ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

単位不足に思う事

2006-11-10 12:54:15 | 社会・政治・一般
正直、呆れている。

受験を優先して、取るべき単位をとらせずに卒業させるつもりだったのか?

ゆとり教育という、知能低下教育のせいで、ただでさえレベルの低下している若者たちを何だと思っているんだ。企業の現場では、教育錬度の低い若者達の再教育に頭を痛めている現実を分かっているのだろうか。

もちろん、今だって優秀な若者は少なくない。でも彼らは塾や補習で、十分努力して知力を身につけてきている。断言するが、若いときに必死で勉強して磨き上げた知力は、社会に出てから十分通用する。20代ではあまり差がつかないが、30代になると、その差が顕れてくる。40代でその差は確定的となる。

まったく実用的でない勉強も、その過程で身に付く学習力が後々重要に成る。実用的でない勉強からこそ、教養は培われる。

社会に出れば、誰だって分かるはず。学校で教わった知識なんぞ、あっという間に陳腐化し、廃れていく厳しい現実を。だからこそ、新しい知識を身につけ、変わり行く社会の変化に対応する学習能力が重要と成る。

その学習能力を、わざわざ衰えさせて、いったいどうする気なのだ?子供達が可愛そう?勘違いも甚だしい。

資源に乏しい我が日本では、類稀な学習能力と安定した社会に支えられたマンパワーこそが、唯一の貴重な資源。そのマンパワーを低下させる間抜けな教育を放置すれば、21世紀後半には衰退して、惨めな惨状をさらすことに成りかねない。

その頃には、私は生きてはいまいが、それでも子供達が惨めな暮らしをしている姿は見たくない。断言するが、楽して身に付く知力なんぞありえない。子供を甘やかすな!子供をだしに自らの善人ぶりをアピールするな!ほんと、腹立たしい。
コメント (4)
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