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両膝手術「この右では...」 照富執刀医語る、再起の道

2023年05月18日 15時47分56秒 | 運動スポーツ

両膝手術「この右では...」 照富執刀医語る、再起の道

 2023年5月15日 (月)配信共同通信社
 

 14日初日の大相撲夏場所(両国国技館)で横綱照ノ富士が3場所連続全休から帰ってくる。昨年10月に両膝の内視鏡手術を担当した船橋整形外科病院(千葉県船橋市)の高橋憲正(たかはし・のりまさ)副院長(53)が共同通信の取材に応じ、再起への歩みを語った。

 途中休場した昨年9月の秋場所直前、照ノ富士の右膝に水がたまるようになった。高橋氏は「ゴリッ、ゴリッと音がして、痛み止めを打たないとどうにもならない状態」と振り返る。相手の体重を受け止める側だけに、横綱が「この右では闘えない」と判断。左膝と同時に手術へ踏み切った。

 照ノ富士は両膝に古傷を抱え、骨棘(こっきょく)と呼ばれる骨のとげが次第に大きくなっていた。「骨棘ができすぎると、動きの制限が出てくる」と高橋氏。術後は関節の可動域が広がり、筋力トレーニングの負荷も高まった。

 横綱自ら「人工関節を入れてもおかしくない膝」と漏らすように、変形した両膝は手術で劇的に改善するわけではない。高橋氏は「骨棘は取れるが、軟骨がすり減った部分は替えが利かない。その辺は再生できない」と証言。大関から序二段に転落し、不屈の闘志で最高位にはい上がった代償から体は満身創痍(そうい)だ。

 当初は3月の春場所での復帰を目指したが、糖尿病の悪化もあって回避。それでも気持ちを切らさなかった31歳の一人横綱に対し、高橋氏は「必ず復活しなくてはいけないという強い意志を感じた。責任ある地位を長く務めてほしい」とエールを送った。

 4日に行われた横綱審議委員会の稽古総見。横綱は「いつも通りの照ノ富士を見てもらいたい」と話した。約8カ月ぶりとなる本場所の土俵で、往時の強さを見せることができるか。(竹内元)

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マイナ保険証誤登録7千件

2023年05月18日 15時42分56秒 | 行政

マイナ保険証誤登録7千件 別人の情報閲覧可能に コンビニ誤交付は14件

 2023年5月15日 (月)配信共同通信社
 

 健康保険証とマイナンバーカードが一体化した「マイナ保険証」を巡り、医療保険を運営する健康保険組合などによる誤登録が2021年10月から22年11月末までに全国で約7300件あったことが12日、厚生労働省の調査で分かった。これが原因で、別人の医療情報を閲覧されたケースが5件あった。既に正しい情報に修正したという。厚労省は、関係機関に再発防止の徹底を求めた。

 個人情報漏えいの懸念が現実化し、カードの信頼が揺らぐ形となった。

 一方、総務省は12日、マイナカードを使って住民票の写しなどがコンビニで受け取れるサービスについて、別人の証明書が誤交付されたケースを東京・足立と横浜、川崎、徳島の4市区で延べ14件確認したと明らかにした。

 保険証との一体運用は、カードの利便性を向上させるため21年10月から本格的に始まった。健保組合などがマイナ保険証の情報を登録する際、誤ったマイナンバーを入力したのが原因とみられる。

 この結果、専用サイト「マイナポータル」などで、別人の処方薬や医療費といった情報が閲覧できるようになっていた。厚労省は、関係機関と連携し、生年月日や名前の情報と照合して、登録に誤りがないかどうか点検を徹底するとしている。

 コンビニ誤交付の内訳は足立区が2件、横浜市が10件、川崎市が1件、徳島市1件。徳島市のケースでは、戸籍全部事項証明書の一部情報が発行された。12日の参院地方創生・デジタル特別委員会で、立憲民主党の杉尾秀哉氏の質問に総務省が答弁した。

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