昨日「万事休す」となったが、その後「ここまで2時間半かかった」と呟いたのだから、とにかくあの流れ出た土砂や木を何とかして、牧場まで来たことは来たわけだ。ところが、本当の万事休すが待っていた。それがきょうの写真。無惨!
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来る前までは牛がいなくなった牧場よりか、管理棟や山小屋のことが心配だった。幸い二つの、古い建物だが、無事だった。そうなるとやはり、次はテイ沢のことが気になってくる。あの大雨では、沢は激流となって流れたはず、無傷とはいくまいとそれなりに覚悟の上で行ってみることにした。
そんな思案をしていると、台風が去ったばかりの小黒川林道をオフロードバイカーが5,6人、崩落の危険があちこちにあることを知ってか知らでか下っていった。砂糖に群がるアリさながら、わずか10キロばかりの未舗装の林道へ、こんな日でも彼らは来る。言う言葉がない。
早々に昼を済ませて牧場のゲートから1キロも行かないいうちに、道は激しい水流によって削られ、掘られ、えぐられて、とてもではないが4輪車が走れるような状況ではなかった。一応、備えの意味でツルハシ、スコップ、ジョレン等々を車に積んでおいたから助かったが、それでもあの道は当分通行止めにするしかあるまい。
そして苦労の末にテイ沢に来て、ただ茫然とするしかない光景を目にした。下から1番目の丸太橋は問題なかった。しかし2番目は、両岸の橋を支えていた岩が崩れてしまい、丸太橋は斜めに傾いて通行は難しく、危険。さらに3番目、それがきょうの最初の写真だが、ここを渡れと言われても大半の人が躊躇するだろう。そして4番目の「夫婦が淵」に来て、そこに架かっていたはずの橋は、嗚呼、完全に姿を消していた。3番目に引っ掛かっていた丸太橋の残骸らしきがそれだろう。
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明日からのことを考えて、今朝、苦労したド日陰の崩落現場を、通行できるよう手を入れておいた。なお、テイ沢は一般の登山者にはしばらく立ち入りは無理。何とかしたいが、水量が下がらなければ、まだ今の段階ではとても修復の見通しは立たない。
営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。
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来る前までは牛がいなくなった牧場よりか、管理棟や山小屋のことが心配だった。幸い二つの、古い建物だが、無事だった。そうなるとやはり、次はテイ沢のことが気になってくる。あの大雨では、沢は激流となって流れたはず、無傷とはいくまいとそれなりに覚悟の上で行ってみることにした。
そんな思案をしていると、台風が去ったばかりの小黒川林道をオフロードバイカーが5,6人、崩落の危険があちこちにあることを知ってか知らでか下っていった。砂糖に群がるアリさながら、わずか10キロばかりの未舗装の林道へ、こんな日でも彼らは来る。言う言葉がない。
早々に昼を済ませて牧場のゲートから1キロも行かないいうちに、道は激しい水流によって削られ、掘られ、えぐられて、とてもではないが4輪車が走れるような状況ではなかった。一応、備えの意味でツルハシ、スコップ、ジョレン等々を車に積んでおいたから助かったが、それでもあの道は当分通行止めにするしかあるまい。
そして苦労の末にテイ沢に来て、ただ茫然とするしかない光景を目にした。下から1番目の丸太橋は問題なかった。しかし2番目は、両岸の橋を支えていた岩が崩れてしまい、丸太橋は斜めに傾いて通行は難しく、危険。さらに3番目、それがきょうの最初の写真だが、ここを渡れと言われても大半の人が躊躇するだろう。そして4番目の「夫婦が淵」に来て、そこに架かっていたはずの橋は、嗚呼、完全に姿を消していた。3番目に引っ掛かっていた丸太橋の残骸らしきがそれだろう。
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明日からのことを考えて、今朝、苦労したド日陰の崩落現場を、通行できるよう手を入れておいた。なお、テイ沢は一般の登山者にはしばらく立ち入りは無理。何とかしたいが、水量が下がらなければ、まだ今の段階ではとても修復の見通しは立たない。
営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。