カーテンを開けると、サルスベリ
まだ、わが家は、5分咲き。
でも、癒される。
遅咲きのサルスベリ
満開になるのが楽しみ
雨近い庭
カーテンを開けると、サルスベリ
まだ、わが家は、5分咲き。
でも、癒される。
遅咲きのサルスベリ
満開になるのが楽しみ
雨近い庭
商品名は「ぷにゅ蔵(ぞう)くん」。縦15・5センチ、横13センチで、冷凍庫で冷やしても凍らない柔らかいゲル素材を使用。30秒ほど冷やすと肌の表面温度が13~14度低下し、感覚を鈍化させることで痛みを軽減する。
2021年に医療機関で臨床研究を実施。冷却パッドの効果を確認した。子どもの注射嫌いに向き合ってきた医療関係者から提案があり、タナックが開発に着手。3カ月ほどくり返し使える。1個3520円。6個セットで販売。同社の公式販売サイトなどで購入できる。
現在の乳がん検診は、マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)と乳房超音波(エコー)検査が主流だ。国民生活基礎調査によると、本県の40~69歳の乳がん検診受診率は、2022年で61.7%と全国で最も高い。一方で、マンモグラフィーは乳房を板で挟んで撮影するため、圧迫される痛みや乳房をさらす恥ずかしさで敬遠する人もいる。
ドゥイブス・サーチは、医師の高原太郎東海大工学部教授が考案した手法。各病院の既存のMRIで撮影する。乳房型にくりぬかれた専用ベッドにうつぶせになるため、圧迫感や痛みはない。加えて、検査着を着たままで受けることが可能だ。日本人に多いという高濃度乳房(デンスブレスト)にも適しているという。マンモグラフィーでは乳腺もがんも白く映るため判別が難しいが、MRIだとがんは黒く映るため発見が容易だという。
全国では20日現在、58施設が導入した。今年7月に山形徳洲会病院が、8月に庄内余目病院がそれぞれ運用を開始した。同病院は「乳がん罹患のピークは40~70代だが、30代でなる人もいる。早期発見のために定期的に検診してほしい」とした。
今夏の猛暑の影響で、熱中症や脱水症状などを発症し、自宅で亡くなる事例が県内で多数確認されていることが、青森市の警察医・町田光司医師(68)のまとめで分かった。同医師の医院に検視のため搬送された遺体は8月、70体と例年のほぼ2倍だった。エアコンがない室内で死亡した高齢男性の事例が目立った。町田医師は「過酷な猛暑から身を守るためには冷房が効いた施設を利用したり、氷や水で体を冷やしたりすることが重要。万が一のため、周囲とのつながりを保ち、連絡を取りやすくすることも大切だ」と話した。
町田医師は県内の警察の依頼を受け、異状死体の死因を調べる検視を行っている。今年の検視件数は5月が21体、6月が29体。7月は24日から31日までの1週間で20体と下旬に増加し全体で37体。8月は1カ月合計で70体に上った。同月14日の検視数は7体となり、同医師が1日に行った検視としては最多となった。
例年、同医師が行う年間検視数は約300件。1カ月で70体にも上ったことは「明らかに過酷な猛暑の影響」と説明する。
8月の70体のうち男性が48体と女性(22体)の約2倍となった。全体の9割以上が60~90代の高齢者だった。エアコンがない室内で発見されることが多く、高温のため遺体の損傷が激しいケースが目立った。
死因は、脱水、熱中症、循環不全など、高温を起因として複数の症状が重なった事例が多かった。心筋梗塞や脳出血のほか、新型コロナウイルス陽性の遺体も確認した。経済的理由で栄養状態が悪い中で、高温が体力を奪ったとみられるケースもあった。
町田医師は、男性の異状死が多い理由について「外部との交流が少ないため、容体が悪化しても周囲に気づかれず、発見が遅れるのではないか」と推測。「猛暑は、脱水症状や熱中症など体に悪い影響を及ぼす。暑い室内に長時間いると感覚がまひし、状態の変化に気づかないこともある」とし「来年以降も記録的な暑さが続く可能性がある。冷房がある場所で過ごすなど、自分で自分の身を守ることが大切だ」と語った。
内臓脂肪が少ない人の腸内に多い「痩せ菌」として知られる「ブラウティア菌」について、弘前大学農学生命科学部の前多隼人准教授(43)らの研究グループが、取り扱いやすいよう滅菌し粉状にしたものを口から摂取しても、内臓脂肪を減らし血糖値の上昇を抑える効果があることをマウスを使った実験で確かめた。食べることで生活習慣病を予防できる商品の開発など、弘大発の岩木健康増進プロジェクト(岩木健診)で見つかった「痩せ菌」の実用化に向けて一歩前進した。
岩木健診は、弘大が弘前市岩木地区の住民を対象に約20年にわたり行っている大規模な健康診断。この健診で集めた膨大なデータを使って、2019年に弘大、東京大学、花王(本社東京)が共同で、ブラウティア菌が多い人ほど内臓脂肪が少ないことを確かめた。
20年からはこの成果の活用を目指し、前多准教授らが研究をスタート。ブラウティア菌を培養して増やし、加熱滅菌してから、フリーズドライ加工して粉状にした。通常食、高脂肪食、高脂肪食と滅菌したブラウティア菌を食べる三つのグループに分け、マウスに与えた。
腸内細菌の分布が変わる11週間後、マウスの内臓脂肪量やふん、血液などを調べたところ、高脂肪食のみ食べていたマウスに比べて、菌も摂取していたマウスは、内臓脂肪、血糖値などが健康的であることが分かった。
また、高脂肪食のみのマウスの腸内では、ブラウティア菌がほどんと検出されなくなったが、同じ高脂肪食を食べていても菌も取っていれば、生きたブラウティア菌が腸内で増えていた。
研究成果は、8月25日付で生物学の国際誌に掲載された。花王と共同で特許出願も済ませた。今後、食事指導に生かせるよう、どんな食材にブラウティア菌が含まれているかの研究も進める。
前多准教授は「弘前発の岩木健診で明らかになったエビデンス(根拠)を使って、世界に広がっていくかもしれない研究の発端に携わることができた」と話した。