Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

エゴン・ヴェレスの交響曲第6番作品95を聴く

2015-03-31 21:05:51 | 古典~現代音楽オーストリア編
今日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1885年オーストリア生まれの作曲家、
エゴン・ヴェレスが1965年に作曲した交響曲第6番作品95である。
今回聴いたCDは、ゴットフリート・ラブル指揮、
ウィーン放送交響楽団の演奏による。
第一楽章ゆっくりとそして引きずるようには、
金管楽器と弦楽器により重々しくそして荒々しく始まる。
奏でられる旋律は悲痛な感じが伝わってくる。
深刻さと空虚さ、そして新ウィーン楽派からの影響を感じさせ、
神秘的な部分と狂乱した世界を描いていく感じである。
最後は荒々しさをみせながら盛り上がり、
不協和音を鳴らし、息詰まるような感じで最後終わる。
第二楽章軽やかには、弦楽器が流れるようで、
不安そうな旋律が奏でて始まり、盛り上がって行く。
最後盛り上がったところで終わる。
第三楽章アダージョは、ヴァイオリンか木管楽器のやりとりが面白い。 
弦楽器と木管楽器により神秘的な感じで最後静かに終わる。
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エゴン・ヴェレスの交響的エピローグ作品110を聴く

2015-03-23 06:37:59 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1885年オーストリア生まれのヴェレスが
1969年に作曲した交響的エピローグ作品110である。
彼の生前には初演されなかった作品で、
初演は1977年3月13日ウィーンで行われた。
今回聴いたCDは、ゴットフリート・ラブル指揮、
ウィーン放送交響楽団の演奏によるもの。
ティンパニら打楽器と弦楽器により重々しく始まる。
金管楽器も加わりながら、緊張感ある音楽が展開される。
ファゴットなど木管楽器も絡みながら空虚な感じが、
そして弦楽器と打楽器により荒々しい感じが表現され、
ハープの音が神秘的な部分を与え、
これらの主題をもとに展開されていき、
ハープの音と弦楽器の音と木管楽器が残り、
最後は大音響による一撃で終わる。
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アントン・ウェーベルンのピアノのための変奏曲作品27を聴く

2015-03-15 15:17:06 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日まで沖縄にいたため、二日間ブログの更新ができずにいました。
今回取り上げるのは1883年オーストリア生まれのウェーベルンが、
1936年に作曲したピアノのための変奏曲作品27である。
今回聴いたCDは、イヴォンヌ・ロリオのピアノ演奏によるもの。
「中庸に」でゆったりとした音型がピアノによって示されて、
その音型は変形され、次の「速く」で鋭く荒々しさを加える。
「静かに」の部分に入るといったん穏やかになり、
12音による配列音型はまた変形をし、最後は深遠な感じで終わる。
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ミヒャエル・ハイドンの交響曲変ホ長調P.26を聴く

2015-03-10 06:16:20 | 古典~現代音楽オーストリア編
一昨日、昨日とウォーキングは休みました。
今回取り上げるのは1737年オーストリア生まれのミヒャエル・ハイドンが、
1788年に作曲した交響曲変ホ長調P.26である。
聴いたCDは、エルヴィン・アッチェル指揮、
オラデラ室内管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・コン・ブリオは、
軽快で生き生きとした旋律が弦楽器によって奏でられ、
それにホルンも絡みながら始まる。
木管楽器がその旋律を引き継いでいく。
再び弦楽器が旋律を奏でるところから短い展開部となり、
最後は再び主題を奏でて、最後穏やかに終わる。
第二楽章アダージエットは、弦楽器のみで始まる。
のどかな感じの旋律に、ファゴットが絡んでいく。
弦楽器と木管楽器の旋律のやりとりがいい。
第三楽章フィナーレ(フガート):アレグロは、
弦楽器が主題を奏でて始まり、
木管楽器も加わりながら、フーガ風の展開がされていく。
ホルンなども絡みながら、最後は堂々とした感じで終わる。
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フランツ・シュレーカーの交響曲ニ短調作品1を聴く

2015-03-07 10:43:18 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1878年ドイツ生まれのシュレーカーが、
1899年に作曲した交響曲ニ短調作品1である。
聴いたCDは、ペーター・ギュルケ指揮、
ケルン放送管弦楽団演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・ノン・トロッポは、
弦楽器が繰り返す不安な感じを抱かせる音型に乗って、
勇ましい感じの第一主題が金管楽器によって力強く奏でられる。
対照的に第二主題は優しく甘美な感じの旋律である。
ワグナー風の主題であるこれら主題が登場する提示部は反復される。
これら主題は展開部に入って変形されていくが、展開部は短い。
再現部で二つの主題が繰り返されて、
ドラマティックに盛り上がったあと悲劇的な感じで最後終わる。
第二楽章プレストは、不安な感じを思わせる音型に乗って、
速いテンポで流れるような旋律が奏でられて始まる。
牧歌的でもあるこの旋律は繰り返されたあと、
この主題をもとに展開されていく三部形式の楽章である。
中間部のトリオは伸びやかな旋律が奏でられていく。
クラリネットなどの木管楽器が活躍する。
そして冒頭の部分が繰り返されて、最後力強く終わる。
第三楽章アンダンテは、弦楽器の奏でる音型の上で、
ホルンが牧歌的な旋律を奏でて始まり、
これに木管楽器も絡んでいき、曲が進行する。
中間で打楽器や金管楽器によりドラマティックに盛り上がり、
ここはブルックナー風な感じも受ける。
冒頭の旋律が再び弦楽器によって現れ、
最後は木管楽器と弦楽器中心に穏やかに終わる。
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