市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

市民オンブズマン群馬の2017年総会・1月例会が開催される

2017-02-03 00:26:00 | オンブズマン活動
■1月21日(土)午後2時から前橋市下細井町の鈴木学習塾で、市民オンブズマン群馬の2017年総会・1月例会が開催されました。総会・例会には14名の会員らの皆さんに参加をいただき、冒頭の2017年総会では、代表の挨拶と活動概要に関する説明のあと、役員会回線、会計報告・計画、事業報告・計画について事務局から説明が行われました。毎年役員を改選する件について、参加者から負担が大変だから任期を2、3年毎に延長してはどうかという動議もだされましたが、結局、会則にそって今年の役員の任期は12月末までとしました。議題は全て参加者の満場一致で承認されました。その後、活動報告について事務局から当会が取り組んでいる主な事件の現況と今後の展開に関する説明・報告がなされました。続いて、参加者から、各地での活動報告や、オンブズマン活動に関するいろいろな質問や感想が述べられました。こうして、総会・例会は午後5時ごろまで議論を尽くしてから解散となりました。
 なお、総会・例会の議事録については、次ページ以降に示しました。
**********
市民オンブズマン群馬 2017年1月21日(土)総会報告

場所:鈴木学習塾下細井教室
時間:午後2時から5時
参加者:14名

<総会内容>
○総会決議(役員改選、事業報告・計画及び会計報告・計画)
 17年1月からの役員として、下記が承認された。任期は1年間。
  ・代表  小川 賢さん  (継続)
  ・副代表 大河原宗平さん (継続)
  ・事務局 鈴木 庸さん  (継続)
    〃  高田 和昌さん (継続)
  ・会計  鈴木 庸さん (兼務・継続)
  ・監査  桜井 基博さん (新任)
  ・顧問  鎌田 重雄さん (継続)
 事業報告と計画は毎年全国市民オンブズマン大会における発表内容を引用。引き続き、今年も群馬県行政の税金の無駄遣いや不当な権限行使による住民の不利益に対する是正措置の支援を継続していく事とする。
 会計報告と計画について、事務局から報告と計画について説明が行われた。できるだけ会費の徴収が円滑に行くよう今年も努力する事とする。
 以上、参加者全員の賛同で承認された。

<例会内容>
○弁護士起用について
 現在、市民オンブズマン群馬として3件住民訴訟を提起中。一般の民事事件では弁護士も興味を示すが、行政事件には興味を示さない。一方、裁判所は弁護士の起用を暗に求めて来る。引き続き、法的アドバイスは受けるものの具体的事案については、基本的に本人訴訟で実施する事とする。
〇大同スラグ問題について
 昨年12月末に前橋地検が突然不起訴処分。その後検察が記者会見までして「大同スラグはサンパイではない」と言明。委託業務違反で告訴したこと自体、本気でこの問題に取り組んだのか不可思議。
 現在、東吾妻町の萩生川西地区の農道に有毒スラグが不法投棄された問題で損害賠償請求住民訴訟中。1月20日に第8回口頭弁論が開かれ、
4月14日10:00から次回弁論。
 当会は引き続きこの問題を追及していく。
〇関電工による前橋バイオマス発電施設問題
 放射能汚染の間伐材や廃材等を今後20年間毎年8万トンを赤城山南麓で集積して脱水し焼却するという亡国事業。数々のウソやインチキで固めた事業計画に対して行政は是正勧告をすることなく、条例を捻じ曲げても事業遂行に加担している。行政や関電工にはまともな対応を迫るべく、引き続き住民訴訟や審査請求等を通じて計画の白紙撤回を求めていく。
 現在、バイオマス燃料用木質チップ製造施設への4.8億円補助金支出取消住民訴訟(1月20日第3回口頭弁論実施、次回第4回弁論は3月10日(金)10:00予定)と、裁判所から訴訟資格保全のための第2回住民訴訟(3月15日第1回口頭弁論予定)、そして、環境アセス不要の根拠文書不存在取消のための住民訴訟(1月18日、第1回口頭弁論実施、次回第2回弁論は3月15日(水)10:30予定)、さらに情報不開示による審査請求中。
 当会は引き続きこの問題を追及していく。
○群馬高専アカハラ及び寮生連続不審死問題
 情報電子工学科でのアカハラ問題で情報不開示取消訴訟中(第1回口頭弁論が2月3日(金)11:00東京地裁で開廷予定)。また物質工学科においてもアカハラ問題発生が確認され、現在公開質問中。
 当会は引き続きこの問題を追及していく。
○高崎市の介護老人保健施設「若宮苑」の介護保険法不正問題
 高崎市はケアプラン未作成のうえに勝手に利用者の氏名を書いて給付算定ができると主張しており、会員が引続き裁判を係争中。次回2月8日(水)午後13:10に第4回口頭弁論予定。
 当会は引続き、この問題に取り組んでいく事とする。
〇その他(各地の活動報告から)
・当会会員が前橋市議選に立候補予定(2月5日公示、2月12日投開票)
・議会の政務活動費について引続き取組む
・旅行業法違反での司法の二重基準是正に引続き取組む(1月10日再審請求、1月18日回答到来。今後意見書提出に向け準備中)
・館林市土地開発公社を巡り市長の私物化による損害額回収への取組み
・県議会議長公用車目的外使用問題について、一後援会に議長が公用車で乗り付けたのは目的外だとして住民訴訟中(1月18日に第3回口頭弁論実施、2月14日第4回弁論)

 次回の例会は2月18日(土)午後2時から下細井教室です。
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【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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1月28日第115回高崎高校同窓会総会が開催される

2017-02-02 01:37:00 | 国内外からのトピックス
■毎年恒例の県立高崎高校同窓会総会が今年も1月28日(土)午後3時から高崎市柳川町の高崎ビューホテルで開催されました。この日はちょうど旧暦の元旦でもあり、二重におめでたい日となりました。気温は低めとはいえ、天候にも恵まれ、同ホテルに同校OBらが多数、三々五々集合しました。


 今年の幹事は86期の皆さんでした。当日午後2時30分ごろ会場に到着すると、既に幹事期の皆さんをはじめ、各卒業年度の幹事の皆さんらが、今や遅しと、2階の榛名の間の前のロビーに集まっていました。手続きを済ませて配布資料を受け取り、会場内に入ると幹事期同窓会や学校の幹部の方々は全員揃っていましたが、まだ1割程度の席しか埋まっていませんでした。
※配布資料 PDF ⇒20170128vnzz.pdf 


会場前の受付カウンター。

 開会時刻の10分前になると、59期井上晴比彦OB指揮の同校吹奏楽部によるミニコンサートが始まりました。最初は同氏が現役学生時代思い出のある祝典行進曲(団伊玖磨作曲。1959年4月10日天皇陛下が皇太子時代のご成婚を記念して作られた曲)、続いてアンネンポルカ(ヨハンシュトラウス1世作曲)の演奏の後、3曲目はいつものようにラデツキー行進曲(ヨハンシュトラウス2世作曲)で、会場からの盛大な拍手で開会を盛り上げました。開会時刻の午後3時には、7割がた席が埋まりました。









■86期の小此木俊之OBの司会で総会の式典がスタートしました。最初に、69期の阿久澤茂副会長による開会の言葉がありました。



「ただいまご紹介頂きました69期の阿久澤でございます。本日は、大変大勢の同窓生の皆様がたにお集まりを頂きまして誠にありがとうございます。今年は、母校創立120年という一つの節目の年でございます。同窓生の皆様がたにはこれまでと変わらぬ母校に対するご支援、そして同窓会に対するご協力を切にお願いを申し上げる次第でございます。それではただいまより第114回高中高高同窓会新年総会を開会させて頂きます。よろしくお願い申しあげます」(拍手)

 次に、吹奏楽部による旧校歌の演奏があり、そのあと、現校歌の斉唱を行いました。そして、物故会員への黙祷と続きました。

 続いて、67期の串田紀之・同窓会長から挨拶がありました。



「ご紹介いただきました67期の串田でございます。少しご挨拶をさせていただきます。本日は大変忙しいなか、お集まりいただきました。ありがとうございました。今日は115回高崎中学・高崎高校の同窓会ということでご連絡させていただきました。ありがとうございます。去年を振り返ってみますと、生徒の活躍は素晴らしいものがありました。また今日、学校の方から説明があると思いますが、一つには野球がベストフォー、そして群馬県の総体で優勝ということで、まさに文武両道のわが校の活躍は大変なものがありました。もしかすれば、昨日、高崎の駅で育英と健大が優勝して、号外が出ていたんですが、もしかすると高高も出たんじゃないかというような雰囲気もありました。すばらしい、これもひとえに皆様がた同窓会諸兄の応援があってこそだと思います。そんな中で、今年早々、難しい問題が飛び込んできました。このビューホテルが今年で終わるということで、会場が、今日は最後になると思うんですけれども、これからどうするかというになるのか、相談をしながら、新しい議場を開拓していきたいと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いします。先ほど、阿久澤副会長から話がありましたように、今年は大きな事業として5月20日に120周年の創立記念式典があります。今、鋭意、実行委員会で、鋭意詰めているわけでございます。しっかり詰まったところで、皆様がたにご案内を差し上げようと思いますので、ぜひご参加のほど、お願いします。最後になりますけれども、今日の審議がスムーズに運びますことをお願い申し上げながら整いませんがご挨拶に替えさせていただきます。どうもありがとうございました。」(拍手)

 続いて、母校の佐藤功校長から挨拶がありました。

「皆さん、あらためまして今日は。校長を仰せつかりまして3年目になりました。先ほど串田会長からもありましたように今年度は本校順調に推移しております。まず、県高校総体。県内の公立高校普通科では、本校が初めての総合優勝であります。ただ、種目別優勝が1つもなかったというのが、ちょっと反省事項かと、このように思っています。それから、(前高との)定期戦。これが、今年度が70回大会でしたんですけれども、本校がホームということで、しっかり勝たせてもらいました。それから科学の甲子園というのが始まっているんですが、今まで前女とか高女が優勝していたんですが、今年度は本校が優勝ということで、3月に全国大会。ということで今、校長室にはトロフィーが3つあります。このままずうーっと維持出来たらなあ、と思っています。これもひとえに皆様方の本校への教育活動に対するご理解とご支援の賜物かなあと、こんな具合に思います。あわせて、3F会館、合宿所なんですけれども、総体優勝のお祝いということで、お風呂等整備頂きまして、この場を借りて御礼を申し上げたいと思います。誠にありがとうございました。それから、まだ順調なところが進んでおりまして、たぶん今頃飛行機の中にいると思うんですけれども、1年生に氏腹(瑠之介)というのがいまして、実はバレーを、ボールじゃなく踊る方なんですけれども、バレーをやっておりまして、今、今月の30日でしょうか、ローザンヌ国際バレーコンクールというのに出られることになり、万一上位に入ってしまいますと、本校に居られるのかという心配もあるんですけれど、健闘を期待して今おるところです。で、本校としては、あとは現3年生の進学実績と、こういうことであります。ついこの間、センター試験が終わりました。ただ、国語で、ちょっと平均値が低かったんですね。国語の本文の中に、“おっぱい”という言葉が出てきまして、男子校特有なんでしょうか。うちの生徒が反応してしまいまして、ちょっと苦戦していた子がいるようです。この後2次の出願が終わりましたので、一回は帰ってくるのかなあと、期待しているところであります。そんなことで引き続き本校をご支援頂けたらありがたいと、こんな具合に思います。最後になりますけれども、自分のことで申し訳ないんですが、本校での賞味期限が今日を入れて53日となりました。残りの日数、本当に一生懸命やっていきたいと思うんですけれども、これまでやってこれたのも、皆様がたのご支援のおかげかなあと思っています引き続きよろしくお願いできればと思います。本日は総会、誠におめでとうございます。」(拍手)

 次いで、本年度の叙勲・褒章・国務大臣表の受章者への記念品贈呈式が行われました。今年は、次の15名の方々が受章対象者として紹介されました。

<平成28年叙勲・褒章等受章者 敬称略>○印は出席者
1瑞宝双光章 金井和一(50期)元前橋公共職業安定所長=高崎
2文部科学大臣表彰 渡辺喬三郎(51期)元高崎市立西小学校学校医(内科)、※平成28年度学校保健及び学校安全表彰
3瑞宝双光章 間仁田恭一(54期)元学校歯科医=前橋
4厚生労働大臣表彰 立見壽士(ひさし)(56期)有限会社立見労務管理事務所〇
5旭日双光章 小池脩夫(のぶお)(57期)元吾妻郡医師会長、吾妻郡医師会会長=東吾妻、※保健衛生功労〇
6国土交通大臣表彰 竹内功(57期)元・(社)全国霊柩自動車協会、関東支部連合会群馬県支部支部長、(株)プリエッセ取締役会長、※多年にわたりトラック事業の振興に努め斯界の発展に寄与〇
7文部価格大臣表彰 山口保男(57期)高崎市立中央小学校学校歯科医、※平成28年度学校保健及び学校安全表彰
8法務大臣表彰 黒岩厚之(旧職員)人権擁護委員=吉井町小串〇
9藍綬褒章 佐野輝男(定15期)保護司=高崎〇
10文部科学大臣表彰 佐鳥利一郎(61期)高崎市立高崎経済大学附属高等学校学校薬剤師、※平成28年度学校保健及び学校安全表彰
11瑞宝重光章 桝岡富士雄(61期)東北大名誉教授
12瑞宝双光章 原田勉(62期)元公立小校長=野田
13瑞宝双光章 小出海順(定17期)保護司=安中
14旭日双光章 萩原康二(63期)元群馬県議会議員、地方自治功労〇
15国土交通大臣表彰 阿久澤茂(69期)群馬県電設協会会長、阿久沢電機㈱代表取締役、※建設事業関係功労(多年電気工事業に精励するとともに関係団体の役員として地方業界の発展に寄与)〇



 受賞者を代表して57期の小池脩夫OBから挨拶がありました。

「57期の小池脩夫でございます。今、東吾妻の山の中で地域医療に従事しております。昨年秋の叙勲で、旭日双光章をいただいてまいりました。非常に光栄に思っております。これを機に、この同窓会にこれから何年出られるか分かりませんけれども。毎年出席したいと思っております。今日は総会にご招待頂き、誠にありがとうございました。」(拍手)

 そして串田会長と共に受賞者の皆さんの記念撮影が行われました。

 次に翠巒育英会から次の7名の寄付者のかたがたへの感謝状贈呈式が行われました。
<平成28年 翠巒育英会 感謝状贈呈者 敬称略>
田端穣(54期):元高崎高校教諭、元高崎高校野球部、元群馬県高校野球連盟理事長〇
櫻井弘(56期):高崎高校同窓会理事、柔道整復師〇
立見壽士(56期):社会保険労務士、行政書士〇
山岸俊之(57期):元井上工業社長、㈱アイ・ディー・エー顧問、上毛倶楽部副理事長〇
増村邦夫(58期):㈱増村酒店経営、高崎高校同窓会理事〇
藤田実(79期)(79期同窓会ゴルフ大会幹事):藤田エンジニアリング㈱代表取締役社長〇
富田和弘(85期)(85期同窓会新年総会代表幹事):有限会社富田総合保険プランナーズ代表取締役〇

 贈呈式が終了すると、吹奏楽部の部員の皆さんが場内から盛大な拍手を受けつつ退場となりました。

■その後、議事・報告等として。平成28年度事業報告、同会計報告及び監査報告、平成29年度事業計画、予算案の説明がありました。

 その他として、①維持会費納入状況、②翠巒育英会、③創立120周年記念行事、④第116回新年総会(87期)、⑤第24回同窓会ゴルフ大会(80期)についての説明がありました。
〇「2016年度第50号高崎高校同窓会報」
https://takataka-ob.com/dousoukaihou/2016/FLASH/index.html
〇「第35号翠巒体育会報」
https://takataka-ob.com/suirantaiiku_up/351606/35/FLASH/index.html

 このうち①では31期で1名3000円の会費を納入されているかたがいらっしゃること、年齢から試算すると103歳ということで場内からどよめきが上がりました。35期は筆者の父親と同期ですが、3名存命中でそのうち大勲位を含む2名から会費の納入があったという報告がありました。

 さらに母校現況について、梅澤英明・副校長(78期)から報告があり、最後に閉会の言葉を坂本正樹・副会長が発しました。全部終わったのが午後4時10分頃でした。

■懇親会は午後4時過ぎから3階の赤城の間で開催され、約800名が集いました。

 86期の一文字守OBの司会で、開会の言葉は86期を代表して実行委員長の広岡浩士OBが発声しました。


校旗の入場。


元?応援団のエール。

 その後、会場に校旗が入場し、応援部OBの音頭取りで校歌斉唱が行われました。続いて、串田紀之・会長の挨拶の後、佐藤和徳・前会長による乾杯の発声がありました。






来賓として挨拶に立った富岡賢治・高崎市長。今年1月初め、ビューホテルが撤退する情報を聞きつけるやいなや「東京の会社だから去る者は追わず」と周囲に言いふらし、街の活性化に関心のない本音をさらけ出したとして、ひんしゅくを買った経緯がある。政治力など持てる手段をフルに使って何とか撤退を回避させる算段はできなかったのだろうか。

 アトラクションは、ダンス・スラジオから派遣された熟女チームを含む一団によるダンスパフォーマンス。見かけはともかく近くで鑑賞すると首回りはさすがに熟女を感じさせながらも、キレキレの踊りと歌を披露しました。







 このころになると、懇親会も盛り上がりのピークとなり、筆者もあちこちで話の輪に加わりました。驚いたことに、「(当会の)ブログを愛読しているぞ」と声をかけていただいたかたがたが今年も結構いらっしゃいました。






高崎ビューホテルでのこの光景も見納め。

 土建関係者や群馬県職員のOBのかたがたからは、大同スラグ問題について関心があるという声が今年も多くきかれました。また群馬高専についても、教育関係者から今後の同校のアカハラ問題の行方を注視しているとして、当会のブログ記事を大事な情報源として愛読しているとの声が聞かれました。

 懇親会もやがて大詰めとなり、幹事担当キーが、86期代表の佐藤雄一OBから次期幹事である87期代表の静和彦OBに引き継がれました。



次期幹事の87期の皆さん。

 そしてクラス会の歌と翠巒を応援部OB指導の下に斉唱した後、中締めの言葉が山本忠順・副会長から発せられました。


中締め。

閉会の辞。

 閉会の言葉は86期の代表幹事の佐藤雄一氏が行いました。懇親会の途中、熱気が最高潮に達した時、年配のOBの気分が悪化したとして、救急隊員が駆けつけて搬送されるというハプイングが起きましたが、大事にはいたらなかったようです。


会場内に駆け付けた救急隊員ら。

搬送直後の現場。

 午後5時半に懇親会が終了し、同ホテルをはじめ、周辺の柳川町界隈の料理店、飲食店で各期の同期会の宴会や会食が随所で繰り広げられ、それは翌日未明まで続いたのでした。


二次会へ。



今年も筆者の同期の二次会に顔を出した富岡賢治・高崎市長。

■ビューホテルで開催される懇親会は今回が最後ですが、来年度の会場はどこにするのかが参加者の重大関心事であったことは事実です。関係者によると、高崎駅にあるメトロポリタン高崎に打診したところ、まったく連れない返事だったとか。最終的に現時点では、高崎神社にあるホワイト・インに白羽の矢が立っているようです。


来年の高高同窓会新年総会の会場の最有力候補となるホワイト・イン(高崎神社)。

 また、創立120周年記念事業に関連して、記念式典の開催予定日は今年5月20日(土)の12:00から群馬音楽センターを会場にして実施される予定です。また祝賀会は17:00から高崎ビューホテルを予定しているとのことです。

【2月6日追記
健闘及ばず氏腹君は最終選考に残れませんでしたが、力いっぱいの演技を大舞台で披露したことが主催者のHPからうかがえます。
**********NHK Nwes Web 2017年2月5日5時00分
ローザンヌ国際バレエコンクール 日本人2人が入賞
 世界の若手バレエダンサーの登竜門として知られる「ローザンヌ国際バレエコンクール」の最終審査が4日、スイスで行われ、愛媛県松山市出身の中尾太亮さんが3位に選ばれるなど、日本人2人が入賞しました。
 スイス西部のローザンヌで行われる「ローザンヌ国際バレエコンクール」は、15歳から18歳までの若手のバレエダンサーが参加する大会で、バレエダンサーの登竜門として知られています。
 ことしは17か国から67人が参加して、日本人4人を含む20人が4日の最終審査に臨み、古典のクラシカルと現代舞踊のコンテンポラリー部門でそれぞれ演技を披露しました。
 このうち、愛媛県松山市出身で、ドイツのマンハイム音楽舞台芸術大学所属の中尾太亮さん(17)は、クラシカル部門で「白鳥の湖」の一節を踊り、舞台いっぱいを使った伸びやかで華麗な演技で、日本人としては最高の3位に選ばれました。
 また、埼玉県川口市の中学3年生、山元耕陽さん(15)は、「リーズの結婚」の一節に合わせ、軽やかなステップでのびのびとした踊りを披露して、4位に入賞しました。
日本人の入賞は12年連続
 ことしで45回目を迎える「ローザンヌ国際バレエコンクール」では、日本人が毎年高い評価を得ていて、これまでに、1989年の熊川哲也さん、2012年の菅井円加さん、2014年の二山治雄さんと、3人が優勝しており、日本人の入賞は12年連続です。
 優勝を含む入賞者は、年齢に応じて世界各地の著名なバレエ学校に1年間、無料で通うか、著名なバレエ団に1年間、研修生として加わることができ、その間の生活を支援するため、日本円でおよそ180万円が贈られます。
3位の中尾さん「頭が真っ白に」
 3位に入賞した中尾太亮さんはNHKのインタビューで、「信じられなくて、一瞬頭が真っ白になりました。留学前にテレビで見ていたときは、夢の舞台というか、自分とは次元の違う世界だと思っていました。そこで3位という考えられない賞を頂き、今はただうれしいです。この夢のコンクールの入賞者という肩書に恥じないよう、自分が目指すきれいなバレエダンサーになりたいです」と喜びを表していました。
4位の山元さん「びっくりしています」
 4位に入賞した山元耕陽さんは「率直にうれしいです。この舞台で踊ることができて、さらに入賞なんて、すごくびっくりしています。これをばねにして、将来は海外でも活躍できるバレエダンサーになりたいです」と話し、入賞者に贈られる奨学金で1年間、ヨーロッパのバレエ学校で学んでみたいと、抱負を述べていました。

*****ローザンヌ国際バレエコンクール2017-インフォメーション*****
Prix de Lausanne 2017 – Les infos
http://www.dansesaveclaplume.com/a-la-barre/370988-prix-de-lausanne-2017-les-infos/
参加者リスト
Voici les candidats et candidates au Prix de Lausanne 2017
女子A―15/16歳
Filles A - 15/16 ans
101 - Rose Dalton - Australie - Tanya Pearson Classical Coaching Academy
102 - Lauren Hunter - États-Unis - Peninsula School of Performing Arts
103 - Anne Jullieth Pinheiro do Santos - Brésil - Especial Academia de Ballet
104 - Yuika Fujimoto - Japon - Koike Ballet Studio
105 - Heidi Freeman - Australie - KCs School of Dance
106 - Abby Morgan - Australie - Classical Coaching Australia
107 - Jessi Seymour - Australie - Alegria
108 - Hakyung Weon - Corée du Sud - Seoul Art High School
109 - Nanaka Mizuhara - Japon - Etoile ballet school
110 - Saki Takeda - Japon - Sapporo City Ballet
111 - Sun Min Lee - Corée du Sud - Seoul Arts High School
112 - Isabella Wagar - Australie - Jane Moore Academy of Ballet
113 - Mayu Nishizawa - Japon - Acri Horimoto ballet academy
114 - Rafaela Henrique - Brésil - Especial Academia de Ballet
115 - Ayano Yoshino - Japon - Acri-Horimoto Ballet Academy
116 - Hai Yi Chen - Chine - The Secondary Dance School of Beijing Dance Academy
118 - Tyla Steinbach - Australie - Tanya Pearson Classical Coaching Australia
119 - Ana Torrequebrada Gallego - Espagne - Escuela Profesional de Danza de Castilla y León
120 - Diana Georgia Ionescu - Roumanie Tanz Akademie Zürich
男子A-15/16歳
Garçons A - 15-16 ans

201 - Koyo Yamamoto - Japon - Acri-Horimoto Ballet Academy
202 - Niklas Jendrics - Allemagne - Palucca Hochschule für Tanz Dresden
203 - Edoardo Sartori - Italie - Academìa Veneta di Danza e Balletto
204 - Jônatas Soares - Brésil - Petite Danse School of Dance
205 - Denilson Almeida - Brésil - Petite Danse School of Dance
206 - John Edmar Sumera - Philippines - Academy One Music & Dance Center
207 - Francesco Mazza - Italie - Accademia Danzespettacolo
208 - Ryunosuke Ujihara - Japon - Acri-Horimoto Ballet Academy
209 - Frederico Loureiro - Portugal - EDD - Escola Domus Dança
210 - Joshua Jack Price - Australie - Amanda Bollinger Dance Academy
211 - Eunsu Cho - Corée du Sud - Seoul Arts High School
212 - Jingkun Xu - Chine - Shanghai Dance School
213 - Alessandro Frola - Italie - Professione Danza Parma
女子B-17/18歳
Filles B - 17/18 ans
301 - Caroline Perry - États-Unis - Houston Ballet Academy
302 - Louise Coquillard - France - CNSMDP
303 - Ji Min Kwon - Corée du Sud - Seoul Arts High School
304 - Yubin Hwang - Corée du Sud - Palucca University Dresden
305 - Hannaë Miquel - France - VM Ballet
306 - Marina Fernandes da Costa Duarte - Brésil - Academie Princesse Grace
307 - A Man Lee - Corée du Sud - Seoul Arts High School
308 - Hyunsoo Lee - Corée du Sud - Seoul Art Hight School
309 - Nayeli Paez - Mexique - Houston Ballet Academy
310 - Miyu Takamori - Japon - Hungarian Dance Academy
311 - Natalija Miljevic - Serbie - Tanz Akademie Zürich
312 - Fangqi Li - Chine - The Secondary Dance School of Beijing Dance Academy
313 - EunJi Jung - Corée du Sud - Seoul Arts High School
314 - Mari Kawaguchi - Japon - Yuriko Kawaguchi Ballet School
315 - Pengxiang Lai - Chine - The Secondary Dance School of Beijing Dance Academy
男子B-17/18歳
Garçons B - 17/18 ans
401 - Benidict Sabularse - Philippines - Academy One Music & Dance Center
402 - Adrián Cruz - Espagne - María de Avila
403 - Max Follmer - États-Unis - School of Richmond Ballet
404 - Alexander Smith - Australie - Tanya Pearson Classical Coaching Academy
406 - Sunu Lim - Corée du Sud - Sunhwa Arts High School
407 - Bret Coppa - États-Unis - University of North Carolina School of the Arts
408 - Younès Attoum - France - École Nationale Supérieure de Danse de Marseille
409 - Andrew Vecseri - États-Unis - Houston Ballet Academy
410 - Michele Esposito - Italie - Tanz Akademie Zürich
411 - Guido Sarnataro - Italie Ballettschule Theater Basel
414 - Yuki Nonaka - Japon - English National Ballet School
415 - Taisuke Nakao - Japon - Akademie des Tanzes
416 - Chongzheng Guan - Chine - The Secondary Dance School of Beijing Dance Academy
417 - Thomas Dilley - Australie - Premiere elite
418 - Rafael Pereira de oliveira - Brésil - Escola do Teatro Bolshoi no Basil
419 - Sindre Berntsen - Norvège - Oslo National Academy of the Arts
420 - Riku Ota - Japon - John Cranko Schule
421 - Diogo de Oliveira - Portugal - EDD - Escola Domus Dança
422 - Zhuming Chen - Chine - The Secondary Dance School of Beijing Dance Academy
423 - Stanislaw Wegrzyn - Pologne - Ballet-Academy University Music and Performing Arts Munich
424 - Erivan Garioli - Brésil - Espaço da Dança Escola de Ballet
425 - Chubo Wang - Chine - The Secondary Dance School of Beijing Dance Academy

*****ローザンヌ国際バレエコンクール―第1日目*****
l'italien Edoardo Sartori montre une danse élégante, le japonais Ryunosuke Ujihara a de très belles lignes, Alessandro Frola, aussi italien, fait preuve d'une belle musicalité.
イタリアのEdoardo Sartoriはエレガントな演技を見せ、日本のRyunosuke Ujiharaは非常に美しいラインを表現した。同じくイタリアのAlessandro Frolaは素晴らしい音楽性を示した。

*****ローザンヌ国際バレエコンクール―第3日目*****
Prix de Lausanne 2017 – Jour 3
http://www.dansesaveclaplume.com/a-la-barre/394369-prix-de-lausanne-2017-jour-3/
Le japonais Ryunosuke Ujihara propose d'emblée une danse vive et pleine d'énergie, plutôt expressive. Patrick Armand lui fait travailler une diagonale de saut, "Plié, one one !", elle doit rester en rythme. L'italien Alessandro Frola refait ses tours à la seconde, pas assez stable. La correction porte sur la synchronisation entre ses bras et ses jambes. Tout est n'est pas encore en place, mais le jeune danseur propose une danse à la personnalité attachante.
日本のRyunosuke Ujiharaは活発でエネルギッシュなダンスで表現力豊かな感性を冒頭から提案した。Patrick Armandは対角線のジャンプで表現した。「一つずつ折りたたんだ!」それはリズムのみに留まった。イタリアのAlessandro Frolaは2度目のターンで安定した状態ではなかった。この修正は腕と足とをシンクロさせる必要があったが、すべてがそろっていたわけではないが、若いダンサーは愛情表現に富んだダンスを見せた。
**********

【ひらく会情報部】

※参考情報「高崎ビューホテルの撤退関連」
**********
○3017年1月12日:日本ビューホテルグループ 第2次中期経営計画
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20170112/aafb7s/140120170112472296.pdf

**********上毛新聞2017年1月13日(金) AM 06:00
高崎ビューホテル 年末めどに撤退 建物解体 敷地売却へ


高崎ビューホテル 年末めどに撤退 建物解体 敷地売却へ
 ホテル事業を展開する日本ビューホテル(東京都台東区、遠藤由明社長)は12日、直営する群馬県の高崎ビューホテル(高崎市柳川町)の営業を今年12月末をめどに終了すると発表した。ホテル建物に、耐震補強工事が必要となるが、投資分の回収が難しいと判断したため。営業終了後は建物を解体し、敷地を売却する方針。高崎市の繁華街に位置し、宿泊だけでなく会合、イベントなどで地域に親しまれてきたホテルは開設から34年余りで幕を下ろす。
◎耐震工事費 回収難と判断 社員は他のホテル異動へ
 高崎ビューは1983年4月に開業した。約4000平方メートルの敷地に、建物が11階建てで客室は109室。レストランや宴会場、結婚式場を備える。同社は高崎ビューに社員約70人、パート・アルバイト約100人を雇用しているが、社員はグループの他のホテルに異動させ、雇用を維持するとしている。
 必要な耐震補強工事にかかる費用は約30億円が見込まれる。同社はホテルごとの業績を開示していないが、高崎は黒字で推移してきたという。ただ、近年はJR高崎駅周辺の再開発事業の一環として、ホテルが建設されるなど競争が激化していた。
 上毛新聞の取材に、同社は「大変申し訳なく思っている。地元のご愛顧には感謝してもし切れない。本当であれば続けていきたいが、やむなくの判断であり、残念だ」としている。
 過去には不動産投資から負債が膨らみ、2001年に民事再生法の適用を申請したが、ホテルの営業を継続しながら、経営再建を進めた経緯がある。
 同社は現在、関東を中心に18カ所でホテルを展開。5月には札幌市で新規ホテルの開業を計画している。12日には17年4月期の連結業績予想を下方修正して公表。高崎ビューの営業終了などに伴う特別損失を計上し、連結純損益を7億3000万円の黒字から17億円の赤字になりそうだとした。
 同日発表の中期経営計画では、20年の東京五輪を視野に、都市部での投資を強化する方向性を打ち出している。
「業界に大きな動き」富岡賢治高崎市長の話
 詳しく聞いておらず、驚いた。市内では新体育館などの整備が進み、ホテル需要は拡大が見込まれる。新設計画も複数あり、高崎のホテル業界には大きな動きがあると思っている。←【当会注:実際の発言とは全く異なるコメントだ】

**********高崎新聞2017年01月12日
高崎ビューホテル12月で営業終了に

中期経営計画で発表
 日本ビューホテル株式会社は、12日に同ホテルグループの中期経営計画を発表し、その中で、柳川町の高崎ビューホテルを2017年12月末を目途に営業終了する考えを示した。
 発表によれば、高崎ビューホテルの営業終了については、耐震補強工事とその採算性等を検討した結果としており、2017年4月期に減損損失6億円を計上することを示している。一方、計画では2017年5月に札幌、2018年春に大阪に新規ホテルを開業、浅草、成田の改装・改修を示している。
 高崎ビューホテルは、昭和58年4月に老舗料亭「宇喜代」の跡地に開業し、高崎のシティホテルの先駆けとなっていた。宿泊だけでなく、企業や団体の宴会や会議などでも多くの利用があり、柳川町エリアで大きな役割を担ってきたので、同地について今後の方向性が注目される。

**********毎日新聞2017年1月14日 地方版
高崎ビューホテル閉業へ 年末めど 補強必要、収益困難 /群馬
 高崎ビューホテル(高崎市柳川町)が今年12月末をめどに営業終了することが、運営会社の日本ビューホテル(東京都)が12日に発表した中期経営計画で明らかになった。必要な耐震補強工事などの投資に見合う収益が難しいと判断したためで、建物を解体し、約4000平方メートルの敷地を売却する方針という。
 高崎ビューホテルは1983年4月開業。地上11階、地下1階で109室の客室と、レストラン、宴会場、結婚式場などがある。
 日本ビューホテルによると、新耐震基準への対応のために補強工事などで今後25億~30億円の費用が見込まれ、事業の収益性などを総合的に判断したという。社員約70人とパート・アルバイト約100人が就業しているが、社員はグループ内の他ホテルに異動させるとしている。
 同社担当者は「営業継続を模索したが、残念な結果になり、大変申し訳ない」と話している。【増田勝彦】

**********不景気.com 2017年1月12日 21:29
高崎ビューホテルが12月末をもって閉館、1983年開業

東証1部上場のホテル運営「日本ビューホテル」は、12月31日をもって「高崎ビューホテル」(群馬県高崎市)の営業を終了すると発表しました。
1983年に開業の同ホテルは、JR高崎駅から徒歩15分に位置し、客室数109室にレストラン・宴会場・結婚式場を併設する観光ホテルとして利用されていました。
しかし、開業から30年余りを経過したことに加え、耐震補強工事や建て替えなど新耐震基準への対応に莫大な費用が必要なことから、事業の収益性を総合的に判断し営業終了の決定に至ったようです。
**********

【2017年7月7日追記】
**********上毛新聞ニュース2017年7月7日(金) AM 06:00
「ビューホテル」存続 ドンレミーに譲渡へ 高崎
 12月末をめどに営業を終了する高崎ビューホテル(群馬県高崎市柳川町)について、運営する日本ビューホテル(東京都台東区)と市内でビジネスホテル事業などを展開するドンレミーグループが、近く事業譲渡の方向で合意することが6日、分かった。今後、正式な契約に向けて具体的な条件を検討する。
 協議が順調に進めば、休業期間なく来年以降の営業が継続されるもようだ。


営業が継続される見通しとなった高崎ビューホテル。

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はらぼじ観光を巡る司法の不公正判断に対する再審請求申立と最高裁・前橋簡裁からの回答

2017-02-01 23:03:00 | はらぼじ観光被疑事件

■我が国では、登録行政庁の行う登録を受けずに旅行業を行った場合は、無登録営業となり、旅行業法違反に問われます。しかし、同じことをやっても全くお咎めを受けない業者もいます。著名な政治家の後援会が有権者から対価を得て主催する観劇ツアーバスのような行為や、旅行業協会に加盟している総合案内所(総案)がホテルや旅館などを斡旋する行為は、登録を受けなくても起訴されません。これは実際に当会が確認したことですので間違いありません。
 一方、旅行業協会に加盟しないまま、総合案内所と同じく旅行業法で定めた登録を受けないまま旅行業を営むと、旅行業協会に睨まれて、旅行業協会が顧問弁護士を使って告訴され、警察に踏み込まれて顧客リストなど顧客情報が入ったパソコンを押収され、送検された後、検察からも起訴されて、裁判所においても有罪判決を受けて30万円の罰金を支払わされ、廃業に追い込まれてしまいます。このような恣意的な判断が、警察、検察そして裁判所(最高裁までもが)において実際に発生しているのです。

 当会では、これまで、はらぼじ観光がこのような理不尽な仕打ちを受けてきたことを問題視して、訴訟支援をしておりますが、このほど、最高裁と前橋簡裁に対して再審請求の申立てを行いました。このままでは司法の公平性が担保されないからです。
〇はらぼじ観光被疑事件↓
http://pink.ap.teacup.com/applet/ogawaken/msgcate30/archive?guid=on

■旅行業法には登録することが義務付けられています。これは資力がないのに旅行の斡旋をして顧客から前金で旅行代金を集めたままトンズラしたり、思わぬトラブルが発生した場合に顧客への損害が波及しないようにしっかりとした財政基盤を有していることを担保するために導入された制度です。

 いったん法律として導入したら、その運用は公平、公正に為されるべきですが、なぜか群馬県旅行業協会と全国旅行業協会は結託して群馬県で老人会の旅行を主体に、多くの顧客にそのリーズナブルな価格と旅行なサービスの提供で公表を博していたはらぼじ観光が、旅行業法に定めた登録をしていなかったという理由で、警察に告訴したのです。被告のはらぼじ観光の経営者は、警察に顧客リストを押収され廃業に追い込まれてしまいました。そして裁判で最高裁まで争いましたが、旅行業法に基づく登録を受けていなかったという理由で、問答無用で敗訴させられ、罰金30万円が科せられたのでした。

 一方、はらぼじ観光と同様の営業形態であり、旅行業法に基づく登録を受けていない総合案内所(総案)は、はらぼじ観光とその代表者が受けた酷い仕打ちとは未だに無縁で、当会が総案の元締めである群馬県旅行業協会の事務局長を告発しても、警察は全く取り上げてくれませんし、総案にも事情聴取しても、総案の言い分を鵜呑みにするだけで「問題ない」という結論をだす始末です。

■この司法の公平性・公正性を揺るがしている事件は、全国旅行業協会がはらぼじ観光を刑事告訴したことではじまりました。しかし、その告訴状を全国旅行業協会に開示請求してもとりあってくれません。結局、この事件の端緒となった告訴状は、警察が持っているのか、あるいは旅行業協会の顧問弁護士らが持っているのか、全く分からないのです。つまり、はらぼじ観光に対して、どのような具体的な事由で全国旅行業協会が告訴したのか、分からないのです。

告訴状が警察に提出されて、警察によるガサ入れがはらぼじ観光の事務所や代表者の自宅に対して行われました。そこで押収された膨大な「証拠」は、本件の送検と共に、警察から検察にきっと渡されたことでしょう。はらぼじ観光の代表者の手元にあるのは、その中の一部の、検察が裁判資料として裁判所と被告のはらぼじ観光に渡した文書があるだけです。

 信じられないことですが、はらぼじ観光被疑事件における一審でも、二審でも「先方の訴状」というものを前提としていますが、どうやら「そういうものは存在しない」ようです。

 また、被告側である「当方の答弁書」は、被告の国選弁護士が持っているのかもしれませんが、被告本人であるはらぼじ観光の代表者の手元にはありません。

 はらぼじ観光代表者の手元にある資料は、一審の途中で当会も見せてもらった200頁余りの裁判資料だけです。これははらぼじ観光の“犯罪”立証するためのものですが、はらぼじ観光の代表者と面会したことのない群馬県職員ら4人以上が、警察の事情聴取に対して、口を揃えて「(はらぼじ観光を)指導したのに、反省すらしていない」と供述しており、こうしたウソの供述が証拠として取り上げられること自体、不可思議です。

■群馬県旅行業協会からの要請に応じて全国旅行業協会は顧問弁護士を使って告訴状を作成し、警察に提出しました。それが端緒ではらぼじ観光は旅行業違反容疑の被告として起訴されました。

 一連の裁判を前に、はらぼじ観光は費用を掛けずに係争することを決心しました。なぜなら、顧客情報の入ったパソコンは押収され、事業継続ができなくなり、蓄えも潰えていたうえに、何よりもカネの力では、旅行業協会という行政をバックにした一般社団法人を相手にした裁判では、勝負にならないからです。したがってはらぼじ観光では、弁護士は頼まず、弁護士費用をかけずに裁判に臨んだのでした

 裁判の期間中、一審では国選弁護人が2度ほど裁判に遅刻をしました。二審の国選弁護人は1審のよりさらに酷く、それこそ何もしてくれなかったそうです。二審の国選弁護人は、裁判書類などを含め、何を高裁に送ったのかも知らせてくれない、という状態だったそうです。

 はらぼじ観光の代表者は、「裁判とはそういうものだ」と自分に言い聞かせて特に抗議はしませんし、国選弁護士に何かを訴えたりもしませんでした。なぜなら、国選弁護人として任命された自分の弁護士でさえ、「敵になりうる」ということも知りました。このためはらぼじ観光の代表者は、上告審も弁護士を頼まず自分で書類を作りました。

 一審の前橋地裁では「国選弁護人がいないと裁判にならないので弁護士が介在しない刑事裁判は現実には例がない」と言われましたが、結局そのようなことはなく、被告が書いた書類は裁判所に受理されました。

■それでは、はらぼじ観光から裁判所に提出された再審請求申立書を見てみましょう。

*****再審請求申立書*****
            再審請求申立書
                提出日:平成29年1月10日

 平成27年12月7日に最高裁で判決を受けた「平成26年(あ)第1118号」事件について新たな事実2点を示し、前記有罪判決がいかに不当なものか主張して再審の請求を申し立てます。

本件
事件名 平成26年(あ)第1118号 旅行業違反事件

申立人 松浦紀之 (本件被告人)
住所 群馬県前橋市下細井町635番地15号

申立賛同者
    市民オンブズマン群馬 群馬県安中市野殿980
                代表 小川賢
    市民オンブズマン群馬 群馬県高崎市片岡町3-2166-3
                副代表 大河原宗平
    市民オンブズマン群馬  群馬県前橋市文京町1-15-10
                事務局長 鈴木庸

              本件事件の概要
はらぼじ観光が旅行業の許認可を放棄した後も、旅行業をしていたという容疑。だが実際に申立人は、対価をお客様から直接預からないという業態に変えて営業を行っていました。申立人は「これは旅行業違反にはならない」と主張をし、3審まで争いましたが、受け入れられず、1審での罰金30万円の判決は覆りませんでした。なお、事件の発端は全国旅行業協会が申立人を刑事告発したことにあります。

              新たな事実その1
 最高裁判決の後「市民オンブズマン群馬」が群馬県旅行業協会の事務局長を、刑事告発しています。はらぼじ観光と同じ業態の総合案内所から長年に渡り会費を徴収し、積極的に違法行為に加担しているという内容です。 以下引用します。

              <引用はじめ>
              「告 発 状」
 告発人
    市民オンブズマン群馬 代表 小川賢
    市民オンブズマン群馬 事務局長 鈴木庸

 被告発人
    住所  群馬県前橋市大渡町1-10-7
    職業  群馬県旅行業協会事務局長
    氏名  群馬県旅行業協会  青木譲      

前橋東警察署長 殿

第1 告発の趣旨

 被告発人の告発事実記載の所為は、刑法62条犯罪幇助罪に該当されると思料されるので「はらぼじ観光」の旅行業違反事件と同様に捜査したうえで、同人に対する厳重なる処罰を求めて告発をする。

第2 告発事実
被告発人は、群馬県旅行業協会の事務局長として、総合案内所の業務内容が旅行業違反だということを知りながら、総合案内所を賛助会員として長年に渡り会費を徴収し、その営業を積極的に支援している。
本件告発に先立ち、平成27年12月7日に最高裁判所で判決が言い渡された事件、すなわち「平成26年(あ)第1118号 被告人 松浦紀之」において、はらぼじ観光と社長松浦紀之の旅行業法違反の罰金30万円の刑が確定した。 この事件の端緒は、群馬県旅行業協会の上部機関である全国旅行業協会がはらぼじ観光を刑事告発したことによるものであった。
群馬県旅行業協会の賛助会員である総合案内所は、はらぼじ観光と同じ業態で長年にわたり業務を続けている。公的機関である旅行業協会が、同協会の賛助会員以外の者であるはらぼじ観光を刑事告発しその営業を力ずくで止めさせたのに対し、同じ業務をしている総合案内所からは、会費を徴収しその違法行為を積極的に認めているということは、いかなる理由があろうとも、許される行為ではない。
このままの状態を続けていたら、公的機関である両旅行業協会、すなわち群馬県旅行業協会および全国旅行業協会の信用がなくなってしまい、本来の存在の目的である「旅行者の利便の増進」(旅行業法第1条)を達し得ないどころか、両旅行業協会の存在自体も否定されかねない。
司直におかれては、どのような力学関係が働くにせよ、憲法の法のもとでの平等の精神が遵守され、この告発がないがしろにされないよう強くお願いしたい。

第3 立証方法
(1) 証人 松浦紀之 総合案内所の業態についてと、総合案内所と旅行業協会との関係について証言する。
(2) 証人 市民オンブズマン群馬代表 小川賢 旅行業協会と総合案内所はらぼじ観光の事件で旅行業協会と面談した内容について証言する。
(3) 証人 前橋東警察署生活安全課職員 生方隆 はらぼじ観光の事件の直接の担当者ではらぼじ被告訴人である青木譲の証言をとっている。捜査の当事者なので旅行業協会の犯罪幇助罪を証言できるはず。

第4 添付書類
(1) 群馬県旅行業協会のホームページ 総合案内所が掲載されている。
(2) はらぼじ観光の最高裁の判決文
              <引用終わり>

 以上は告発状です。 この告発により前橋東警察署は形ばかりの「捜査」をしました。しかし、申立人のような取り調べどころか、書類送検などには至りません。
 その理由を同署は市民オンブズマン群馬の代表と事務局長に対してこう答えています。
 「総合案内所はお客さん(消費者)に対して直接的な営業行為をしていないから違法行為ではない」
 全国旅行業協会のホームページにもこの時期に同じ内容の文言が載っていましたがすぐに消されています。
 以下で説明する、はらぼじ観光と申立人への判決内容と矛盾するので消されたことは関係者ならわかることです。
 1審判決では申立人を有罪にする理由を「お客さんから対価を受け取ろうが、ホテル旅館から対価をいただこうが、対価を得ていれば旅行業違反だ」と言っています。

              新たな事実その2
 判決の後、「市民オンブズマン群馬」が小渕優子代議士を刑事告発しました。 以下は市民オンズマン群馬の代表の小川賢氏が運営する「市政をひらく安中市民の会」のホームページに掲載されている文章です。

「群馬5区の選挙民を毎年千人単位で午前午後の2回に亘り、東京・明治座までバスで観劇ツアーを行っていた小渕優子・元経産相の所為について、旅行業法で定めた登録義務を行っていなかったことについて、市民オンブズマン群馬では、公職選挙法と政治資金規正法違反に加えて、旅行業法違反で、東京地検特捜部に告発をしていましたが、残念ながらすべて不起訴処分とされてしまいました。」

 小渕後援会では毎年1000人から旅行代金を徴収しおおがかりなツアーを実施しています。
 はらぼじ観光がお客さんから対価をいただかず営業していたことに比べれば、明らかな旅行業法違反をしています。そして今後も「旅行業者の資格を借りて同様にツアーを実施していく」と明言しています。
 代議士という公人が堂々と旅行業法違反をしていても、社会的な反感などはないという現実があります。
 さらに全国の多くの代議士が同様のツアーを実施しています。
 それくらい旅行業法は現実に即していないものだということの実例です。

 1審で、17人の警察官が申立人の会社に押し寄せて、営業できない状態にした本当の理由はなんだったのかを明らかにするべく申請した、生方警察官、群馬県旅行業協会の青木譲氏の証人申請も却下されています。
 裁判は真実を明らかにする場所であるべきです。

 申立人がなぜこうした理不尽な経緯で吊し上げられたかの理由は以下のとおりです。

 ・庁職員が立ち入り検査を理由にして、2007年の群馬県知事選挙の時の知事の対立候補を応援していた申立人に対して圧力をかけるという違法行為をはらぼじ観光のホームページで公開していた事へのはらいせ。
 ・はらぼじ観光が行っていた新しい仕事で不利益を受ける既得権者達の工作。

 事実、強制捜査の半年前から岩鞍リゾートホテルに警察官が何度も捜査に行っています。岩鞍リゾートホテルの社長は県議会議員でもあり、ホテルは数十億の負債を帳消しにするという民事再生法により借金帳消し手続きを行っている最中でした。
 はらぼじ観光への強制捜査の半年も前にはらぼじ観光の捜査依頼を理由にして警察官が行っていることは一体何を意味するのでしょうか。
 この事件の証拠書類である供述調書に出てくる人の中で、申立人と会ったこともないのに「指導をしているのに受け入れない」と虚偽の供述をしている人は以下の通りです。
  ・ 今回、市民オンブズマン群馬が刑事告発をした群馬県旅行業協会の青木譲氏
  ・ 群馬県産業経済部観光物産課 松本佳祝氏
  ・       〃       二本松豊氏

 なお市民オンブズマン群馬ではこの供述についての違法性を検討し、前述のとおり青木譲氏について刑事告発をしました。

               結 語
 以上頭書事件の判決が、いかに偏見で、いかに不当な取り扱いであるかを関係の皆様に広く伝達し、申立人は本件裁判の再審請求を申し立てるものです。
 旅行業法の目的である「旅行者の利便の増進」のために何が問題なのか、何が必要なのかを関係の皆様にお考えいただきたいものであります。
                             以上
**********

■2017年1月10日付で上記の再審請求申立書を送付したところ、最高裁と前橋簡裁から次の内容の文書が送られてきました。

*****最高裁からの文書*****
最高裁判所第一小法廷より
(〒102-8651千代田区隼町4番2号 電話03-3264-8111)
「特別配送」と表にある長3サイズ(小型のもの)の封筒でA4サイズの紙1枚が入っていました。以下に記載内容を示します。

「平成29年(き)第2号
平成29年1月18日
請求人 松浦紀之殿

                  最高裁判所第一小法廷 裁判所裁判官 保田浩一郎

            再審求意見書

下記の事件について、平成27年12月7日当裁判所のした裁判に対し、請求人松浦紀之から再審の請求があったので、裁判長の命により意見を求めます。
意見書は、平成29年2月7日までに提出して下さい。

              記
事件番号 平成26年(あ)第1118号
被告人 松浦紀之
事件名 旅行業法違反 」

*****前橋簡裁からの文書*****
前橋簡易裁判所より
(〒371-8531大手町3-1-34 電話027-231-4275内線210番)
同じく小型の封筒でこっちには2枚入っています。以下に記載内容を示します。

==========
「平成29年(ほ)第1号 再審請求事件
平成29年1月18日

請求人 松浦紀之殿
前橋簡易裁判所裁判官 原田伸一

事務連絡
当裁判所が平成26年2月24日宣告した請求人に対する平成25年(ろ)第9号旅行業違反被告事件の判決(以下「原判決」という。)に対し、貴殿から本年1月7日に再審請求がありましたが、審理に必要ですから、2月10日(金)までに、下記のものを別途提出してください(担当書記官:水出芳春(内線210)

            記
1 再審の理由について、刑事訴訟法435条各号(別紙参照)のいずれかを主張するのかを明らかにした書面(書面には作成年月日を記載し、署名押印する。)
2 再審請求書添付書類として提出すべきもの(刑事訴訟規則283条(別紙参照))
(1)原判決の謄本
(2)再審の理由に関する証拠書類及び証拠物
                                 以上」

==========
「(別紙)
○刑事訴訟法
[有罪の確定判決に対する再審の事由]

第四百三十五条
再審の請求は、左の場合において、有罪の言渡をした確定判決に対して、その言渡を受けた者の利益のために、これをすることができる

一 原判決の証拠となった証拠書類又は証拠物が確定判決により偽造又は変造であったことが証明されたとき。

二 原判決の証拠となった証言、鑑定、通訳又は翻訳が確定判決により虚偽であったことが証明されたとき。

三 有罪の言渡を受けた者を誣告した罪が確定判決により証明されたとき。但し、誣告により有罪の言渡を受けたときに限る。

四 原判決の証拠となった裁判が確定判決により変更されたとき。

五 特許権、実用新案権、意匠権又は商標権を害した罪により・・(略)

六 有罪の言渡を受けた者に対して無罪若しくは免訴を言い渡し、刑の言渡を受けた者に対して刑の免除を言い渡し、又は原判決において認めた罪より軽い罪を認めるべき明かな証拠を発見したとき。

七 原判決に関与した裁判官、原判決の証拠となった証拠書類の作成に関与した裁判官又は原判決の証拠となった書面を作成し若しくは供述をした検察官、検察事務官若しくは警察職員が被告事件について職務に関する罪を犯したことが確定判決により証明されたとき。但し、原判決をする前に裁判官、検察官、検察事務官又は司法警察職員に対して公訴の提起があった場合には、原判決をした裁判官がその事実を知らなかったときに限る。

刑事訴訟規則
(請求の手続)
第二百八十三条
再審の請求をするときには、その趣意書に原判決の謄本、証拠書類及び証拠物を添えてこれを管轄裁判所に差し出さなくてはならない。
**********

 現在、はらぼじ観光の代表者は、意見書の作成に着手しており、期限までに当該裁判所宛に意見書を提出することにしております。とくに注目されるのは、警察の事情聴取に虚偽の証言をした県職員らの行為について裁判所がどのような判断を下すのかどうか、読者の皆さんと共に見守りたいと思います。

■はらぼじ観光では、今回の一連の訴訟を通じて、日本の司法がいかに恣意的に操作されているのかを一人でも多くのかたがたに伝えること、そして、地元の観光業の発展のために、世間一般や観光関連の仕事に従事する多くのかたがたに「こういうことをして、こういう仕打ちを受けた一旅行業者がいる」ということを知らしめる事を目的に、引き続き活動を継続する決意を表明しています。今回の再審請求申立はそのスタートとして取り組んだものです。当会は引き続きはらぼじ観光のこの粘り強い活動を支援して参ります。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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