入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’21年「夏」(48)

2021年07月30日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 上空には寒気が来ているとのことで、先程の寒暖計が示す気温は13度しかなかった。6時半現在、雲が消えてようやく鋭い夏の日が射し込むようになったら、早くも20度に迫らんとしている。1時間ほど前に第4の水槽の、ここでも水漏れの応急処置をして、気になることがありテイ沢まで足を伸ばした時には上衣が必要だった。この時季、まき場の朝の気温変化には驚く。
 朝露を踏み、鳥の声を聞き、清流に手を浸し、いい一日が始まった。

 昨日は殆ど一日中テイ沢にいた。予想以上に進む丸太橋の劣化のことが気になり、取り敢えず下から2番目の橋を通行止めにして、近くに岩を置き渡渉できるようにした。その後水流の調整をしていたら、森林管理署のO氏が、沢の入り口に停めてあった車を見たからとやってきた。沢のこともあったが、それとテキサスゲートの件で確認しておくことがあり一度牧場まで戻り、その後同氏と別れて再び沢へ戻った。
 5番目の手摺りを直した後、迷ったがそのまま上流に向かい、先日TDS君父子に手伝ってもらった9番目の橋に手を加え、その際に使わなかった丸太1本を担いで下り、8番目の橋の補修に使った。
 これらの処置はあくまでも応急的なもので、残念ながら万全には程遠く、不安であれば迷わずに多少は濡れても沢を渡渉してもらいたい。それができる人がこの渓を楽しむことができるのであって、大勢の男女が場違いな犬をたくさん連れ、あるいは野外体験と称して子供を多数伴い訪れるのに、この渓が相応しい所だとは思えない。


 
 今ほどではないが、この渓を知る人は昔からいた。ところが、森林管理署の残した丸太橋は痛んで危険なため、何度か同暑を含め各方面に掛け合ったが埒が明かず、それで一念発起してTDS君を始めいろいろな人に助けられ素人が、ここを訪れる人の便と安全を考えてしたことで、丸太橋など「不要だ」という人の声も聞いている。
 大水で橋は何度も流れたし、毎年のように山道の草刈りをしてその間に補修もしてきた。牧場と同じように、あの渓をずっと守ってきたのだという個人的な思いがある。もう充分だと思うのに、まだ性懲りもなくあの渓から離れられずにいる。

 帰ってきて頭数確認をしようとしたら牛共、水槽の周りを水浸しにしてくれていた。
 本日はこの辺で。
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