入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「秋」 (33)

2019年10月11日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 来る時は最低雲高はまだ高く、中央や北の山々は見えていたし、北方の白馬岳の上空には薄青い空さえも覗いていた。「あす県内最接近」、「イベント中止相次ぐ」など台風19号に関するきょうの毎日新聞長野県版の見出しだ。どれほど遠くても、台風が「最接近」するときや場所は必ずある。問題はどれほど近付くのか、その影響がどれほどであるかを知りたい。
 3連休を期待した各種の催しが延期になったり、中止されたらしい。事故でも起きて大事に至れば非難が殺到する。主催者側としてはやむを得ない処置だろう。
 その隣のページに「廃ホテルをリノベ」という白抜きの見出し、意味は分かるけれど、新聞までもが「renovation(=修理、改装)」を流行りの「リノベ」と3音に省略するのはどうなのか。こんなヘンテコな略語が実際に使われているとは思えない。



 この照明器具の発するの光の向こうに、大袈裟に言うと、時空を超えた虚構の世界が出現し、時間が止まってしまった。先日(8日)行われた撮影中の一場面である。なかなか幻想的に見えるが、思うように煙が流れず、そのため予定時間は大幅に遅れた。何しろ夕暮れまでには撮り終える予定のはずだったが、そんなことを「天才」と呼ばれている人たちは頓着しない。終了したのは10時を過ぎていた。
 大切な放牧地だから、外部の車両は入れさせない。そのためカメラ、照明器具など重い機材の搬入、搬出を毎回のように走行距離17万キロの愛用の軽トラで引き受けざるを得なくなる。あの日は雨も降ったりしたから余計に気を遣った。
 毎回思うことだが、撮影関係者、就中照明を担当する人たちは、毎日が大量の機材を運んで引越しをしているようなもの。本来の照明の仕事はその合間にやっているみたいだと、言わずもがなのことを彼らに言ってしまったら、顔をしかめながら頷いていた。まあ、余人の知らないやりがいや、喜びがきっとあるのだと思う。お疲れ様でした。



 昨日、5メートルの丸太をテイ沢の最初の登りから100メートルくらい担ぎ上げた。ウー、重かった。今年3回目になる海老名出丸夫妻、今朝帰る。好天に恵まれ「大満足」だったと。お疲れ様でした。

 営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。


 
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