遠くで雷の音がしている。昨日、高遠では落雷のために停電騒ぎまで起きたという。その割には上は大したことがなかったが、ただきょうの雲の動きから予測すると、夕方から深夜にかけてここら辺りは相当に激しい雨が降りそうで、そうなると雷も他所ごとではなくなる。
今夜は食料もしっかり用意したし、ワクチン接種の予約も折よく撮影に来ていたUme氏に代行してもらえたから、上に泊まるつもりでいた。さてどうしたものか。
疲れが溜まって、昨夜も10時間寝た。一昨夜もそのくらいだった。本当は、昨夜も家には帰らず上に泊まろうかと思ったくらいに疲れていた。
枝打ちの追加仕事のせいで、結構体力を使う。それも木登りをすることがやたら多いから、今も体の節々が痛む。前にも呟いたが、たった1回だか2回だかの大型トラックの通過のために、と考えれば全く馬鹿らしくなる。こんな仕事は、昇降機の付いた専用車を持つ専門業者のやる仕事で、木に登ったり、脚立に上ったりしてできるような仕事ではない。それも一人だからかなり危険でもある。断っておくが、これは農協に言われた仕事というよりか、運送会社の一部の要請である。
そのせいもあって、まだ第4牧区の小入笠の頭まで張るべき電気牧柵の縦線が手付かずのままになっている。今年は和牛が多く、あの牛たちが今いる囲いから出て高電圧の洗礼をうけたら、ホルスのように除角してないから頭を引っ込める際に角でアルミ線を切る可能性がきわめて高い。そうなると修理も大変だが、それ以上に牛の脱柵が心配になってくる。
ヨーロッパのどこかにIOCという少国があって、オリンピックの興行権を独占し、その小国の主だった人々は大国の王侯貴族の真似をしたがるそうだとか。掲げる理念だけは立派だが、見かけばかりで、こんな人々による興業が"平和の祭典"だなんて「平和」が泣きだしはしないか、という人がいる。舞台裏が明らかになるにつれて、選手たちが気の毒にさえなってきた、とも。
もっと高邁な理念に相応しい筋の通た人々による国際組織で、一日も早く平和の祭典を運営をする日が来るべきだと、きょう来日したというIOCの幹部の一人を見てもそう思った。先日の言動ばかりか、あの人のあの風貌に、些かでも善人を見ることができるだろうか。
今年の東京でのオリンピック・パラリンピック開催には反対する。人生を賭けてきた選手たちには大変不幸なことだが、それ以上にもっと気の毒な人たちが世界にはたくさんいて、その人たちをCOVID-19でこれ以上不幸にさせないためにも、中止すべきだと思う。
本日はこの辺で。