Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アーノルド・バックスの「魔法がかけられた夏」を聴く

2013-03-31 12:01:37 | アーノルド・バックスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1910年に作曲された「魔法がかけられた夏」である。
イギリスの詩人パーシー・ビッシュ・シェリーの詩、
「鎖を解かれたプロメテウス」の第二幕第二場の部分を
テキストとして使用しているようである。
初演は1912年3月13日ロンドンで行われた。
今回聴いたCDはアン・ウィリアムス=キングのソプラノ、
リノア・マクウィーターのソプラノ、バリー・グリフィスのソロ・ヴァイオリン、
ブライトン・フェスティバル合唱団、ヴァーノン・ハンドリー指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
弦楽器とハープにより神秘的に始まり、木管楽器も絡み、
ヴァイオリン・ソロも絡み、音楽はデリーアス風でもある。
森の精霊の合唱が入るとさらに幻想的で甘美な音楽となっていく。
そして金管楽器も加わりドラマティックに盛り上がりをみせたりする。
やがてヴァイオリン・ソロと木管楽器により静かな音楽が繰り広げられ、
第一の牧神と第二の牧神の対話が二人のソプラノ独唱により交互に歌われ、
徐々に盛り上がりをみせたあと、再び牧歌的な音楽が続き、最後静かに終わる。
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アーノルド・バックスの「祖国」を聴く

2013-03-30 07:54:30 | アーノルド・バックスの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1907年に作曲され、1934年改訂された「祖国」である。
バックス24歳の時の作品で、初演は1909年リヴァプールで行われた。
今回聴いたCDはマーティン・ヒルのテノール、
ブライトン・フェスティバル合唱団、
ヴァーノン・ハンドリー指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
弦楽器と金管楽器により力強く始まり、
ハープの音に導かれ、テノールが歌い出す。
そして合唱も加わり、テノール中心に祖国を賛美していく。
歌詞はフィンランドの国歌の作詞家としても有名な詩人
ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリ
(ヨハン・ルートヴィヒ・ルーネベリ)のもの。
最後は管弦楽と合唱で盛り上って力強く終わる。
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アーノルド・バックスの弦楽四重奏曲第3番ヘ長調を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2013-03-29 09:19:47 | アーノルド・バックスの作品
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1936年に作曲された弦楽四重奏曲第3番ヘ長調である。
初演は翌年5月BBCナショナル・プログラムで行われた。
今回聴いたCDはマッジーニ四重奏団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロは、ピッチカートによる緊迫した中、
生き生きとした躍動的な第一主題が奏でられて始まる。
対照的な第二主題はおだやかで優しい感じである。
この提示部が終わると展開部に入り、第一主題から変形されていく。
このあたりの主題の展開の手法には熟練した作曲技法が見受けられる。
再現部を経て、最後は第一主題を中心に盛り上って力強く終わる。

第二楽章ポコ・レントは、おだやかな旋律が奏でられて始まる。
しかし、やや影を持った感じで、その主題を繰り返しながら、
時には盛り上がり、時には静かな感じになり、これを繰り返していく。
様々なスタイルで主題が繰り返され、そのあたりの技法もなかなかである。
最後は消え入るようにして終わる。
第三楽章スケルツォとトリオは、せわしない感じで始まる。
速く軽快な旋律が奏でられ、荒々しい部分もみせていく。
中間のトリオはおだやかで牧歌的な感じである。
再び最初の部分が繰り返されて終わる。
第四楽章アレグロは、力強い感じの旋律が堂々と奏されて始まる。
生き生きと弾んだ明るい旋律が繰り返し奏でられていき、
終わりの方ではおだやかな感じになり、
最後は再び盛り上がり、力強く終わる。
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アーノルド・バックスの「蛇の踊り」を聴く

2013-03-28 06:14:09 | アーノルド・バックスの作品
昨日は三枚町から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
今回とりあげるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1929年に作曲された「蛇の踊り」である。
今回聴いたCDはエリック・パーキンのピアノ演奏によるもの。
一撃のように一連の音型が示されたあと、
感傷的な旋律が繰り返されていく。
中間部は対照的に情熱的な旋律が現れる。
再び最初の感傷的な旋律が現れて、最後盛り上って終わる。
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アーノルド・バックスのロシア組曲を聴く、そして三枚町から鶴ヶ峰まで歩く

2013-03-27 07:00:11 | アーノルド・バックスの作品
昨日は三枚町から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
今回とりあげるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1919年に作曲されたロシア組曲である。
今回聴いたCDはブライデン・トムソン指揮、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
原曲はピアノ曲で、それをバックスがオーケストレーションしたものだが、
第2曲ノクターンはグレアム・パレットが管弦楽に編曲している。
第1曲ゴパックは、荒々しく力強いロシア舞曲であり、
オーケストレーション化されたことで色彩感溢れている。
中間部の対照的な牧歌的でおだやかな部分を経て、
再び冒頭の荒々しく力強いロシア舞曲風の部分が繰り返され手終わる。
第2曲ノクターンは、弦楽器中心にロマンティックな旋律が奏でられ、
木管楽器や金管楽器が絡んでいき、ドラマティックに盛り上がる。
幻想的な部分も見せながら、木管楽器が牧歌的な雰囲気を漂わせ、
ハープと弦楽器により最後は消え入るように静かに終わる。
第3曲ウォッカの店にては、第1曲と同様に舞曲風に始まる。
金管楽器と打楽器が加わることで荒々しさと力強さが増し、
原曲とは違う味わいを感じることができる曲である。
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