入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「秋」 (31)

2019年10月09日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

Photo by Ume氏

 今朝、早朝のヒルデエラ(大阿原)を訪れたら、きっとこんな風景に出会えたことだろう。昨夜は上に泊まる。朝起きたら、小屋の前のキャンプ場には霜が降りていた。

 以前(8月27日)の呟きで、日本山岳写真協会が創立80周年を記念して出版した「美山彩嶺Ⅲ」に、Ume氏のヒルデエラを写した作品も掲載されていると紹介した。著作権のこともあり、それをここに転載することは控えたが、そうしたらしばらくしてUme氏が同じ日に撮影したという写真を送ってくれた。それなのに生憎、なかなか写真に相応しいような天気の日が訪れず、ようやくきょうその日が来た。
 
 起きた時の気温は10度を下回っていた。睡眠不足を解消しようとひたすら眠り、お蔭で昨夜の撮影が終了したのは10時を過ぎていたが、ほぼ体調は回復したようだ。きょうはこれから用事ができJAの東部支所へ行き、再び上には来るが、撮影地の点検などをする以外には仕事はしないつもりでいる。こんな贅沢なまでの好天の日は滅多にないから、眺めの良い場所へ行って、何もしないで呆けていてもいい。
 そんなことを考えて山を下りかけたら、初の沢の大曲の先で見慣れたUme氏の愛車を見掛けた。5時半ごろに上に来て、いつものようにヒルデエラを回ってきたという。早朝の気温はここらあたりが3度だったというが、それにしても抜けるようなあんな青空は久しぶりで、二人してそれを褒めつつ、今年の紅葉は遅いなどと話して別れてきた。
 
 雲一つない眼前の中央アルプスを眺めていたら、無性にそこへ行きたくなってきた。そんな思いに駆られたのは実に久しぶりのことで、自分でも驚いた。それを、乏しい口座に想像よりも多くの残高があった時のような気分だった、などと言えば嗤われるかも。

 今週末、また大型台風の来襲が予報されている。「早めの対策」と言われてもあまりに漠然としていて、それを聞く都度に悩む。

 営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。

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