日本海で温帯低気圧に変わった台風の名残りらしいが、きょうは風が強く吹き荒れ、気温も15度まで上がらなかった。午後になれば天気は回復するという予報だが、昼前に見えていた青空は隠れてしまい、山の中にいた時は雨もパラついた。
高座岩
北原新道の草刈りから戻ってきて、遅い昼食を済ませた。
草刈りは終わったが、また新たな課題が増えてしまい頭が痛い。昨日呟いた新道の中段部を横切る作業道というのは、一昨年前だったかここら一帯を間伐した際に、その材木の搬出に使うフォワーダーと呼ぶキャタピラーで動く運搬機が通るための仮の作業道のことで、間伐作業が終われば道はそのまま放置される。実は、そういう作業道が山の中にはそこら中にある。
それで、重機で山肌ごと削られた北原新道をそのままにしておいては人が通行できなくなるため、取り敢えず登下降だけはできる道を作っておいた。最近になってその部分が崩落してしまい、どうしたら一番良いのか策を練らなければならないが、なかなか妙案が浮かんでこない。
それにしても、初めてあのクマササの切り株だらけの道を下った時は、まさかその道を作った北原のお師匠と今のような付き合いをさせてもらうことも、その山道を北原新道などと勝手に名付けさせてもらうことも、またその自覚もないままいつの間にか師に代わり草刈りをすることになることも、予想だにしなかった。今年13歳になるHALがまだ1歳のころで、切り株で足を怪我させないようにと抱いて下ったことを思い出す。あまりの歩きづらさに、却ってあのクマササをなぎ倒さんばかりに刈った師のご苦労が伝わってきた。
まだ刈り終えたクマササの葉はそのままだし、手直ししたい箇所が他にもある。もう幾日かは通うことになりそうだ。
昨日の北原新道登り口の写真は木の影が斜めに写ってしまい、気に入らなかったので撮り直しをしました。
この週末、天気は期待できそうです。
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