【島根】外来がん治療充実 松江市「センター」計画
地域 2015年2月19日(木)配信読売新聞
◇在宅緩和ケア部門設置
松江市は18日、市立病院(松江市乃白町)の敷地内に建設する「がんセンター」の整備計画を発表した。外来患者のがん治療を中心とし、本院の医師や看護師、薬剤師などがチームで総合的に対応する体制をとるという。2016年12月に完成、17年3月頃のオープンを目指す。
計画によると、センターは地上3階建て、延べ約4600平方メートル。1階に放射線治療室、2階には外来化学療法室のほか、リンパ浮腫、スキンケアなどの専門外来室、在宅緩和ケアの相談に応じる「緩和ケアセンター」を設ける。本院との渡り廊下には、フィットネスルームもつくり、患者の社会復帰に役立てる。屋上にはヘリポートを設置する。総事業費は39億円。
記者会見した紀川純三・院長は「がん患者と家族の生活の質の向上に貢献するとともに、かかりつけ医などとの連携も進め、地域のがん医療の拠点を目指したい」と話した。(土屋吾朗