入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’21年「夏」(35)

2021年07月12日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

Photo by Ume氏
 
 先週の金曜日、里に下りた際にいつも読んでいる月刊総合雑誌を買ってきた。その中で、気になる記事があった。
 某大手製薬会社の社長が、COVID-19に対する外国産のワクチンに触れ、「メッセンジャーRNA型」ワクチンの長期的な目で見た不安、ガン化や「オバードーズ(過剰な量のワクチン投与)への懸念などについて語り、さらに同社が現在進めている「日本人に求められる」「遺伝子組換えタンパクワクチン」開発についても言及していた。
 一読して、こんな記事を読んだ人は、特にこれから接種を受けようとする若い人は、フアイザーやモデルナなどの外国製ワクチンの安全性に疑義を持ち、不安に陥るだろうと思った。
 因果関係は不明としながら、ファイザーのワクチンを接種した人は1千万人に100人ほどの死亡者がいると言って読者の不安を煽る。しかし、このデーターの出所は明らかにしていない。その上で「この死亡率をわが国が容認できるのかと問われれば、ちょっと難しいという声を聞きます」と、これまた誰の発言か分からず、自身の考えを他人の意見のように言っているともとれる。
 この会社は国から370億円もの巨額な助成金を得てワクチン開発を進めている。将来、国産ワクチンが世に出るようになったとしても、そのころにはCOVID-19の猛威は終息しつつあるかも知れない。折角苦労して開発したワクチンがその任を担えないとなれば、やはり問題である。だから、これから接種を希望する若い人たちは、自社のワクチン開発が成功するまでしばらくは接種を見合わせては、と読めないこともない。
 そんなことも思いつつ読み進めていったら、「開発に成功した暁には」無駄になるかも知れないが安全のため、国に一定程度の量を備蓄してもらいたいと、製薬会社の経営者として述べることに抜かりが無い。

 ワクチン開発に成功して、その優れた点を外国製ワクチンと比べて語るのなら納得できるが、同社はまだその段階には至っていない。これまで抱いていたこの会社への期待、信頼が少し揺らぐのを感じた。

 土曜の夜、珍しくM君から「きょうは酒を飲むなよ」という電話が入った。「もう、飲んでしまった」と応じたら、「オレもきょう2回目のワクチン接種を受け、今夜から三日間は断酒する」と言う。「今夜は飲まずとも、明日からは堂々と飲んだ方がいい」などと返事しておいたが、余計だったろうか。注射を打った部分に若干の違和感と鈍痛を感じているが、そのくらいで済んでいる。
 今週半ばには梅雨が明けそうな気配に、ボツボツと予約も入り出した。本日はこの辺で。 
 
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