日々

穏やかな日々を

新型コロナ 都、対策本部を廃止へ 5類移行で「連絡会議」新設 /東京

2023年05月01日 22時15分56秒 | 地域

新型コロナ 都、対策本部を廃止へ 5類移行で「連絡会議」新設 /東京

 2023年4月29日 (土)配信毎日新聞社
 
 都は28日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」へ移行するのに伴い、新型コロナ対策本部を廃止すると発表した。移行後はあらゆる感染症を扱う「感染症対策連絡会議」を新たに常設する。

 都によると、連絡会議は副知事が座長を務め、新たな感染症が確認された時などに情報発信や医療体制のあり方を話し合う。都民への強い呼びかけが必要と判断した場合は、知事が座長の「特定感染症対策本部」などを立ち上げる。

 また、都は5類移行後の新型コロナ対策も公表した。患者のための確保病床は約7400床から段階的に減らし、9月末までにゼロを目指す。軽症から中等症の高齢者らを対象とした医療支援型施設は、8カ所(計692床)全てを当面残す。都ホームページでは、新型コロナの外来診療が可能な医療機関一覧の掲載を続ける。

 28日、最後の対策本部会議を終えた小池百合子知事は「今後の感染防止対策は個人や事業者に自主的な判断をしていただく。コロナ下で得られた知見や経験を生かし、活気あふれる日常にしていきましょう」と都民に呼びかけた。

 都内の感染動向を分析するモニタリング会議も同日で終了した。26日時点の新規感染者数(週平均)が前週より約223人増の約1389人となり、5週連続で増えたと報告された。専門家は「当面は感染拡大が続く可能性が高い」と指摘し、大型連休中の警戒を呼びかけた。

 5類移行後は感染者の全数把握はなくなり、特定の医療機関からの報告による定点把握となるなど、観測できる指標が限られる。都は分析対象の指標を見直したうえで、当面はこれまでと同じ1週間に1回の頻度で感染動向を公表する方針。【黒川晋史】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

がん放射線治療の専用棟 出雲・島大付属病院に完成

2023年05月01日 21時37分03秒 | 大学

がん放射線治療の専用棟 出雲・島大付属病院に完成

 2023年5月1日 (月)配信山陰中央新報
 
 がんの放射線治療をする専用棟が島根大医学部付属病院(出雲市塩冶町)に完成し29日、竣工(しゅんこう)式と内覧会があった。高性能の治療機器を導入して体制を強化し5月1日に運用を始める。

 名称は放射線治療棟で、建物は鉄筋コンクリートの平屋。延べ床面積は約1400平方メートルあり、総事業費は23億7600万円。2022年1月から12月まで工事し、その後は機器の搬入や試運転など準備を進めた。

 総事業費のうち13億600万円は機器の購入に充てCT機器のほか、高精度の治療が可能な最新の治療機器「ラディザクト」を導入した。肺がんなど、呼吸に伴い病巣が動くケースに対応し、放射線を照射できるという。周囲の正常な組織への照射を防ぎ、副作用の抑制が期待される。

 竣工式と内覧会には医療関係者ら約50人が出席した。玉置幸久放射線治療科長(45)は「都市部と同等レベルの医療の提供と、それを操る医師の育成を図りたい」と話した。

 22年の1年間に付属病院で放射線治療を受けたのは420人。これまで1980年建設の高エネルギー棟で治療してきたが、施設が老朽化したのに加え、設備更新の必要があった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン