳しい。
 だから、足腰が弱っても週2回、マンション清掃の仕事をする。月1万円程度にしかならないけれど。
 やっぱり、「少しでも生活に余裕がほしい」と思うから。「生きる張り合いがほしい」と思うから。

■  ■

 「年金だけやと生活が苦しいんですわ。何とか仕事を探せまへんか?」
 正造が「生活困窮者自立支援事業」のモデル実施を始めた市役所を訪ねたのは2014年11月だった。
 この事業は、自治体が、生活保護の一歩手前の人を早期に見つけ、自立できるよう助ける制度。就労訓練も行い、多重債務があれば弁護士につなぐ。状況に応じてサポートする「伴走型支援」が特徴だ。

 就労支援員の内田敏明(61)は、ハローワークの求人票を調べ、市のシルバー人材センターにも問い合わせた。だが、80歳を超える高齢者の働き口は、簡単には見つからない。
 そこで、チラシ配りや自転車整理といった単発の仕事を紹介した。朝から夕まで働いて2000円。「少ない」と断る人もいる中、正造は「ありがとうございます」と喜んで受けた。

 3か月が過ぎ、正造に、勤務先の清掃会社に仕事を増やしてほしいと求めては、と提案した。気後れする正造に「会社は仕事ぶりを認めてくれてますよ」といって背中を押した。
 正造が会社に頼むと、新たに週1回の清掃の仕事を紹介された。ここで支援はいったん終わった。
 だが、この仕事は、依頼主の都合で、わずか3か月で打ち切られた。

■  ■

 厚生労働省によると、この事業の15年4月~16年1月の相談件数は、全国で約19万件。就労支援の対象者は約2万3000人で、このうち約1万7000人が就職できた。

 しかし、高齢者となると現実は厳しい。
 茨木市の14年4月~今年2月の相談件数は674件で、約3割は高齢者。年金収入しかなかったり、借金を背負っていたりして困窮しているケースが多いが、歳を取ると体力や記憶力が低下し、行動範囲も狭くなる。女性であれば家事代行や調理などの働き口が見つかりやすいが、男性は特に苦しいという。
 「働きたいという高齢者は多いが、実際に働ける職場はすごく少ない。伴走型支援といっても、限界がある」と内田はいう。

■  ■

 正造は買い物袋を手に、誰も待つ人のいないマンションへと帰って行く。第3のビールや徳用パックの焼酎を飲み、テレビで好きなスポーツ番組を見て、ほろっと酔って床に就く。
 「ほんまは友達と居酒屋に行きたい。旅行にも行きたい。でも、お金がないから、ただ生きてるだけです。何も楽しみがない毎日は、寂しいなぁ」
コメント
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