この本を読むと思い出すのが、シトロエンDSというフランスの車だ。
やり手の営業マンで稼ぎも良かった父が、私の幼少時に乗っていた車でもある。母の話では、すぐ車酔いするため、車を嫌った私が喜んで乗っていた車が、シトロエンだそうだ。ハイドロ・システムとかいうガス圧を使ったサスペションが特徴の車で、独特の乗り心地が有名な車でもある。
石畳の道が多いフランスで開発された車で、はっきり言ってかなりマニアチックな車だ。デザインも独特で、そのシルエットは今見ても先進的だと思う。ただ、整備が難しく、近所に適切な整備工場がなかったので手放したと聞いている。
ちなみに父は離別後ヨーロッパへ渡り、当地でもシトロエンに乗っていたらしい。でもアウトバーンでメルセデェスに抜かれたのが悔しくて、ドイツ車に乗り換えたと聞いた。大学生の頃シトロエンに乗りたいと言ったら、あれは整備が大変だから素人には無理だと断られた。
自分の仕事に誇りを持つプロが、拘りを持って乗る車、それがシトロエンだと思う。そんなプロ同士の壮絶な戦いを描いたのが、表題の本だ。日本では冒険小説の私設宣伝マン、内藤陳氏の紹介で広く知られるようになったと思う。
この本を読んで、プロのガンマンの仕種を真似した人、けっこう多いと思う。そのくらい、登場人物が皆かっこよかった。でも、このかっこよさは男性限定かもしれない。女性に勧めても、あまり感心されたことがない。多分、こだわる部分が違うのだろうと思う。
やり手の営業マンで稼ぎも良かった父が、私の幼少時に乗っていた車でもある。母の話では、すぐ車酔いするため、車を嫌った私が喜んで乗っていた車が、シトロエンだそうだ。ハイドロ・システムとかいうガス圧を使ったサスペションが特徴の車で、独特の乗り心地が有名な車でもある。
石畳の道が多いフランスで開発された車で、はっきり言ってかなりマニアチックな車だ。デザインも独特で、そのシルエットは今見ても先進的だと思う。ただ、整備が難しく、近所に適切な整備工場がなかったので手放したと聞いている。
ちなみに父は離別後ヨーロッパへ渡り、当地でもシトロエンに乗っていたらしい。でもアウトバーンでメルセデェスに抜かれたのが悔しくて、ドイツ車に乗り換えたと聞いた。大学生の頃シトロエンに乗りたいと言ったら、あれは整備が大変だから素人には無理だと断られた。
自分の仕事に誇りを持つプロが、拘りを持って乗る車、それがシトロエンだと思う。そんなプロ同士の壮絶な戦いを描いたのが、表題の本だ。日本では冒険小説の私設宣伝マン、内藤陳氏の紹介で広く知られるようになったと思う。
この本を読んで、プロのガンマンの仕種を真似した人、けっこう多いと思う。そのくらい、登場人物が皆かっこよかった。でも、このかっこよさは男性限定かもしれない。女性に勧めても、あまり感心されたことがない。多分、こだわる部分が違うのだろうと思う。