市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

記者クラブと県幹部の懇談会に参加した職員らに社会参加費返還を求める住民監査請求がようやく受理

2017-02-22 23:59:00 | 県内の税金無駄使い実態
■かつて「官官接待」や「カラ出張」が日常茶飯だった群馬県ですが、現在も水面下で行われているのかどうか、情報秘匿体質の群馬県の実態は県民の誰にも分りません。そうした中、年中行事になっている記者クラブと県幹部による懇談会に県の幹部でもないヒラ職員らが「社会参加費」という、これまた得体の知れない税金支出費目を編み出した群馬県ならでは血税浪費で参加していることが判明しました。当会はさっそく2017年1月30日に住民監査請求書を群馬県監査委員あてに提出しました。すると、同2月10日付で群馬県監査委員から補正命令が送られてきました。そこで、当会は2月15日午前10時過ぎに補正書を群馬県監査委員事務局の窓口に提出したところ、このたび、2月21日付で、受理確認と合わせて、証拠の提出及び陳述の機会について次の内容の通知が送られてきました。


*****監査委員からの通知*****PDF ⇒ 20170221zoqm.pdf

                        群監第202-108号
                         平成29年2月21日
小川  賢 様
                群馬県監査委員 丸 山 幸 男
                同       林     章
                同       岩 井   均
                同       須 藤 和 臣

        証拠の提出及び陳述の機会について(通知)

 平成29年1月30日に提出のありました住民監査請求(群馬県職員措置請求)については、これを受理します。
 つきましては、地方自治法第242条第6項の規定により、下記のとおり証拠の提出及び陳述の機会を設けますので通知します。

                 記

1 日時:平成29年2月27日(月)16時~17時(1時間)
     (※ 請求人は開始時間の10分前から入室可能です。)
2 場所:群馬県庁 監査委員監査室(26F)
3 注意事項
(1) 陳述は、群馬県職員措置請求書に記載されている請求の要旨を補充する趣旨で行うものです。要点を整理して述べてください。
(2) 新しい証拠の提出がある場合は、受付時に提出してください。
(3) 代理人を伴う場合は、同封の「代理人選任届」を記載し、陳述日当日に持参して受付に提出してください。
(4) 陳述は、公開とします。
(5) 書面の提出により陳述に代える場合は、上記の陳述実施日時必着となるよう提出してください。
(6) その他注意事項に関しては、別添「陳述人の注意事項」を参考にしてください。

              連絡先:〒371-8570
                  前橋市大手町1-1-1
                  群馬県監査委員事務局特定監査係
                  TEL 027-226-2767

*****陳述人の注意事項*****

       陳述人の注意事項
 陳述人は、次に掲げる事項を遵守してください。
1 陳述する時間は、1時間以内とします。
2 陳述開始時間に遅れた場合は、陳述実施時間(1時間)の間はお待ちします。ただし、遅刻した時間分は陳述時間に含めてカウントさせていただきます。
3 陳述開始後の写真等の撮影は、認められません。
  陳述開始前の写真等の撮影は可能ですが、自席からの撮影に限られます。
  なお、撮影の際は、被写体に含まれる者の承諾を得てください。(監査委員及び事務局職員については、この限りではありません。)
4 請求人が欠席のため陳述できない場合又は請求人が出席し、請求人以外の者が陳述を行う場合は、代理人1名が認められます。その場合は、代理人選任届を提出してください。代理人選任届の提出がない場合は、代理人とは認められません。
  また、代理人のほかに付添人を伴う場合は、付添人は傍聴希望者とします。
5 陳述実施時は、携帯電話等の通信機器類の電源を切ってください。
6 陳述実施中の録音等は、行わないでください。
7 その他、監査委員の指示に反する行為を行った場合は、退室を命じることがあります。
※ 傍聴については、傍聴席(定員10名)が限られますので、傍聴希望者が多数の場合は、先着順とさせていただきます。

*****代理人選任届*****

                         様式5(代理人選任届)

            代 理 人 選 任 届

代理人  住 所
     氏 名

 上記の者を私の代理人として選任し、下記の事項を委任したので、お届けします。

              記

 平成29年2月27日(月)に実施される地方自治法第242条第6項の規定に基づく陳述に関すること。

                         年  月  日

           請求人  住 所
                氏 名             印

群馬県監査委員あて
**********   

■これでやっと住民監査に漕ぎ着けられたわけですが、陳述当日、当会代表は都合がつかないため、書面陳述か代理人陳述か、いずれにしても、直接監査委員に対してこの社会参加費なる費目について、問題性をアピールする必要があると考えています。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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今年もさらに盛り上りをみせた2017年(民国106年)群馬県台湾総会の新年会と懇親会

2017-02-21 22:22:00 | 国内外からのトピックス
■台湾では正月は旧暦で祝います。今年は1月28日が旧正月でした。そこで、群馬県台湾総会では、旧正月で台湾に帰省していた会員が日本に戻る頃合いの2月19日(日)に、恒例の新年会を伊勢崎市内の宴会場プリオパレスの3階で開催しました。当日は空っ風が吹き荒れたものの晴天に恵まれ、117名の方々に集まっていただきました。



昨年の台湾フェアでおなじみの手作り歓迎ゲート。



11時15分ごろ謝長廷代表が到着し姿を見せた。


来賓席もほぼ埋まった。

 午前11時30分に、同会の若手の男女の司会により、新年会がスタートしました。


総合司会の林さん。軽妙洒脱な語り口には定評がある。

新年会式典司会担当の若手世代の渡辺君と半田さん。

 最初に、頌彦真賢(ウタサト シンケン)会長から開会の言葉をいただきました。



「皆様、新年おめでとうございます。本日は、お寒い中、大勢の方々にお越しいただきまして誠にありがとうございます。去年を振り返って、新年会から7月の台湾フェアin群馬、秋の伊勢崎市の国際交流の集い、いつでも行政や友好団体からの強力なサポートのおかげで、日台交流の役割を果たしながら、成功を収めることができました。この場を借りて皆様に御礼を申し上げます。また、台湾では、去年の5月から政権交代で在日の代表が政治経験豊かな謝長廷大使となりました。後ほど謝大使から貴重な言葉をいただけると期待しております。本日のセレモニーは、オープニングセレモニーは、伊勢崎ジュニアオーケストラが台湾の民謡を演奏します。ご指導をいただいた先生や団員の皆様に感謝申し上げます。その他には、さまざまなアトラクションを用意しておりますので、皆様、お互いに交流しながら最後まで楽しんでください。以上を持ちまして私の挨拶とさせていただきます。」

 続いて、伊勢崎市の五十嵐市長から挨拶をいただきました。



「皆様、新年明けましておめでとうございます。ご紹介いただきました五十嵐でございます。今日は群馬県台湾総会の皆様の新年会の開催、誠におめでとうございます。また、今回は県下各地から会員の皆様、この伊勢崎にようこそお越しくださいました。心から歓迎を申し上げます。今、ウタサト会長さんからもお話がございましたけれども、会員の皆様におかれましては日本と台湾の交流促進に向けて、大変ご活躍をいただいておりまして、心から敬意と感謝を申し上げます。今、グローバル化が進んでおりますけれど、その中で、これからそれぞれの国が、国同士が交流を深めること、これは本当に意義深いものでございまして、大切なことでございます。そうした中、群馬県台湾総会の皆様には、お話のとおり昨年7月、群馬県庁におきまして台湾フェアの開催をしていただきました。大変大勢の県民の皆様が台湾の文化に触れさせていただきました。その際に伊勢崎におきましても、国際交流協会の会員の皆様が、その時に群馬にお越しいただいた高雄市の女子高校生の皆さんをホームステーで受け入れをさせていただきました。そういった中で、交流も深まったというふうに思いますし、また昨年10月でございますが、絣(かすり)の郷祭り、伊勢崎で開催をさせていただいております。昨年も台湾の文化を紹介するというコーナーも設けさせていただいたところでございます。ぜひ会員の皆様には今日の新年会を通じて会員同士の皆さんの絆を深めていただきますと同時に、これからさらにまた、皆様のお力を結集していただいて、是非日本と台湾の交流を更に更に深めていただければありがたいと思っております。また本席にお招きをいただいて本当に恐縮なのですけれど、ちょっと今日も行事が重なっておりますものですから、このまま失礼をさせていただきますけれど、お許しを頂きたいと存じます。迎えました新しい年、皆様にとりまして、また、台湾総会の会の発展と皆様のご発展、また素晴らしい年でありますことをご祈念申し上げましてお祝いのご挨拶とさせていただきます。今日は大変おめでとうございます」

 そして、五十嵐市長が公務のため離席した後、続いて来賓の挨拶として初めに台湾駐日経済文化代表処の謝長廷代表の挨拶をいただきました。



「ウタサト会長、岸町長、議員の方々、会員の皆様、こんにちは。台湾の伝統によりますと、今日はまだお正月です。ですから、新年おめでとうございます。新年は、酉の年、酉の発音は機会の機、いい機会というような縁起のよいものです。日本でもトリ、つまりチャンスをトリますというような縁起のいい意味もあります。だから、今年一年、皆さんにとりましては、いいチャンスに恵まれ、もっと素晴らしい年でありますように、お祈りいたします。私は、去年6月に着任してから、日本の各地にあちこち訪問に行っております。各地の華僑の皆様がたと、現地の交流はとても素晴らしいです。これは台湾と日本の友好関係のいい基礎となっています。ウタサト会長はじめ台湾総会の皆様がたのご尽力に対して敬意を以って感謝を申し上げます。我々も、こういう素晴らしい基礎を、もっと絆を太くして、台湾と日本の関係をより高いレベルまでに高めていきたいと思います。これからも皆さんからのご協力、力を与えていただけますようお願いいたします。今日のお招きをいただき、たくさんの古い友達とお会いできまして大変うれしく思います。(以下台湾語でスピーチ)。最後になりますが皆様のご健勝を祈念しまして挨拶と致します。ありがとうございます。」

 続いてむらかみ町長の岸良昌町長から挨拶をいただきました。



「ご紹介いただきましたみなかみ町町長の岸でございます。本日は、ウタサト会長をはじめ、皆さんのご配慮で、新年会に今年もお招きいただきました。大変ありがとうございます。みなかみ町は、人口2万人しかいないんですけども、4年前に台南市と、人口200万の台南市と交流協定を結ばせていただいて、今みなかみ町の職員が台南市の顧問という肩書をもらいましてですね、台南市のほうで国際関係の仕事に就かせていただいております。今日、この中にお集まりの何人のかたがたと、向こうでうちのあれとお会いになったかたもいるんではないかというふうに思っております。そんなこともありまして、大変台湾とは仲良くさせていただいております。今日、謝大使とご一緒させていただきますけれども、実は大使夫妻が赴任された3日目だったと思います。ちょうどみなかみ町が東京の群馬ちゃんちで、台南のマンゴーのPRをしようと、併せてみなかみのPRをしていた時だったんですけれども、急に大使夫人に来ていただきまして、みなかみ町と情報発信についてご一緒にご協力いただいたと、いうことを思い出します。そして、それから1ヶ月もたたないうちに代表処を訪問しまして 謝大使と懇親させていただいたと、大変ありがたく思っているところでございます。実は、私も先週の土曜日、金曜日の夜行って、先週の土曜日、11日はですね、台南で情報交流館、みなかみ物語という施設の開所式に行ってまいりました。これはですね、台南、台湾の皆さんが非常に大事にしていただいていた日本家屋、これを台南市で修復して、広域市町村にお貸しするということなので、半年ということでお借りして、それのオープニングをやらせていただきました。みなかみを重点にしながらもですね、桐生の織物であるとか、高崎のダルマであるとか、あるいは前橋関係でいうと羽鳥又男さんだとか、部屋ごとにコーナーを設けまして、はじめたところでございます。そして昨年の末でございますけれども、町民の台南訪問団、これを募集しまして、50人のかたを案内しました。その時に、いつもどおり、みなかみの100倍の人口だということで、台南市長が何をおっしゃったかというと、『5400人のみなかみ町民のかたよくいっらっしゃいました』とご挨拶していただきました。ま、そのくらいの密度で台湾と仲良くさせていただいております。これからも皆さまがたと一緒に、日本と、特に群馬と台湾が益々仲良くなれるように、一緒にやっていきたいと思っております。あらためて、本日お招きいただいたことに心から感謝申し上げまして、ご挨拶にさせていただきます。大変ありがとうございます。謝者大家。」

 続いて本日の来賓として、台北駐日経済文化代表処代表謝長廷様、台北駐日経済文化代表処僑務部部長王東生様、日本中華聯合総会会長毛友次様、台北駐日経済文化代表処代表室秘書リン・ヨンカイ様、台北駐日経済文化代表処政務部秘書ヤオ・ファンミン様、伊勢崎市長五十嵐清隆様、みなかみ町長岸良昌様、日台交流議員連盟秘書長亀井元一様、群馬県議員大和勲様、群馬県沼田市議員久保健二様、新潟県柏崎市議員飯田孝男様ご夫妻、群馬県国際戦略課課長山田浩樹様、群馬県観光物産国際協会事務局長上原克之様、伊勢崎警察署警備課巡査長中野梓様、チャイナエアライン東タイジ様、富士見商工会会長狩野亮一様御一行、館林市日台親善交流協会会長柳田義男様御一行、伊勢崎ICI21御一行様、原病院理事長原富雄様がそれぞれ紹介されました。



 また、公務で来られなかったものの、本庄市長、沼田市長、前橋市長からの祝電の紹介がありました。

 本日のオープニングは伊勢崎ジュニアオーケストラ(JO)による台湾民謡の演奏が行われました。これは小学生から高校生までメンバーとして結成されたオーケストラで、週1回の練習があり、群馬交響楽団などのプロの先生によって指導されており、本日も4名の先生がたにお越しいただきました。1998年に設立され、今年で20周年を迎えました。この20周年事業の一環として昨年7月、県庁で開催された台湾フェアin群馬で、台湾の楽曲を初めて披露してもらいました。その時、フェアに台北市立南門国民中学校の弦楽団もわざわざ来てもらい、JOと一緒に交流して練習を重ねて来た、本日はその曲を演奏しました。なお、JOでは、再来月の4月2日に伊勢崎文化会館で20周年の19回の定期演奏会が予定されています。



 演奏曲は台湾組曲4曲で編成され、最初の曲は「君を送る言葉」、2番目の曲は「川辺の春夢」、3曲目は幼少の頃よく謳われてきた童謡、4曲目は台湾の人なら殆ど知っている「望春風」です。

 オーケストラの演奏の後、毛利友次氏による乾杯の音頭で、懇親会が開始されました。


乾杯の挨拶と発声をする毛利会長。

乾杯をする参加者ら。左から2番目は現在伊香保で寺院を建築中の仏光山法水寺の住職。今回も大同スラグによる土壌汚染について情報提供をしておいた。
※日本佛光山法水寺パンフレット PDF ⇒ 20170219rpt.pdf

 アトラクションとして、田島和子氏の詩吟、台湾総会女性有志の皆さんによる台湾原住民の踊り、台湾総会二世の子どもたちによるサックスとピアノ演奏、台湾総会男性陣による台湾民謡「望春風」の合唱と続きます。



詩吟と歌詞兼楽譜。


女性会員有志による原住民の踊り。

↑男性会員有志による望春風の合唱。謝代表も飛び入り。↑
※望春風の歌詞 PDF ⇒ uo170218tt.pdf

 次はカラオケタイムに移り、最初に隣の栃木県足利市出身のシンガーソングライターの真気(まき)さんによる自作曲の披露がありました。
※真気:http://www.weblio.jp/content/%E7%9C%9F%E6%B0%97
https://www.facebook.com/artistmaki/


 この自作曲「從心底 謝謝你」は、3.11東日本大震災の被災者に対する台湾のかたがたからの温かい厚情への感謝を込めて作ったものです。今年3月3日には台湾の淡水で、台湾留学中の日本人学生らが主体となって開催される「謝謝台湾」のイベントでも披露する予定だそうです。

※『從心底 謝謝你』 真氣
https://www.youtube.com/watch?v=7gXhjdIwlR4

 中国語で切々と歌い上げる熱唱に、一同感銘を受けました。そして会場からのアンコールにはテレサ・テンの「時の流れに身を任せ」で応えていただきました。今年の7月7~9日にかけて東京の上野恩賜公園で開かれる第2回日本・台湾祭りでも歌を披露する予定だそうです。
http://events-news999.com/event/nihon-taiwan-maturi

 その後、謝代表によるオカリナ演奏がありました。京都大学への留学経験を持ち、台湾の民進党の党首も務めた経験のある大物政治家ですが、気さくな性格は近寄りがたい雰囲気など微塵も感じさせません。



 謝代表はやおら台湾の形をしたオカリナを取り出して見せて、行政院長(=台湾の首相)時代「台湾の原住民の子どもは貧しいので、1個日本円で200円程度なので、これを普及させて音楽教育に活用した」というエピソードを紹介した後、竹田の子守歌のさわりを演奏したところ、その腕前に会場がどよめきました。そして今度は台湾民謡を披露していただきました。さらにアンコールの声に応えて、謝代表はもう1曲披露してくれました。


気さくな謝代表は参加者からの写真撮影にも快く応じていた。

テーブルを巡り挨拶する謝代表。

 次に台湾総会会員が指導している境中国語教室のメンバーによる「月亮代表我的心」などの合唱と、同じく台湾の文化を学ぶ台湾悠遊倶楽部メンバーによる台湾の有名な「雨夜花」と日本唱歌「里の秋」の台湾バージョンの合唱が披露されました。


台湾悠遊倶楽部のメンバーがステージから見た会場の様子。殆どおしゃべりに夢中で、舞台に注目している人は僅少?。
※雨夜花と里の秋の歌詞 PDF ⇒ 20170219pvnj.pdf

 懇親会も最高潮に盛り上がったころ、恒例のお楽しみコーナーとして「発紅包」(お年玉)プレゼント、そしてこれまた豪華賞品がもれなくあたる抽選会が行われました。

 最後に閉会の言葉を台湾総会理事の小川賢氏が発し、全員揃っての一丁締めで新年総会を締めくくりました。


会場内には絵を得意とする会員による似顔絵コーナーも設けられた。作品を前に喜ぶ台湾総会メンバー。
※作品例 PDF ⇒ 20170219i.pdf

 群馬県台湾総会では今年もさまざまなイベントを計画しておりますので、乞うご期待です。

【ひらく会情報部・群馬県台湾総会新年会取材班】

※関連情報
************
http://www.pref.gunma.jp/houdou/c3700217.html
【2月15日】台北駐日経済文化代表処・駐日代表が来県します(国際戦略課)
 台北駐日経済文化代表処の謝長廷駐日代表が来県し、大澤知事を表敬訪問するほか、県内を視察します。
 本県は台湾地方政府(彰化県、台中市、高雄市)と経済分野における友好交流協定を結び、様々な取り組みを進めています。今回の謝長廷駐日代表の来県により、本県と台湾との更なる交流促進が期待されます。
1 表敬訪問日時等
  日時:平成29年2月20日(月) 14:00~14:30
  場所:群馬県庁6階秘書課第二応接室
2 台北駐日経済文化代表処について
国交の無い日本と台湾との間において、貿易、経済、 技術、文化な どの交流関係を保持するための実務機関として、台湾側に設立された「亜 東関係協会」の駐日代表機関。民間の機構ではあるが、台湾の日本における外交の窓口機関として、 実質的な大使館の役割を果たしている。
3 謝長廷駐日代表プロフィール
1981年~1988年 台北市議会議員
  1989年~1995年 立法委員(国会議員)
  1998年~2005年 高雄市長
  2000年~2002年 民主進歩党主席
  2005年~2006年 行政院長(首相)
  2007年 第12代総統選挙民主進歩党候補者
  2016年6月9日~ 台北駐日経済文化代表処駐日代表
このページについてのお問い合わせ
企画部国際戦略課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-226-2295
FAX 027-223-4371
E-mail senryakuka@pref.gunma.lg.jp

**********Record China 2017年2月21日(火) 22時20分
http://www.recordchina.co.jp/a164494.html
台湾駐日代表、被災地など5県の食品輸入規制「解除すべき」=群馬県知事との会談で―

21日、台湾メディア・中央社は、台湾の謝長廷駐日代表が20日に群馬県庁で大沢正明同県知事と会談した際、同県を含む食品輸入制限解除を求められたのに対し「解除すべき」とコメントしたと報じた。写真は謝長廷氏。
 2017年2月21日、台湾メディア・中央社は、台湾の謝長廷(シエ・チャンティン)駐日代表が20日に群馬県庁で大沢正明同県知事と会談した際、同県を含む食品輸入制限解除を求められたのに対し「解除すべき」とコメントしたと報じた。
 台湾は2011年3月の東日本大震災で発生した福島第1原発事故以降、福島や群馬など5県の食品輸入を制限している。会談では大沢知事が「輸入制限解除を望む」と語ったのに対して「この件は台湾では政治問題化してしまっており、しばらくは冷静に討論することが難しい。少し時期を待って、科学的な根拠のもとで政策決定されるべきだ」との認識を示したという。
 記事によると、謝代表は会談後メディアに対して「科学的なデータで基準値超えが検出されなかった食品は規制を解除すべき」とした。一方で、「台湾側が視察に来る、あるいは群馬県や業者が台湾を訪問するなどして相互理解を深めることが重要だ」ともコメントした。
 中国メディア・海外網は21日にこの件を報じるとともに、謝代表が昨年11月、日本のスーパーで販売されている福島県産カリフラワーの写真をフェイスブック上に掲載して「私もこの地域の食品を食べる。汚染がないことが証明できれば、福島の食品輸入を開放すべきだ」と発言したことを紹介。台湾世論から「あなたは一体どこの代表なのか」との批判を浴びた、と伝えている。(翻訳・編集/川尻)
※当会としては、群馬県産の食品や食材の台湾への輸出は、現時点では慎重であるべきと考えます。謝代表は「解除すべき」と発言したものの、「科学的な検査の裏打ちがあった場合」という条件を付けています。群馬県産の食品や食材の安全性について、群馬県の環境行政のお粗末さを見るにつけ、決して台湾への安易な輸出など考えてはならないと思います。
**********

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大同有毒スラグ問題を斬る!…もしや税金ドロボーか?国交省は密かに税金を(一旦)使い有害スラグを撤去?

2017-02-19 22:58:00 | スラグ不法投棄問題
■「2017年3月19日に全線開通することになる」と国交省が発表した上武道路は、さながら「有毒スラグ街道」の異名をほしいままにしています。この有害スラグ街道について、ところどころ、国交省は密かに有害スラグを撤去しているように見受けられます。この有害スラグの撤去費用はどこから捻出されているのでしょうか?たとえ一瞬だとしても、我々の血税が使われることは、行政代執行の手続きが無い限り許されるものではありません。そこに国民に対する背任行為はないのでしょうか?皆さんといっしょに検証してみましょう。

上武道路環境対策その1工事で発生した産業廃棄物の保管場所の看板。盛り土に不法投棄された有害スラグをほんの一部撤去すると思われる工事?であるのに、なぜコンクリートなどを砕いた「がれき類」を装っている?のか。看板をよく見ると「がれき類 H25 上武道路田口改良工事で路体盛り土に使用した盛土材」と書いてある。盛土材なら産業廃棄物にしなくても、日輪寺改良その8工事等にもっていけば良いのではないか?どうせその8工事でも盛り土に有害スラグが混入していたのだから!盛り土なら廃棄物処理費用をかけなくてもほかの工事で使えるのではないか!税金の無駄遣いも甚だしい。会計検査院様は一体をしているのだろうか?これが看過されるのであれば、会見検査員様の目は節穴と言われても過言ではあるまい。


上武道路環境対策その2工事の様子。こちらも同じく盛り土を撤去していたが、産業廃棄物の保管場所の看板すら見当たらなかった。地域住民は有毒物質で苦しんでもお構いなしなのだろう。

 詳しくはこちらをご覧ください↓↓
〇2016年10月20日:大同有毒スラグ問題を斬る!・・・国交省によるゴマカシの極み「上武道路環境対策工事」は謎だらけだ!
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2148.html#readmore

■この上武道路環境対策工事には、どのくらいのお金が動いているのでしょうか?ネットで調べたところ、次のURLをご覧ください。↓
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000654811.pdf
**********
上武道路環境対策その 1工事
群馬県 前橋市 261日間 一般土木工事 高崎河川国道事務所 群馬県高崎市栄町6-41 2016/7/13 萬屋建設(株)
群馬県沼田市上原町1 756-2
一般競争入札 有 予定価格185,814,000 契約金額176,904,000落札率 95.20%

上武道路環境対策その 2工事
群馬県 前橋市 ~ 群 馬県 北群馬郡 吉岡 町
262日間 一般土木工事 高崎河川国道事務所 群馬県高崎市栄町6-41 2016/7/12 宮下工業(株)
群馬県前橋市石倉町5 -14-9
一般競争入札 有 予定価格180,457,200契約金額 167,400,000 落札率92.76%

**********

■なんと3億4千万円もの血税が投入されています。この金額は更に膨らんでいるかもしれません。この環境対策工事が有害スラグ撤去を目的としているのであれば、大きく分けて次の2つの問題が指摘できます。

①なぜ「H25上武道路田口改良工事で路体盛り土に使用した盛土材」を産業廃棄物として撤去しなければならないのか?
②もし有害スラグの撤去であるなら、廃棄物の撤去について行政代執行でもないのになぜ国の予算を使えるのか?


 それぞれの問題について、解析してみたいと思います。

①盛土材撤去について

 「H25上武道路田口改良工事で路体盛り土に使用した盛土材」は、通常ならほかの工事場所に運び、また盛土材として使用するそうです。そうであれば、廃棄物として処分する必要はまったくないはずです。なぜ「がれき類」という産業廃棄物として処分したのでしょうか?
 実際には現在、大同特殊鋼の有害スラグが処分されている遮断型最終処分場に運ばれたようです。廃棄物として処分する謎に加え、有害スラグについて廃棄物の分類である「鉱さい」としてなぜ処分しなかったのか?ということについても大変疑問です。
 はっきり言えることは、国土交通省はどうしようもないガチガチの隠ぺい体質で、自己浄化能力に関しては話にならないほどお粗末ということです。この不可解な処分について、国土交通省のお役人様の責任を追及するべきでしょう。


盛土の撤去の様子。なんと上武国道の端っこの一部だけを掘削撤去している。これは歩道部分のアスファルト舗装が薄いので、後にスラグが膨らんで隆起しひび割れを起こしてしまうことを想定したものではないだろうか?本線部分はアスファルトが厚いため撤去していない。なんとも姑息な、お役人様の責任逃れ目的の工事であることか!

②予算の使い方について

 盛土材の撤去は、上武道路内の他の工事で使用できるので廃棄物ではないはずです。不逞の輩によって盛土に廃棄物を不法投棄されたというのであれば、その廃棄物の撤去に、なぜ国の予算を使えるのでしょうか?国で廃棄物を撤去しておいて、不法投棄の原因者に費用負担させるなら行政代執行の手続きが必要となってくるのではないのでしょうか?

 そうであれば、上武道路環境対策その1・2工事については、入札にかかわる費用や利息なども原因者に負担を求めるべきです。内々に大同特殊鋼と協定を結び、費用負担を求めることなどがあったとすれば、言語道断です。

 きちんと手続きを踏んで国民に分かるように予算を使う。

 こんな当たり前なことができないお役人様など、日本国民は必要としていません、今すぐ職を辞していただきたいのです。


路体盛土を掘削した跡を、じっくり見るとなんと有害スラグだらけだった!

■この上武道路環境対策その1・2工事のほかにも、有害スラグ撤去工事と思われる工事が行われています。


工事名:H27上武道路他環境整備工事
 工事場所:群馬県太田市武蔵島町~群馬県前橋市上細井町外5箇所
と思われる環境整備工事。


 この工事も有害スラグを撤去していると思われます。どのような予算で工事が施工されたのでしょうか?

 後に大同特殊鋼から費用負担を求めることになっているのであれば、住民にきちんと経緯を説明したうえで行政代執行の手続きが必要です。

 群馬県内の国土交通省の工事は何から何まで説明がつかない事ばかりです。

 前橋渋川バイパス終点方の謎の工事はこちらを参照してください↓↓
〇2015年11月9日:大同スラグ問題を斬る!・・・国土交通省の謎の工事に迫る(その1)
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1793.html
〇2015年11月10日:大同スラグ問題を斬る!・・・国土交通省の謎の工事に迫る(その2)
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1794.html
〇2015年11月11日:大同スラグ問題を斬る!・・・国土交通省の謎の工事に迫る(その3)
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1795.html
〇2015年11月12日:大同スラグ問題を斬る!・・・国土交通省の謎の工事に迫る(その4)調査を振り返って
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1796.html

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】

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館林市土地開発公社の巨額負債40億円を残したままこの世を去った安楽岡市長へのレクイエム

2017-02-17 23:31:00 | オンブズマン活動
■2016年12月9日に発熱を伴う体調不良を訴え、精密検査で胆管炎と診断されて、同15日から入院中だった群馬県の安楽岡一雄・館林市長は、2017年2月12日午後5時47分に多臓器不全のため入院先の前橋市内の病院で死去されました。現職市長の死去は戦後、県内では6例目とされています。2014年3月31日に解散した館林市土地開発公社を舞台にした巨額使途不明金事件では、地元在住の当会会員が、公社理事長を兼務していた安楽岡長を相手取り、住民監査請求から住民訴訟を通じて、同公社に残された巨額負債のうち大きな部分を占める羽衣会館跡地の購入疑惑について、粘り強く責任追及をしてきた経緯があります。この度の安楽岡市長の訃報を機会に、改めてこの事件の持つ意味を考えてみましょう。

 初めに安楽岡市長の入院から死去までの報道記事を見てみます。

**********毎日新聞2016年12月20日 地方版
安楽岡・館林市長 治療・静養で入院 /群馬
 館林市は19日、安楽岡一雄市長(69)が胆管炎の治療・静養のため「当分の間、入院する」と発表した。来年1月31日まで、小山定男副市長が市長職務代理者を務める。
 市秘書課によると、安楽岡市長は9日昼ごろ、体調不良を訴え、診察の結果、胆管炎と診断された。「この機会にしっかり静養して治療にあたった方がいい」との判断から、15日に入院した。
 21日に予定されていた板倉町との合併協議会の第4回会議は、会長の安楽岡市長の入院に伴い、延期した。開催日は未定。この日は、合併方式を「新設(対等)」「編入(吸収)」のいずれとするかを協議する予定だった。安楽岡市長は昨年4月に無投票で3選された。【阿相久志】

**********上毛新聞2017年2月12日(日) PM 10:00
【速報】安楽岡一雄館林市長が死去 現職市長は戦後6人目

安楽岡一雄氏
 館林市の安楽岡一雄(やすらおか・かずお)市長は12日午後5時47分、多臓器不全のため、入院先の前橋市内の病院で死去した。69歳。自宅は館林市仲町1ノ10。葬儀の日程などは未定。県内の現職市長の死去は戦後6人目。
 館林市によると、安楽岡氏は昨年12月9日に発熱を伴う体調不良を訴え、精密検査で胆管炎と診断された。当初、公務復帰の目標を2月1日に設定していたが、復帰を1カ月延長し、治療に専念していた。
 安楽岡市長は、1995年から県議3期を務め、前市長の病気辞職を受けた2007年の市長選で初当選した。つつじが岡公園を通年利用できるようにするなど観光振興に力を入れた。全国市長会評議員、県土地改良事業団体連合会会長理事などを歴任。15年から市長3期目。法政大卒。
 市は昨年6月に板倉町と法定合併協議会(会長・安楽岡市長)を立ち上げ、合併に向け協議を続けていたが、安楽岡市長の入院で、合併協議の会合が延期されていた。同市赤生田地区に計画されている広域防災拠点の整備は道半ばとなっている。
 県内で在職中に死去した戦後の市長は、石北正司渋川市長(1975年3月)、岩上泰治館林市長(77年11月)、藤井精一前橋市長(88年1月)、下城雄索伊勢崎市長(93年1月)、木暮治一渋川市長(2009年7月)。
 安楽岡市長の任期満了は19年4月25日で、市長の任期は2年2カ月ほど残っていた。死去を受け、職務代理者についていた小山定男副市長が5日以内に市選挙管理委員会に通知。公職選挙法によると、通知を受けた翌日から50日以内に市長選が行われる。

**********産経新聞2017年2月12日 23:06
群馬県館林市の安楽岡市長が死去 多臓器不全、69歳
 群馬県館林市の安楽岡一雄(やすらおかかずお)市長が12日午後5時47分、多臓器不全のため死去した。69歳だった。安楽岡氏は、平成7年の県議選館林選挙区から立候補し、初当選。3期努めた後、19年の市長選で初当選。現在、3期目。
 館林市によると、安楽岡氏は昨年12月9日に体調不良を訴え、診察の結果、胆管炎と診断され、同15日から県内の病院に入院していた。

**********時事ドットコム2017年02月13日18:23
故安楽岡一雄氏(群馬県館林市長)の告別式
 故安楽岡一雄氏(群馬県館林市長、12日死去)の告別式 19日正午から群馬県館林市苗木町2487の館林市斎場で。喪主は妻信子(のぶこ)さん。

**********上毛新聞2017年2月14日(火) AM 06:00
安楽岡一雄館林市長が死去 69歳 観光振興に尽力
 群馬県館林市の安楽岡一雄(やすらおか・かずお)市長は12日午後5時47分、多臓器不全のため、入院先の前橋市内の病院で死去した。69歳。自宅は館林市仲町1ノ10。
 通夜は18日午後6時から、告別式は19日正午から同市苗木町2487の市斎場で行う。喪主は妻の信子(のぶこ)さん。市は市葬を検討している。県内の現職市長の死去は戦後6人目。

つつじが岡公園でツツジのガイドを務める安楽岡市長(右)=2008年4月19日撮影
◎市選管へ通知後 50日以内に選挙
 安楽岡氏の市長の任期満了は2019年4月25日だった。職務代理者の小山定男副市長が市選挙管理委員会に通知し、50日以内に市長選が行われる。市議の橋本徹氏が11日に死去していることから、市選管は市議補選(欠員1)と同日程で市長選の時期を探る。市長選には複数の名前が取り沙汰されている。

**********読売新聞2017年02月14日
安楽岡・館林市長が死去
◆69歳、3期目途中

 館林市の安楽岡一雄市長が12日、多臓器不全で亡くなった。69歳だった。3期目の途中で、昨年12月から胆管炎で入院していた。通夜は18日午後6時、告別式は19日正午、同市苗木町2487市斎場。喪主は妻、信子さん。後日、市葬を行う予定。
 安楽岡氏は県議3期を経て2007年4月、市長に初当選した。「日本一暑いまち」を掲げて熱中症対策に力を入れ、11年度には市内全小中学校の教室すべてにエアコンを設置。14年4月に県から移管された「つつじが岡公園」(花山町)の整備を進めるなど、観光振興にも熱心だった。
 1期目では、大泉町を除く邑楽郡4町との合併推進に取り組んだ。しかし、4町長との間で意見がまとまらず、10年3月末が期限だった「平成の大合併」で実現することはできなかった。
 板倉町の住民運動で合併話が持ち上がったのを機に昨年6月、同町との合併の可否や新市の名称などを話し合う法定合併協議会(法定協)を設立し、会長に就いた。会合を3回開いて、対等の立場で合併して新しい市をつくる「新設合併」と、館林市に板倉町が編入される「編入合併」のどちらを選ぶか議論を進める中で、体調を崩して入院した。法定協の会合は延期されている。
 現職の死去に伴う市長選は公職選挙法の規定により、市選挙管理委員会が通知を受けてから50日以内に行われる。同市では橋本徹市議(56)が11日に病死しており、市長選と市議補選が同時に行われる見込みだ。
 安楽岡氏の入院後、小山定男副市長(60)が職務代理者を務めている。期間は今月28日までだが、市長選の日程次第で延長される可能性もある。
**********

■さて、土地開発公社を舞台にした不祥事件はこれまでにも全国各地で起こっていますが、同じ群馬県では安中市土地開発公社を巡る51億円余りの巨額詐欺横領事件があまりにも有名です。当会では、2013年夏に館林在住の会員から土地開発公社を介した不透明な土地取引に関する問題提起があった際に、説明を聞けば聞くほど、1995年5月に安中市役所内でひそかに発覚した未曽有の巨額詐欺横領事件と似通った事件であることを痛感しました。

 その後、2013年12月3日付で、当会会員が館林市監査委員に館林市長の措置請求=住民監査請求を行うのを手始めに、同12月16日付で、「公社は、館林市とは別個のもので独立した法人格を有し、地方自治法第242条第1項の規定に該当しない法人である」として、「本件請求は地方自治法第242条の要件を満たさないものと判断して却下されてからは、住民訴訟を通じて、館林在住の当会会員の活動を支援してきました。一連の情報は次のブログを参照ください。

●小林光一「アメー造巣」5億円「羽衣疑惑」事件:
〇その1(2015年01月12日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-45.html
〇その2(2015年01月12日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-46.html
〇その3(2015年01月14日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
〇その4(2015年01月15日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
〇その5(2015年01月15日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-50.html
〇その6(2015年01月16日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-51.html
〇その7(2015年01月16日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-52.html
〇その8の壱(2015年01月17日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-53.html
〇その8の弐(2015年01月18日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-55.html
〇その8の参(2015年01月19日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-56.html

〇原審地裁の訴状の内容(2015年01月20日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-57.html
〇その9の壱(2015年01月20日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-58.html
〇群馬の裁判は不服(2015年01月21日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-59.html

●当会の関連ブログ記事:
〇2014年1月29日;3月末解散予定の館林市土地開発公社を舞台にした羽衣会館跡地購入疑惑の全容解明に向け提訴
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1206.html#readmore
〇2014年2月5日:3月末解散予定の館林市土地開発公社をめぐる住民訴訟第1回口頭弁論を前に陳述書で原告をサポート
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1208.html#readmore
〇2014年2月8日:館林市土地開発公社を舞台にした羽衣会館跡地買取問題の住民訴訟で館林市が答弁書を提出
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1212.html#readmore
〇2014年2月16日:館林市土地開発公社による羽衣会館跡地の不正取得を巡る住民訴訟第1回弁論で市側欠席のまま即日結審
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1217.html#readmore
〇2014年3月19日:桐生いじめ裁判判決日に合わせて、前橋地裁が出した館林市長の土地ころがし住民訴訟の門前払い判決
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1235.html#readmore
〇2014年3月23日:館林市土地開発公社を巡る不正土地取引の損害賠償を理事長兼市長に求めた住民訴訟で住民側が控訴
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1238.html#readmore
〇2014年5月7日:館林市土地開発公社を巡る不正会計を追及するオンブズマン会員に館林市幹部が不当な圧力
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1284.html#readmore
〇2014年5月22日:館林市土地開発公社の解散で負債を市民に転嫁させない為の控訴審が東京高裁で開かれ即日結審
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1296.html#readmore
〇2014年7月2日:館林市土地開発公社を巡る不正土地取引で損害は市長が負うべきと主張した住民に敗訴判決を出した東京高裁
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1333.html#readmore
〇2014年9月20日:土地開発公社解散で不正土地取引損失のツケがのしかかる館林市で明日市議選の投開票
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1400.html#readmore
〇2015年1月17日:館林市土地開発公社をめぐる館林市長による巨額使途不明金に係る損害賠償住民訴訟で最高裁が門前払い
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1511.html#readmore

■安中市土地開発公社事件の場合、当時の小川勝寿市長兼公社理事長は、市民運動により市長を辞職した後も、事件の真相について何も語ることなくこの世を去りました。館林市土地開発公社の理事長を兼務していた安楽岡市長の場合は、当会会員による住民訴訟が、裁判所のおかげで本案前の論議に終始してしまい、証人尋問に呼ばれることもありませんでした。こうした観点からも両方の事件の類似性を感じさせられます。

 安楽岡市長が体調を崩した昨年12月の直前の11月28日に、館林在住の当会会員の活動を紹介する地方ミニコミ誌が発行されました。羽衣跡地の不正購入疑惑について次の通り概要が述べられています。

**********2016年11月28日発行北関東新聞社「政財界さいたま」号外ニュースNo.211号
PDF ⇒201701kvp34.pdf

読者告発
館林市・茂林寺
 市が破格の5億円で購入した土地の
  不正疑惑を追及して十余年の執念に
   お狸さんも「ビビるでなーもし」!!

 平成二十年六月十六日付で、当社は「館林市が取得した土地を巡り不正疑惑あり」として報道した「政財界さいたま」号外ニュース県外版は、読者の反響が多大であり、さすが徳川御三家の城下町だ、悪を見過ごしては御先祖様に申し訳ないと、正義の味方である一市民が、館林市長を相手に私財を投げ打って、地方裁判所に行政審判提訴し、最高裁まで争ったが、告発者は「事実の風化を防ぎ真実の解明を」と執念の抗弁。
==========
本紙「政財界さいたま」号外ニュースを御存知でない読者には簡略に説明すると、事件は十年前に遡る。
館林には地元民にも観光客にも親しまれている「分福茶釜」でお馴染みの「茂林寺」がある。その門前で営業していた結婚式場「羽衣会館」(敷地約五千坪)が、事業不振で倒産したのが平成十七年春のこと。負債処理で「羽衣会館」が敷地と共に競売物件となって、競売落札価格八千万円余で「株式会社五光建設」(東京都調布市)に落札されたのが、平成十八年十一月である。現地は群馬県の天然記念物である貴重な野生植物などが生育する自然の宝庫として知られている所で、「羽衣会館」倒産時には地元有志が市に「なんとか市有地として保存して」と訴えたが、予算が無い、金が無いから勘弁して、との逃げ口上。地域の願いも虚しく「羽衣会館」は競売解体され跡地は整地された。
一年三ヶ月後の、平成二十年三月になって安楽岡館林市長が突然「自然環境を守るために『羽衣会館』跡地の購入」を宣言するや、ポンと現金五億円也で「株式会社五光建設」より土地を買収した。これには地元の不動産屋もビックリ。「いくら茂林寺さんのお狸が名物でも、八千万円の競売物件が五億円に化けるとは」
市と不動産業者の馴れ合い、フィクサー暗躍説など怪情報が飛び交う噂に。
本紙が情報を得て取材に入ると、なるほど不透明な事柄が多い。
競売土地仕入れ原価と市の購入金との差が単純に四億円余ある。市は買収金額を、どのように、誰が決めたのか、また価格は適正だったのか。
火の無い所に煙は立たぬで、疑惑が噴出した、ここまでを本紙が報道したのが
始まりである。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
郷土を愛する
 市民オンブズマン
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
歴史と文化を育んだ「館林」をこよなく愛する地元の小林光一さん(67)は、ことさらに「羽衣会館」買収に絡む不正疑惑こそ、安楽岡市政が牛耳る悪政の根源と警鐘を鳴らす。
「私はこの館林が日本で一番好きな所です。だから市の為にならないで、悪い事をしている奴は許しておけないんです。」
市が「羽衣会館」を高値で買い受けたと聞いた小林さん、「これはおかしい、と直感しました。調査しても周辺価格は総額の最高で二億円位の価値しかない土地なのです。それを五億円で買うなんて妥当性が無い話です」
市政を正す市民オンブズマンの小林さんは平成二十五年六月、「館林市は、四十億円余(館林市土地開発公社)の負債がありながら不透明な「羽衣会館」買収金を支出して市民に損害を与えた」として前橋地方裁判所に提訴した。
結果は証拠不十分で敗訴判決を受けるが、判決不服で東京高裁に控訴するも、法的根拠の解釈論に確執があり、原告には無情な敗訴判決。ここで諦めないのが小林さんの心意気である。
「憲法違反だ」と最高裁に上告したが、あえなく棄却された。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
読者に訴える
   告発書全文公開
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
本紙に対し小林さんから「羽衣会館」買収に絡む事件を風化させることなく、
多くの読者に事実を知って欲しいと、告発書が提出されたので掲載します。
 (以下、原文のまま)
さて、新聞記事掲載の依頼を受けまして、首題の件に関し以下のようにまとめましたので報告申し上げます。
館林市の財政問題について、第三セクター債四十億円の負債を抱える申、今年
の四月に二回目の二億円の返済が行われました。
その申で財政が厳しい昨今、現市長安楽岡一雄は独断で平成二十年四月に五億
円の土地を購入したという所謂「羽衣問題」を引き起こし、市に多大な負債を発生させた。
現在まで追及した経緯に関

し表一に示す如くであります。その内容を時系列に問題の追及及びその結果を示す。しかし、その結果は行政の抵抗に遭い、又、司法の判断も法律に照らして適正な判断が得られず被告安楽岡一雄の有罪の判決に至っていない。
何が法律に違反して、何が問題で有罪判決が得られないか、今まで最高裁に三回も上告し、又リコールも実施する中、その経緯並びに問題点を以下のように整理した。

一、何が法律に違反するか
前中島市長が、多大な借金を抱える(四十億円)市は、「財政難で購入できな
い。」としたものを、現市長は、市長になるやいなや独断で、財政難了金がない中、羽衣の跡地を五億円も借金をして、購入したことにある。
その購入価格が適正でないために、調べた結果競売は、堀口不動産が八千万円
で落札した物件である事が解った。それを五光建設と共謀し、五億円で市に買わせた。そして、その差額を共謀者十名+一名で分配した。(配分は表二)
又市長は、共謀の事実として、業者と飲み食いして何が悪い。特別職には倫理規定はないと言っているが、規定がないのは、別に憲法で「権能」を定めていて、その定めの中で重大な違反があるので、間違った解釈をしている。
二、法律違反の証拠
経緯表一の議会に於いて、茂木議員の質問の内容に「一億を切って落札された
ものを五億で購入するのはおかしい」と追及。又共謀の事実として、「一席設けていっぱいやったか」追及。「初めてお会いしたときに、私のほうで夕食を用意させていただきました。」と答弁する。「認めたか」と議会記録にある。
その食事をした場所は新琴と言う料亭で執り行われ親交を深めた。そして議会記録には無いが、この一席設けた事を追及されたので。
「飲み食いして何か悪い。一般職の君たちには、飲み食いして悪いという規定があるが、特別職の私にはない」と豪語した。しかし前項で説明したとおり、別な憲法で定められている。
その時飲み食いしたメンバーは安楽岡市長、五光建設社長、蓮見弁護士、前原社労士四名だった。
更に、表二の配分にもあるように、〇〇一家といった、反社会的組織に金が渡ったとする内容は、その資金源となったことは、重大な法律違反であると考える。
以上のほか、詳細図面が添付されている。(図面希望は小紙へ)
             以上
小池東京都知事が誕生した事で、隠蔽されていた豊洲市場の盛土空洞事件が発覚した。十年も前から、盛土無しを都庁職員らで決めていたという。対立候補が選挙戦で勝利していたら、豊洲問題はどうなっていたかと思うと、背筋が寒くなる。隠蔽工作の役人どもは、無事安泰な得意顔で庁内を闘歩する。厚顔無知な政治家・役人らの不正・腐敗が蹟雇し、暴かれなければ当たり前の世界であってはならない。館林市での「羽衣会館」買収事件も、小林さんが「正義」の執念で、法廷闘争を経て、現在も「事実の究明」を追究している事案を、絶対に風化させてはいけない。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 館林市職員の
    不誠実を叱る
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
平成二十八年十月頃、小林光一氏より連絡があり、
「市内に産廃らしい盛土中の土地あり、市役所へ確認に行く」との事で、小紙主幹・清水が小林氏と同行、館林市環境課・高橋担当員に話を聞こうとすると「貴方の名刺を戴いても、貴方が本当に新聞記者だかどうか判りません」と小紙を小馬鹿にした小役人。悪代官に木っ端役人の構図が見て取れる館林市役所。

<写真は表一の土地取引に関わる時系列>↓
「羽衣」土地取引に関する時系列の出来事
 年月日 /  内容  / 備考
30~40年前/産業廃棄物を埋め立て
H2~6年/森地公園施設整備(都市計画決定地域) 天然記念物保全
H18年9月/「羽衣会館」閉館・競売、堀口不動産へ8千万で売却/3200坪
H18/~19/7/堀口不動産→(株)五光建設へ売却/1億
H20/3/19/市長が土地開発公社で買い取り要請28日まで
      開発公社承認→市議会全員協議会経過報告
H20/4/8/五光建設と契約 5億445万(9万6千/坪)
H20/6/16/政財界さいたまニュース号外~2号(7/23発行)
H20/9定例議会/茂木議員一般質問1億を切って落札したのを5億で購入したのは可笑しい、一席設けて一杯やったか追及
       初めてあったときに夕食を用意したと答弁
H22/6定例議会/茂木議員一般質問、8千万を5億で購入し如何に活用するのか
       館林市には特別職に倫理条例はない、用地取得のさいたま新聞について弁護士・警察に相談して進める、と答弁
H25/6/8読売/土地開発公社解散、債務総額約34億7千、第3セクター債40億、2億×20年返済
H25/8/23/公開質問状「羽衣」に関する9項目にわたる質問状/以下判決
H25/12/3/住民監査請求、理由「羽衣」跡地を8千万→5億購入の妥当性
H25/12/16/住民監査請求外/却下
H26/1/10/原審地裁告訴、理由:市は安楽岡一雄に差額4.11億請求
H26/3/14/判決理由:5年6カ月は期限徒過/却下
H26/5/6/東京高裁控訴、理由:1審の取り消し、知った日から1年で告訴
H26/7/判決理由:原審地裁指示/却下
H26/8/23/最高裁上告、業者と共謀した場合時効はない(最高裁判例にある)
     判決理由:地方自治法338条1項の再審事由があるとは認められない/棄却
H27/3/9/リコール請求/不成立
H27/3/12/最高裁再審、理由:338条1項の再審事由として判決に影響を及ぼすべき重要事項について判断の逸脱があった。
     判決理由:地方自治法338条1項の再審事由があるとは認められない/棄却
H27/6/26/最高裁第2次再審、理由:憲法第8章地方自治第94条に違反。
     判決理由:地方自治法338条1項の再審事由があるとは認められない/棄却
H27/7/14/第3セクター債40億について公開質問状/財務回答
H27/7/21/20年9月議会議会録音テープ公開質問状/ナシ回答
**********

■安楽岡市長の冥福を祈る次第ですが、同市長が館林市民に遺した20年間×2億円=40億円のツケは、まだ3年が経過しただけで、17年間×2億円=34億円がまだ残っています。

 それでも、安中市土地開発公社の103年間×2千万円(最終回のみ1千万円)=20億5千万円に比べれば、影響は次世代までで済みます。安中市の場合はあと85年間続くため、4代後の世代まで影響が及ぶのですからやりきれません。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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【速報】東電の毒牙から郷土を守れ!・・・バイオマス発電補助金差止訴訟で被告の調査嘱託の結果が判明

2017-02-16 02:27:00 | 前橋Biomass発電問題・東電福一事故・東日本大震災
■東電グループの関電工が主体の前橋バイオマス発電施設計画に、放射能汚染に苦しめられた群馬県民の思いをよそに、さらに県民の血税による補助金4億8千万円を原因者の東電のグループ会社の放射能二次汚染事業に投入するという、群馬県の環境行政ならではの非常識かつ無軌道ぶりな対応を止めさせるべく、当会は地元住民団体の皆様と一緒に、住民訴訟を提起しています。

 この関連で2017年1月20日に第3回口頭弁論が前橋地裁で開かれましたが、その際、被告群馬県から、原告らが、2016年6月14日付で郵送された監査結果通知を受け取ってから、同年7月15日に訴状を提出するまでに、30日以内という出訴期間を徒過したのではないか、として、裁判所に調査嘱託申立をしたことについて、裁判長が、被告らの調査嘱託申立を受理して、日本郵便に対して調査嘱託をすることが決まりました。このときの法廷でのやりとりは当会の次のブログを参照ください。
〇2017年1月28日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…バイオマス発電補助金差止訴訟の第3回口頭弁論が前橋地裁で開廷
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2221.html

 原告としては、出訴期間内に提訴したことについて自信をもっていましたが、なんとしても本案前の門前払いをさせたがっている被告群馬県は、調査嘱託申立という時間と費用面で無駄な作業を裁判所に強いたのでした。

 その結果、2017年2月15日に前橋地裁の書記官から、調査嘱託の結果が判明したという連絡が原告らに伝えられました。それによりますと、原告のひとりである当会の代表は2016年6月18日に監査結果通知を受領していることが証明されたそうです。また、原告のもうひとりである地元住民団体の事務局長は、2016年6月16日に監査結果通知を受領していることが証明されたのだそうです。

 従って、監査結果通知を受領した費を含めて30日以内に出訴しなければならないという住民訴訟の有効条件を、原告らは両名ともクリアしたことが調査嘱託の結果、明らかになりました。

 このため、2017年3月10日(金)午前10時に前橋地裁で開かれる次回第4回口頭弁論期日までに、被告群馬県から調査嘱託を踏まえてどのような乙号証が出されて来るのか否かが、非常に注目されることになります。

 被告の群馬県から乙号証が提出されない場合には、原告の出訴期間の期限徒過を理由とした訴訟不適格が成立しないことを意味するため、続行されることになりそうです。

 一方、裁判長の訴訟指揮により、あらためて補助金の交付の事実を踏まえた2回目の住民訴訟についても、先日2月6日に裁判所から第1回口頭弁論期日が2017年3月15日(水)午前10時30分からと決定したとして、期日呼出状が到来したことは既に次のブログで報告したとおりです。
〇2017年2月6日:東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…バイオマス発電補助金差止の出直し裁判の第1回口頭弁論期日が決定!
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2232.html#readmore

■3月10日の裁判で、原告らの訴訟適格について引続き本案前の門前払いを目論むのか、それとも、3月15日の新しく提起した2回目の住民訴訟で同じことを主張する羽目になるのか、裁判所の対応が非常に注目されるところです、なぜなら、3月10日の第4回口頭弁論期日は前橋地裁の民事第2部が担当するわけですが、3月15日の第1回口頭弁論期日は前橋地裁の民事第1部が担当することになります。

 したがって、民事第2部の裁判長が法廷で示唆していた1回目の住民訴訟と2回目の住民訴訟を併合する件について、どのような判断を裁判所側がするのか、極めて重大な関心事となります。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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