防犯:自分の身、守るすべを 島根中央高で研修会 /島根
毎日新聞 10月21日(木)15時21分配信
浜田市の県立大生、平岡都さん(当時19歳)が遺体で発見された事件が1年となるのを前に、川本町川本の県立島根中央高(森脇治夫校長)で19日、川本署員が指導する防犯研修が開かれた。来春卒業予定の3年生74人が参加。犯罪から身を守るための心がけと、護身術について説明を受けた。
同高では3月、「県立大生事件のようなことが、これから社会に出る自分たちに起こらないよう研修を」との意見が生徒会からあがり、卒業前の生徒を対象に初めて実施した。
川本署からは生活安全刑事課と地域課から5人が指導役として参加。玉川千鶴子・少年補導員が「高校までは親や先生、地域の人たちに守られているが、社会に出たら自分の身は自分で守らなければならない」と心がけを説いた。
この後、署員が護身術を実演。「両手を押さえられた場合」「後ろから組み付かれた場合」の対処を、生徒たちも体験した。【鈴木健太郎】