入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「秋」 (43)

2019年10月22日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょうは上にいかなかった。雨だったらそうしようと、昨日のうちに決めていた。そのせいか、8時過ぎに床に就き、夜中2時ごろに一度目が覚めてビールを飲み1時間ばかり妄念を相手にしたが、なんと合わせたら優に10時間以上も惰眠を貪ったことになる。起きたのは9時近かった。それだけ疲労が溜まっていたのだろうが、これだけ眠れるというのは体力があるという証拠でもある。
 農休みというか牧休み、まず朝風呂に入り、昨夜作って殆ど手を付けなかった石狩鍋を温め・・・、日本酒1合とビールを1本を美味しく頂いた。その後は格別することも思いつかぬまま、雨音を聞きながら呆けている。

 午後から都では即位の礼が行われ、それに伴う海外からの要人の来日で、さぞかし交通は混乱しているだろう。昭和の大喪の礼と平成の即位の礼が記憶の中で混乱している中、あれから30年も過ぎたのだとは・・・、当時は都にいてその有様を目にした。次の御代には同じ感慨を味わうことはいないだろうと、祝意を込めてもう1本の熱燗に手を伸ばす。
 
 午後からわが陋屋に北原のお師匠がおいでになり、いろいろと語る。例の日本酒「法華道」もわざわ持ってきてくれた。横槍を入れそうな者の一人に、弟子も入っていたのではと問い質し、そうだと言われて大笑いをした。いくら師と弟子でもいろいろと考え方、意見の相違はあるだろうが、これに関しては好企画だと思っている。師にそんなふうに思われてはまだまだ精進の足りない証拠だろう。

 夕暮れが始まった。久しぶりに目にする寂しい風景だ。柿の老木、今年はいつもの年に比べて実の付きが悪い。それで、しかし、どうということはない。もう、干し柿を作る人もいない。
 明日はまずまずの天気、テイ沢が待っている。

 業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。
 
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