ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

「日本むかしばなし」

2006-08-07 09:16:46 | 
前回、アニメ嫌いになった経緯を書いたが、今回はそのアニメ嫌いを幾分か癒してくれた表題のアニメについての思い出話。

実のところ、別に見たかったわけではない。20数年前ですが、表題の「日本むかしばなし」は関東圏では、金曜午後7時半からテレビ朝日で放送していたのですが、私のお目当ては八時からの「ワールドプロレス」。

金曜日は、7時くらいまで大学の部活のトレーニング。その後部室を掃除してから部室で、仲間とプロレスをTV観戦するのが当時の習慣でした。7時半過ぎには片付いているので、必然的に観てしまうのが「日本むかしばなし」なのです。

アニメ嫌いの私でしたが、あの味のあるナレーションと、素朴な絵柄には素直に見入りましたね。悪代官や鬼たちに苛められている村人を見ながら、「嗚呼、まるで俺達一年生みたいだ・・・オヨヨ」と上級生を横目に嘆いたものです。

今はだいぶ違うようですが、当時大学の運動部は厳しい上下関係と「しごき」が日常的でした。「日本むかしばなし」を見ながら、「俺らって、やっぱり日本人なんだよなあ~」と妙な感慨にふけったものです。

昔話なんて、子供のための読み物だと思っていましたが、長い歴史を生き延びただけあって、好いお話が多いのですよね。幼い子供を持った友人宅を訪れると、そこにある昔話の絵本には、ついつい手が伸びます。思わず夢中で読んでいると、子供が不思議そうに見上げていて赤面します。なんとなく、気恥ずかしく、それでいて懐かしい不思議な感慨です。
コメント (4)
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