入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     「冬ごもり」 (80)

2020年03月06日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 昨日は久しぶりに仙流荘の風呂へ行ってきた。今は通行止めだろうが、ここからスーパー林道経由で北沢峠までを往復するバスの発着基地があり、そしてまた、ここから小黒川沿いに林道を20キロも進めば、わが入笠牧場へ行くこともできる。ただスーパー林道は一般車は通行できないし、小黒川林道は通行止めになることがよくあるから、その点の注意が必要だ。
 この風呂へは、かつて今の時季はよく通った。夏場は登山客の利用が見込まれても、今は人里から離れているせいで閑散としていて、営業的には問題かも知れないが利用者には有難い。昨日も空いていた。
 伊那市内にも似たような施設はあるし、隣の南箕輪村や箕輪町にもあり、いずれも家から20キロほど離れた仙流荘よりか余程近い。それでも、きょうの写真で分かるように鋸岳や、明日に紹介する美和ダムの眺めが気に入っているから、その距離に不満を覚えることもなく、むしろ喜んでいる。

 きょうの写真の鋸岳は登ったことがない。一度仲間3人と途中まで行き、天候と同行者の不調が理由で断念した。以来、登る機会がなく、2016年秋に種平小屋夫妻と白岩岳に登った時、そんな話も出たが立ち消えてしまった。それだけでなく、実は隣の甲斐駒にも登ったことがない。この山には登り方に拘りがあって、これもまたその機会が訪れないまま、時が過ぎてしまった。ついでながら、スーパー林道を運行するバスにも乗らないと決めていたし、とにかく、南アのこの辺りの山域には、あまり足を向けなかった。
 多くの登山者がするようにバスを利用して北沢峠へ上がり、そこから甲斐駒の山頂へ登るくらいなら今でも可能だと思う。しかし、当時の拘りがまだ忘れられず、そうなるともう山頂に立つことはないだろう。馬鹿げたことに固執してと思うかも知れないが、100名山に代表されるように幾つもの高い峰に立つことを目標にして山に登る人がいれば、写真撮影が目的の人もいるし、草花、野鳥が楽しみの人もいる。
 ただ漠然と登山を楽しんでいる人も含めて、いつか思い返す日が来れば、それがどれも拘りのある尊い山の日々になるのだと思っている。何度か通過した仙丈岳も最近は、あの堂々とした姿を朝な夕な眺めているだけで充分に満足している。
 
 赤羽さん、久しぶりでしたね。多くの見解を噛みしめかみしめ読みました。今度上で会ったときが楽しみです。

 以上、本日もお粗末な独り言。

 
コメント
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