入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「秋」 (50)

2019年10月30日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                      Photo by Ume氏

 まずまずの秋日和だった。その情景は、きょうのUme氏の空撮写真に代弁してもらおう。それにしても大体、きょうのような秋晴れの日なら、冠雪した槍や穂高が見えるはずなのに、北アは雲に隠れてしまっていた。塩尻、松本方面や、さらにそれより以北は、それほど好天とは言えなかったのかも知れない。
 
 牛もいない第4牧区の電気牧柵の修理のため、小入笠の頭に2回も登った。あと1ヶ月もしないうちに電気を止め、冬支度をしなければならないから、無駄なことのように思える。だが、放っておけばアルミ線は鹿によってズタズタに切られてしまう。馬鹿らしいと思いながら登ったり降りたりを続け、それでも一応、修理が済めばそこそこの満足感やら解放感を味わった。
 本当に鹿がいなかったらどれほどこの仕事も楽になることか。例えば、通常の有刺鉄線を切るのは90パーセント以上が鹿だと言っても、恐らく間違いないと思う。きょうも「通勤路に相応しくない」山道を上ってきたら、植林の前なのか後なのか、とにかく鹿対策のためだろう、広範な山の斜面にネットを張る作業者の姿が遠くに見えた。あれで、効果がいつまで続くのか、くどいようだが鹿は有刺鉄線を切るのである。
 豚コレラにしても、感染の範囲は拡大するばかりだ。この近くの山でも、イノシシの死体が発見されたという話を聞いた。夏の間、あれほどイノシシには手を焼かされたのに不思議と、まだ牧場内ではそういうことはない。かなりの群れだったはずだが、どこかへ行ってしまったのだろう。
 誘引はしていたがあまり鹿の反応がない中、先程大型の囲い罠の準備をした。里からも督促が来ている。さてどうなるか。

 昨年は11月29日が初雪とある。12月の1,2日はCM撮影があり、5日も「第2検査場の大木処理」で上に来ていたようだ。さらに入笠泊なんていう日が続く。どうも、いつまでも入笠に入りびったていたのが分かる。ウーン。

 来週も3連休。キャンプの予約が入った。この時季はまず空いているが、そろそろ小屋の方をお勧めしたい。
 営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。
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