さんざん世話になった炬燵ながら、きょうの陽気にはどうも不似合いで、無用の長物が部屋の真ん中を勝手に占有しているかのよう。窓を開けていると、外から聞こえてくる鳥の声も椋鳥なんかよりか余程品が良く、明度の高い朝の光が桃の節句に相応しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/29/a0dd97ebe8fd4206e1394eb1807b7449.jpg)
思い立って、入笠まで行ってきた。撮影に関する問い合わせが来て、上の状況を知らなければという理由もあったが、それよりか折角春めいてきたのだから、例の出不精を何とかしなければという気持ちがより強く背中を押したと言える。上へ行くのは2月の21日に行って1泊して以来で、その後は気になるほどの降雪はなかったはずだと、雪道については気にしてなかった。途中荊口で農作業をしていたSさんと軽く立ち話をしたら、もう山には雪など残っていないのではと言われ、さすがにそこまでは楽観的になれなかったものの、前回かんとさんと一緒に行った時よりは楽だろうとは思っていた。
ところがオオダオから上の林道の日陰には予想以上に雪が残っていて、どうやらその後にも雪が降ったようだった。場所によってはその雪が日中に融けては夜間に氷るということを繰り返して氷化した箇所もあったが、通過時にはすでに"泣いて”いて、雪用タイヤで4輪駆動であればまずまず問題はない。一応、そういう山道の状態も予測して、それで今度も出発を敢えて後らせたつもりだった。
上に着いたのは昼少し前。小屋の入り口にかけておいた寒暖計は7度を指し、積雪量はほとんど前回と変わらず、周囲の景色にも何ら目新しいものはなかった。しばらく小屋の入り口の日溜りで呆けていたが落ち着かない。日帰りの予定だからドロドロのウイスキーを飲むわけにもいかず、そうなるとこれといってすることがないのだ。とりあえず入笠の登山口まで行くってみると、ちょうど中年の二人連れが山頂へいくところだった。その後姿を見送ってから、第3牧区の入り口の立看板が倒れていたのを直して、そのまま小屋には戻らずに帰ってきた。
今度はF破氏の傑作、労作を取り込んだUSBメモリーと、下で使う長靴を忘れなかった。気になっていた鹿は貴婦人の手前で林道を横切っていった7頭と、帰りに池の平近くで2頭を目にした。猟期が終わって間もないから、鹿は警戒心が強い。いつもながら遠く雪の山嶺が蒼穹に輝き、その中でも乗鞍が一段と目を惹いた。
以上、本日もお粗末な独り言。
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思い立って、入笠まで行ってきた。撮影に関する問い合わせが来て、上の状況を知らなければという理由もあったが、それよりか折角春めいてきたのだから、例の出不精を何とかしなければという気持ちがより強く背中を押したと言える。上へ行くのは2月の21日に行って1泊して以来で、その後は気になるほどの降雪はなかったはずだと、雪道については気にしてなかった。途中荊口で農作業をしていたSさんと軽く立ち話をしたら、もう山には雪など残っていないのではと言われ、さすがにそこまでは楽観的になれなかったものの、前回かんとさんと一緒に行った時よりは楽だろうとは思っていた。
ところがオオダオから上の林道の日陰には予想以上に雪が残っていて、どうやらその後にも雪が降ったようだった。場所によってはその雪が日中に融けては夜間に氷るということを繰り返して氷化した箇所もあったが、通過時にはすでに"泣いて”いて、雪用タイヤで4輪駆動であればまずまず問題はない。一応、そういう山道の状態も予測して、それで今度も出発を敢えて後らせたつもりだった。
上に着いたのは昼少し前。小屋の入り口にかけておいた寒暖計は7度を指し、積雪量はほとんど前回と変わらず、周囲の景色にも何ら目新しいものはなかった。しばらく小屋の入り口の日溜りで呆けていたが落ち着かない。日帰りの予定だからドロドロのウイスキーを飲むわけにもいかず、そうなるとこれといってすることがないのだ。とりあえず入笠の登山口まで行くってみると、ちょうど中年の二人連れが山頂へいくところだった。その後姿を見送ってから、第3牧区の入り口の立看板が倒れていたのを直して、そのまま小屋には戻らずに帰ってきた。
今度はF破氏の傑作、労作を取り込んだUSBメモリーと、下で使う長靴を忘れなかった。気になっていた鹿は貴婦人の手前で林道を横切っていった7頭と、帰りに池の平近くで2頭を目にした。猟期が終わって間もないから、鹿は警戒心が強い。いつもながら遠く雪の山嶺が蒼穹に輝き、その中でも乗鞍が一段と目を惹いた。
以上、本日もお粗末な独り言。