「動体視力」低下を解明 老化による網膜変化
共同通信社 2015年2月6日(金) 配信
動いているものを識別する「動体視力」が低下する原因を大阪大蛋白質研究所の古川貴久(ふるかわ・たかひさ)教授のチームがマウスで突き止め、5日付の米科学誌電子版に発表した。
網膜で神経細胞同士が情報をやりとりする接合部(シナプス)の位置が、老化に伴い本来とは異なる位置に変わることが低下の一因としている。
チームは「運転能力の低下につながる高齢ドライバーの動体視力低下のメカニズム解明に役立つ。視覚機能をできるだけ維持できるよう研究を進めたい」とした。
古川教授らは、網膜に多くある「4・1Gタンパク質」が欠けたマウスを分析。網膜が老化した状態に似ていることが分かった。さらに、シナプスは本来、網膜の「外神経線維層」で接合しているが、より浅い層の「視細胞層」で接合していた。
このマウスの視覚機能を調べると、明暗のコントラストを目で捉える能力が低く、幅の狭いしま模様も見えにくかったため、チームは動体視力が低下していると判断した。
4・1Gタンパク質が欠如すると、接合に必要な物質を適切な場所に運ぶことが遅れるため、別の位置で接合するとみている。
注)米科学誌はセル・リポーツ
今年は免許切り替えに
高齢者研修を5800円で受けなければなりません(涙涙)
共同通信社 2015年2月6日(金) 配信
動いているものを識別する「動体視力」が低下する原因を大阪大蛋白質研究所の古川貴久(ふるかわ・たかひさ)教授のチームがマウスで突き止め、5日付の米科学誌電子版に発表した。
網膜で神経細胞同士が情報をやりとりする接合部(シナプス)の位置が、老化に伴い本来とは異なる位置に変わることが低下の一因としている。
チームは「運転能力の低下につながる高齢ドライバーの動体視力低下のメカニズム解明に役立つ。視覚機能をできるだけ維持できるよう研究を進めたい」とした。
古川教授らは、網膜に多くある「4・1Gタンパク質」が欠けたマウスを分析。網膜が老化した状態に似ていることが分かった。さらに、シナプスは本来、網膜の「外神経線維層」で接合しているが、より浅い層の「視細胞層」で接合していた。
このマウスの視覚機能を調べると、明暗のコントラストを目で捉える能力が低く、幅の狭いしま模様も見えにくかったため、チームは動体視力が低下していると判断した。
4・1Gタンパク質が欠如すると、接合に必要な物質を適切な場所に運ぶことが遅れるため、別の位置で接合するとみている。
注)米科学誌はセル・リポーツ
今年は免許切り替えに
高齢者研修を5800円で受けなければなりません(涙涙)