Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ヨゼフ・ハイドンの交響曲第38番ハ長調Hob.Ⅰ-38を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2010-06-30 14:08:23 | ヨーゼフ・ハイドンの作品
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1732年生まれのヨゼフ・ハイドンの作品。
有名な作曲家であるので経歴については省略する。
交響曲第38番ハ長調Hob.Ⅰ-38は1766年頃に作曲された。
今回聴いたCDは、トレヴァー・ピノック指揮、
イングリッシュ・コンサートの演奏による。
ピノック盤は軽快な演奏でなかなかいい。
第一楽章アレグロ・ディ・モルトは、
第一主題は金管楽器も加わり冒頭から華やかな祝典風である。
第二主題は穏やかで優雅な感じの旋律である。
提示部が繰り返されたあと、展開部に入り
最後二つの主題が再現され、堂々とした感じで終わる。

第二楽章アンダンテ・モルトは、ゆったりとした楽章。
弦楽器合奏のみによる優雅な旋律が奏される。
最初の繰り返しの前に現れる下降する2音は、
かっこうが対話をしあっているようにも聴こえる。
第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの対話が続き、
最後も最初の繰り返しの前と同じく、
かっこうを模倣した音が対話して静かに終わる。
第三楽章メヌエット:アレグロは、三部形式で書かれており、
金管楽器が加わり、堂々とした感じのメヌエットである。
中間部トリオはオーボエのソロが美しい旋律を聴かせ、
再び冒頭の堂々としたメヌエットが奏されて終わる。
第四楽章フィナーレ:アレグロ・ディ・モルトは、
軽快で堂々とした音楽の中、オーボエ・ソロが活躍する。
オーボエ協奏曲であるかのように活躍し、重要な役割を果たす。
最後は金管楽器も加わりトッティで堂々とした感じで終わる。
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ルイ・シュポーアの「ファウスト」序曲作品60を聴きながら、二俣川から希望が丘まで歩く

2010-06-29 05:24:42 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は二俣川から希望が丘まで往復して歩きました。
途中聴いたのは1784年ドイツ生まれの作曲家シュポーアの作品である。
彼の経歴については以前触れたので省略する。
「ファウスト」序曲作品60は1813年に作曲された。
初演はウェーバーの指揮により、プラハで1816年9月1日行われたようだ。
今回聴いたCDは、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
モスクワ音楽院交響楽団の演奏による。

序曲は、4分足らずの作品である。
弦楽器中心に始まる堂々とした主題が奏され、
金管楽器が加わり、華やかさが加わる。
弦楽器を中心に木管楽器も加わり、ロマンティックな旋律が奏される。
ワグナーの初期の作品を感じさせるような音楽で、
序曲のあと続くドラマティックな展開を感じさせる。
金管楽器が鳴り響くところはブルックナーを少し感じさせる。
情熱的な盛り上がりをみせて最後は堂々と終わる。
シュポーアというとどうしても室内楽曲のイメージがあるが、
管弦楽曲もなかなかのようで、交響曲も買って聴いてみたいものである。
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ミヒャエル・ハイドンの交響曲変ロ長調P.28を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2010-06-28 05:36:58 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
夕方からは晴れて、歩くチャンスと思って歩きました。
途中聴いたのは1737年生まれのミヒャエル・ハイドンの作品である。
彼の経歴については以前触れたので省略する。
交響曲変ロ長調P.28は1788年に作曲された。
今回聴いたCDは、エルヴィン・アッチェル指揮、
オラデラ室内管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・コン・フォーコは、ソナタ形式で書かれている。
弦楽器が舞踏風の第一主題を奏して始まり、ホルンも加わる。
第二主題は対照的で優雅な感じのある旋律である。
展開部は第一主題中心に、刻々と変化しているかのように展開される。
やがて、二つの主題が再現され、華やかな中に堂々と終わる。

第二楽章アンダンテ・コン・エスプレショーネは、
弦楽器がセレナーデ風な音楽をゆったりと奏でる中で、
ファゴットやオーボエなど木管楽器が活躍する。
ゆったりとした中に宮廷的な華やかさがある。
第三楽章ロンド:プレスト・モルトは、
弦楽器の速い軽快な旋律にホルンが絡みながら進んでいく。
最初の主題をもとに音楽は展開され、
金管楽器と弦楽器により最後華やかに終わる。
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フランツ・シューベルトのピアノ・ソナタ第14番イ短調作品143(D.784)を聴く

2010-06-27 06:43:48 | フランツ・シューベルトの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1797年生まれのシューベルトの作品である。
彼の経歴については以前触れたので省略する。
ピアノ・ソナタ第14番イ短調作品143(D.784)は1823年に作曲された。
今回聴いたCDは、ラドゥ・ルプーのピアノ演奏による。
技巧的な作品というよりは内面的な音楽であり、彼が当時病気にかかり、
経済的にも苦しい状況にあったことも関係しているようである。
第一楽章アレグロ・ジュストは、ソナタ形式である。
冒頭のユニゾンで始まる第一主題は何か訴えかけるようでもある。
第二主題は穏やかなコラール風の旋律で対照的である。
展開部は第一主題を中心に扱われていくが、叙情的である。
再現部を経て、最後は穏やかな感じで静かに終わる。

第二楽章アンダンテは、変則的な三部形式で書かれている。
シューベルトらしい叙情的で歌うような旋律が奏でられる。
穏やかな部分と情熱的な部分が交互しながら、
最後は最初の旋律が奏され、静かに終わる。
第三楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、
ロンド・ソナタ形式で書かれている。
軽快で流れるような第一主題は華やかさをもっている。
対照的に第二主題は歌うような旋律である。
この対照的な二つの主題を扱いながら曲は進行していくが、
その技法はなかなかのものだなあと感じさせる。
圧倒的な感じで力強く終わるコーダもいい。
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エルンスト・トッホの交響曲第4番作品80を聴きながら三枚町から西谷まで歩く

2010-06-26 11:57:30 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは1887年生まれのトッホの作品である。
彼の経歴については以前触れたので省略する。
交響曲第4番作品80は1957年に作曲されたようだ。
今回聴いたCDは、アラン・フランシス指揮、
ベルリン放送交響楽団の演奏による。
作曲家エドワード・マグダウエルの妻、
マリアン・マグダウエルに献呈されている。
未亡人となっていた彼女の死をきっかけに作曲されたようだ。

第一楽章の冒頭はその彼女の死を思わせるように、
弦楽器のユニゾンでゆったりと始まる。
モルト・ドルチェのこの部分は弦楽器中心に音楽が進み、
やがてフルートなど管楽器が加わるが、
それでも孤独を感じさせるような音楽である。
いったん、少し軽快な音楽となるが、再び最初の主題が登場し、
やがて金管楽器が加わり盛りあがりをみせるが、
それが終わると再び弦楽のユニゾンによる音楽となり、
そのまま消えるように静かに終わる。

第二楽章テキスト1~生き生きと(コン・ブリオ)は、
マリアン・マグダウエルの死への深い悲しみ、
彼女と最初に会ったのが96歳の時であったことなど述べられ、
そのあとのコン・ブリオの部分では、軽快なテンポで、
オーケストラによる幻想的な室内楽風の音楽が奏でられる。
第三楽章テキスト2~モルト・グラーヴェは、
彼女が行ってきた仕事についての賛辞が述べられる。
そして弦楽合奏により重々しい感じの音楽が奏でられる。
やがて管楽器が加わり、ヴァイオリン・ソロが活躍し、
室内楽風の音楽となり、再び弦楽合奏のみの音楽となる。
そして弦楽器と金管楽器・木管楽器がかけあいながら、
徐々に壮大な音楽となっていき盛り上がりをみせていく。
それが終わるとティンパニの音が弱々しく響き、
クラリネットがそれに応えるようにして入り、
再び弦楽器と管楽器によるゆったりとした音楽となり、
ヴァイオリン・ソロが残り、最後静かに終わる。
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